いつの間にかパッキャオも40歳になってるようですね。
6階級王者で現WBA世界チャンピオンのパッキャオが10歳年下の29戦無敗のサーマンと王座統一戦。
結果、判定で勝利しました^^
1ラウンド始まったのをみてると、体格にまさるサーマンが優勢に進めるかなあ・・・?という印象。
パッキャオの動きも良いが、やはり全盛期に比べると微妙にもったりしてるように見える。
ジリジリ押されるかなあ、、、と思いはじめるとパッキャオが鋭い攻撃をみせて押し返す。
そんなこんなしてるうちに、パッキャオがボディ→ストレートのコンビネーションであっさりサーマンからダウンを奪ってしまう。
たいして効いてるような感じではなくて、実際、ラウンドが進んでもサーマンはダウンの影響というのは特にみられないように思えました。
全体的にはサーマンがパンチを当てていて、流れを掴むか・・・というあたりでパッキャオが反撃してリセットする、という感じに自分は見えました。序盤はダウンがある分、パッキャオ優勢か。
とはいえ、やっぱり体格に勝り、10歳若い30歳のサーマンの圧力が強くみえ、パッキャオは体力が切れたら一気に持っていかれるのではないか、とみててハラハラしました。
しかしパッキャオは全然疲れた様子を見せない。異様な体力というか、まじすごいと思った。
サーマンは29勝のうち22KOという戦績からもパンチ力がある選手。
中盤以降、パッキャオは結構良いパンチをもらい始めたので、どうかとおもったけど、12ラウンド全く失速することなく戦えてました。打たれ強さも40歳にして全然衰えてないように見える。それにしても体力。。。すげえ体力。
さて、中盤はサーマンが優勢に見えました。流れを持っていかれた、、、と危ぶんでいたのですが、10R、パッキャオのボディが深く突き刺さると、サーマンは明らかに効いた様子を見せる。
中盤では流れを持っていかれてこのままの流れだと判定で負けかも?という印象だったパッキャオはここで盛り返しました。
11ラウンドはサーマンが良いパンチを与えてパッキャオを後退させるも、さらにパッキャオが反撃。
結果判定ですが、手数ではサーマンが勝ち、与えたダメージではパッキャオという印象。
中盤以降、パッキャオが顔面に良いパンチをもらいまくってるのが印象悪く、私としてはパッキャオは僅差で判定負けかな?と実は思ったのですが、結果はスプリットデシジョンではありましたが、パッキャオ勝利。
序盤の優勢と後半巻き返しによって逃げ切った感でしょうか。私はボクシングはまったく素人で印象でしか優勢とか劣勢とかがわからないので、今度からラウンド毎に採点のメモつけてみようかな^^
パッキャオを応援してるので勝利は嬉しいのですが、正直サーマンは勝てる試合だった気もします。
サーマンのここがイマイチだなと思ったところは、
パンチもらって効いた!というのがわかりやすすぎること。
ある意味、ボブサップ的といえる。
ボブサップもパンチもらうと「痛え〜〜〜」という感じで丸まってしまいますが、あれにやや近い感じがしましたw
それだけパッキャオのパンチが強いということもあるのかもしれませんが、あんなわかりやすく「効きました」という顔をしちゃうと、相手は勢いづいちゃうよなあ、と。10Rのボディはしょうがないと思いますが、そこかしこで「今、パンチ効いたのでちょっと休む」みたいな感じに見えたんですよね、
あと、スキルフルでいろんなリズムや角度からの攻撃はうまい!と思わせるものですが、どうも慎重すぎた気もする。
あと一歩のところで攻撃をやめちゃうような感じがしました。
パッキャオの強いパンチを警戒してるからだと思いますが、せっかく押し込んでもそこで踏み込まないのか、と思うようなシーンがちょいちょいありました。
パッキャオはまぎれもなくボクシング界の生ける伝説^^
40歳でまだ世界のトップランクであることを証明したと思いますが、やっぱり30代とはちがうなあと正直思った。
相手の体格が勝るからというのもあると思いますが、やっぱりかつてあった身体の強靭さというのが落ちていて、サーマンが押しに押し込んでいったらどうだったんだろう、、、とちょっと思った。
パッキャオは動きも良くて好調だと感じたけど、1ラウンド目始まったばかりの時は、ひょっとしたらKO負けする恐れがある、、、と見てて思っちゃったんですよね。
でも勝った。やっぱすごい。このままじゃやばい、というところで猛然と反撃して自分に流れをまた持ってくるあの感じはすごかった。
ともかく熱戦でした。面白かった^^
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