富士ヒルに向けて戦略を練る 〜5kmごとの目標平均時速を計算〜

日本最大のロードバイクイベントと言われる富士ヒルですが、エントリーしています!

富士北嶺公園からスタートして五合目までを自転車で登るという、ロードバイクやってない人には意味不明なイベントです!

コースマップ

想像するだけでキツい、、、感じですが、意外なことに完走率98%だそうです。その2%になる恐怖がちとありますけども。。。

魅惑のフィニッシャーリング

富士ヒルは、完走者に「フィニッシャーリング」という完走証明みたいなものをくれるそうです。なんて粋なんでしょう!これは欲しい。

ブルー完走者全員
ブロンズ90分以下
シルバー75分以下
ゴールド65分以下
プラチナ60分以下

よく耳にすることですが、脱初心者一つの目安が「ブロンズ獲得」だとか?

しかし私としては主張したい。

富士山の五合目まで自転車でわざわざ登るイベントに参加する時点で初心者ではない、と。

ハルヒルにも言えますが、レースイベントに出場してる時点ですでに初心者じゃないと強く思うんですけどね。。。

【富士ヒル】フィニッシャーリングの獲得割合
悩めるローディ富士ヒル完走するとブロンズとかのリングもらえるけどどのような獲得分布になっているんだろう・・・という疑問をお持ちの方向けに公式が出しているリザルトを元に獲得割合を見ていきましょう2022年度サマリーリング割合2022vs202

ここのブログを拝見すると、公式からリング獲得の割合を計算してくれています。これによるとプラチナはわずか0.33%。ブロンズは27.66%だそうです。

なんとなく感覚的に、ブロンズは剣道4段。シルバーは6段。ゴールドは7段でプラチナは8段か?

余計にわかりにくくなったかもしれませんがw

とにかくブロンズとブロンズ未満は結構な差があるイメージ。わずかな差なんだけど、越えられない壁的な印象です。

ブロンズリング獲得にはどうすれば・・・?

ロードバイク歴1年で特にトレーニングらしいトレーニングもしてない40代後半の自分。果たしてブロンズリングはどれほど難しいのか。。。

上のサイトを更に見ていくと、年代別もグラフ化してくれていますが、40代後半からぐっとブロンズ割合が減っていくなあ。。。やはり難易度高そうではあります。

しかも試走もまだしてないので全然きつさがわからない。やはり試走は一回くらいはしておきたいところなのですが。今の所、試走できる日がない・・・

ぶっつけ本番の可能性が高いです。

整理すると、富士ヒルはタイム計測地点からフィニッシュまで24km。1255mアップ、平均勾配5.2%だそうです。10%を超えるようなところはないようです。

しかし距離が長く、斜度はきつくない代わりにすげー速く走るってことですよね。。。別の辛さがあるのが透けて見えます。

さて、まずどの程度のスピードで走ればいいのか。

24kmを90分なので単純計算すると、平均時速16km/hを維持する必要があります。

・・・

24kmもの平均5.2%の坂道を時速16km/hで90分走り続ける・・・だと?

ちなみに平均完走タイムの1時間49分で計算すると、だいたい平均時速13km/hとかになり、まあそれはまあいけるかな、という数値になってきます。

しかし平均時速16km/hを想像すると、やはり届きそうで、すこし届かない。あと少しのようで厳然たる差があるような気がする。

それがブロンズ人非ブロンズ人の差なのでしょう。うん、やはり剣道3段と4段の差に近い気がするぞ。

5km/hごとの目標平均時速とかタイムを算出し、ペース配分戦略

いろんな方の攻略ブログを読み始めてるのですが、だいたい「序盤頑張りすぎない」「後半の平坦で速度を出す」とあります。

問題は頑張りすぎないというのがよくわからない。小さじ「少々」よりも加減がわからない。

頑張りすぎなかった結果、頑張りすぎなかったなりの結果がでてどうしようもないということが普通に起こりそうです。

いろんな方のブログに、公式が出している各セクションの目標タイムというのがあるのですが、どうもそのページが無くなってしまったようですね。。。仕方ないので拝借して掲載させていただきます。

ほおほお。これはいい。

計測開始地点にきたらGARMINのサイコンのラップボタンを押せば、あとは5kmごとに勝手に計測してくれるではないですか。

で、上の表のメモをロードバイクのトップチューブあたりに貼り付けておけば良い。あとはサイコンがラップを出すたびに比較してペースをコントロール可能です。

さらにこのタイムから逆算して、平均時速を出しておけば、道中のペース配分もできる。

計算すると、

ブロンズ獲得に必要な5kmごとの平均時速

距離経過時間スプリットタイム平均時速
5km00:20:2320分23秒14.7km/h
10km00:38:3818分15秒16.4km/h
15km00:57:1218分34秒16.2km/h
20km01:16:0918分57秒15.8km/h
25km01:28:0011分51秒25.3km/h

・・・

序盤頑張りすぎないほうがいいとか言っても、この程度の差かあ。計算してみてよかった。

結局これくらいのスピードで走り続けなければならないということですね。それにしても最後の5km、11分51秒かあ。。。19kmも登ったあとの最後の5km。1〜2%はあるでしょうし、普通にやばいほどきつそうです。

ともあれ、このメモを自転車に取り付ければペース配分はできそうですね。

ただ問題は、実際走ってみて全然こんなペースでは全然走れないことに気づいたときに、心が折れやすいという欠点があるかもw

シルバー、ゴールド獲得に必要な5kmごとの平均時速

ついでにシルバー以上も出してみました。

<シルバー獲得に必要な目安>

距離経過時間スプリットタイム平均時速
5km00:17:0817分8秒17.5km/h
10km00:32:2915分21秒19.5km/h
15km00:48:0615分37秒19.2km/h
20km01:04:0215分56秒18.8km/h
25km01:14:009分58秒30.1km/h

うーん、やばい。これは無理というのがこの時点で透けて見える。

ではゴールドは・・・?

<ゴールド獲得に必要な目安>

距離経過時間スプリットタイム平均時速
5km00:14:5614分56秒20.1km/h
10km00:28:1913分23秒22.4km/h
15km00:41:5613分37秒22.0km/h
20km00:55:4913分53秒21.6km/h
25km01:04:308分41秒34.5km/h

やばい・・・驚愕のスピード。こうやって計算すると、ブロンズ・シルバー・ゴールドの実力差がよくわかりますね。。。

この上にさらに5分を削ってくるプラチナ人はもはや人ではなく人外と言えるでしょう。

ちなみにポガチャルとかが本気で富士ヒル走ったらどれだけのタイムが出るのでしょうね。

やはり試走したい

そもそもヒルクライムって先がわからないからきつい、というのもかなりあります。

その意味でぶっつけ本番はきつい。。。一回でも走ったことがあるのとないのではきつさが違う。

しかも全長24kmと長丁場です。

うーん、どうしよう。。。

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