この日は前回改めて認識したように、とにかく竹刀を力で振るのではなく、手の内を使えるように、というのを意識しました。
手の内のなんたるかは、結局のところわかってないです。単に手首のスナップ的な認識だと、自分の打ちの根本的な課題を解消しないということだけはわかります。
要は、小さくてもしっかり上から振る、ということができるようになりたい。振る際に、余計な力が多いと、竹刀の先端が走らない。
まずは余計な力を抜いた打ち方の意識として、大きく振りかぶって左手だけで振る素振りのイメージを持っています。振り下ろしでは左手で竹刀を少し放るような感じ。これを小さい打突でやるようなイメージで取り組んでみました。
もう一つは、ぬるーっと前に出るような感じにせず、完全に止まった状態から打突に入るというのを意識しました。
その結果、この日は良い打ちが何本かできて、所属道場の館長先生にも「今日は非常に良い打ちが何本かあった。」と評価いただけて嬉しかった^^
しかし最初に書いた「脱力して手の内を効かせた打突」はあんまりできてなかったと思います。どちらかというと2番目の「完全に止まった状態から打突に入る」のほうのコツを掴めてきた感じです。
最近、ようやくなんですが、「自分の間合い」というのがわかりかけてきた気がします。そして自分の間合いのほんのわずか手前での攻防の感じを掴みかけてきている気がします。
このギリギリのところで、相手と合気になる過程の中で、すこしずつ前足に荷重が載ってきてるのに気付きました。これ、後ろに乗りすぎててでもダメで、前に出る勢いのためにはある程度前にものってる必要があると今は考えています。しかし一旦前にのるとそのままのことが多く、そうすると相手からするとぬる〜〜っと出てきてるように見えるのかな、と。
合気の瞬間に近くにつれ、攻める気持ちがそのまま前足荷重になって、そのままになりがちなのを、抑えたり、リバランスするようにしたという感じでしょうか。
結果的に、今日は飛び込み面がよく当たった。当たり方も上に跳ねるような感じではなく、ガスっと入ったし、身体も前にいけて勢いもあったし良かった気がする。
なんとなく方向性は良い気がするので、次の稽古でも引き続きこの感覚を工夫していきたいと思います。
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