来週末のライブでは、1曲目だけ私だけ半音下げチューニングでした。
他のパート確認してなくて、当然皆もそうかと思ってたら私だけ半音下げというTABになっておりました。
で、今回B’zということでちょいちょいアームも使うので、そうなるとステージ上でチューニングし直すのは時間かかるし、今更半音下げにTabを読み替えるのは嫌だ。開放弦もよく使うし、何より面倒。ということで、ギター2本体制になってました。
それをギター1本にするための邪道な機材を導入。
経緯はどうでもいいかもしれませんが、一応書くと、こういうことなわけです。
そもそも、ぱちもんのもう一人のギターのマーラさんとは、お互いにお互いの荷物をより増やす、より重くする方向に誘導し合っています。
例えるならばこういうことですね。
例1)「マーラさん、やっぱこないだのキャビが音良かった。あれでライブすべき。キャビを持ち込むべき」
例2)(現在のマーラさんアンプがクリーンが出ない激歪みアンプであることを受けて)「もう一台クリーン用のアンプを持ち込んでアンプスイッチャーで切り替えよう」
まあこういう感じで、より相手の荷物を増やす方向性に決まっています。エントロピー増大の法則、、、とは違うけど、言うなれば機材重量増大の定理というか、まあそういう感じ。あれ気になってるんだよね、とか言おうものなら、買え買え攻撃しかお互いに繰り出しません。それはやめたほうが、、、とか言ったことも言われたこともないw
そんな中、マーラさんから珍しく「機材重量を減らす方向のそそのかし」を受けて、虚を突かれてころっとやられた。
それがこれ。
なんで箱の写真しかないかというと、本体はエフェクターボード内であり、そしてボードは車の中であり、午前中の猛暑の中の剣道稽古で熱中症っぽくなりとても持ってくる気力がないから。
ともかくこれはなにかというと、「チューニングを下げるエフェクター」です。
下げることしかできません。
レギュラーチューニングのギターでもこれを通せば、出てくる音は半音下げから1オクターブ下まで自由自在だぜ、という一方向に偏ったエフェクターですw
これがあれば、ギターは1本で済む。運搬の手間もライブで持ちかえる必要もないし、MCどこで入れるかとか曲の流れも阻害しないではないか、というのがマーラさんの唆しでした。
でも絶対そんなの不自然な感じになりそうだし、嫌だとおもったのです。
自分なりに、好きな音色の追求のためにこれまでブログでああだこうだいろいろ言ってるくせに、ここでデジタルにピッチ補正するってどうなのさ、、、と。
が、好奇心に負けた。
大村孝佳さんもライブで使ってるとか聞いて、え、そんなに使えるの?それって?と思ったのが敗因。
しかし、仕事が忙しく、とても買いになど行けない。そうしたら、マーラさんが「僕買ってきます」と。
じゃあ、お願いしますので引き取ってきて一足先に試して!と依頼。
その時私が予見したのは、「買ってきました!試しましたけど、これクソですねww」と言われる未来。
そのクソ呼ばわりされたものを次回練習で買い取る私、、、それもまたいとおかしか、と思ったのですが、これが意外に良かった。
昨日の練習で使ったのですが、すごい使える。
というか言われなければ誰もデジタルにピッチ補正されたものだとは気づかなかっただろう。
マーラさんも言ってましたが、わずかにアタックが鈍る感じはあります。でもライブでギター1本持ち込み省略できたり、セトリの流れを阻害せずに行けるのはメリットです。
おお、なんて便利なんだ。
めっちゃ用途限定的だけど、便利なシチュエーションではこの上なく便利というか。
というわけで、このDropに興味がある方はぜひ来週末のライブを見にきていただきたく。
君らのライブには興味ないけどDropにはある、という感じできていただければ。なんてw
しかし持ってるギターをなるべく使いたい私からすれば、チューニング違いが2曲あればこんなの使わないかも、、、というめっちゃ用途限定的なものであり、そういう意味ではすげー贅沢なものを買ってしまった。。。
自分の中では2番目に贅沢なペダルです。
最強に贅沢No1なのはこれ。
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