Universal Audio OX 〜真空管アンプ愛好家の強い味方〜

というわけで、買い物第二弾はこれでした。

真空管アンプ好きのための機材。

真空管アンプをどんなに壁が薄い部屋でも、深夜でも、フルに活用できる機材。

マジで真空管アンプ持っててよかった、、、そんな気にさせてくれるやつですよ、これは!

もっとも発売されてから1〜2年経ってると思うのでご存知の方も多いでしょうけども^^

Kemperあるからいらないと思ってたのですが、ちょっと考えが変わりまして、導入しました。

これはなにかというと、

要は、アンプの音量を下げるための、アッテネーターというやつです。

・・・と書くと、すごい無用の長物感がでますねw

特にエレキギターを弾かない人には、「音量下げるための機材」の意味がわからないことでしょうw

音を大きくするためのモノならともかく、小さくしてどうする、と。

しかしですね、真空管アンプはですね。

バカみたいに音がでかいんです。

一応マスターボリュームとかついてるアンプも多いですが、だからと言って、自宅で快適に弾けるかというと、これはそう単純ではないです。

できるっちゃできるけど、めちゃくちゃ繊細なつまみコントロールが必要だったり、音が痩せちゃって全然良くないものになったりします。

さらにいうと、そういうマスターボリュームとかないアンプも実際問題いっぱいありますw

フェンダーのアンプなんかで、ゲインあげて歪ませた音が好きといっても、そんなものはとても自宅で出せるような音量ではなく、もっというと、スタジオやライブでもアンサンブルのバランス壊すくらいの音量になりかねません。

ですので、アッテネーターというのは、そういう暴力的な真空管アンプの音量を、その音質を(なるべく)保ったまま適当なものにしてくれる機材なわけです。

一方で違う話として、ギターの録音のニーズがあります。

録音したいときは、普通はアンプを鳴らしてマイクで録音します。

が、自宅ではそんなことは普通できない。そこでアンプのスピーカーの鳴り方までシミュレートするアンプシミュレーターというのが発展してきてるわけです。こういうの使えば、深夜にヘッドフォンでギター弾きながらパソコンに録音できるわけです。

そのアンプシムという製品の肝は、次の二つの機能で構成されています。

アンプ本体のシミュレーター + キャビネット(スピーカー)のシミュレーター

この2つがセットなのが普通。

純粋なアンプシムONLYで、キャビシムがない製品ってのは寡聞にして知らないです。

しかし逆はある。

つまり、キャビシムだけの製品ってのは結構前から存在しています。

このOXもその類で、つまりキャビネットシミュレーション(正確にはキャビネットとマイクとマイク環境全般のシミュレーション)の機能をもっています。アンプシムはないので、OXだけ買っても音は出ません。

だから使い方としては、

真空管アンプとセットで使うことになります。

つまり真空管アンプを持ってない人には関係のない機材です。

・・・またそう書くといらないものみたいなかんじですがw

言い換えましょう。

冒頭に書いた通り、OXは真空管アンプがないと使えない、、、のではなく、

真空管アンプをフルに活用するための機材

なのです!!

そしてこのOXをつくってるユニバーサルオーディオ社は、もともとプロ用のレコーディング用アナログ機材のトップ企業の一つです。今でも使われている名機を生み出しました。

だからアナログ機材はプロ中のプロだよ、と。

なおかつ、近年は、そのアナログ機器をデジタルシミュレーションするソフトウェアプラグインの世界においても、その出来栄えの素晴らしさから押しも押されぬトップブランドとして定評があります。

UAなら、アナログ部分(アッテネーター)とデジタル部分(キャビネット&マイクシミュレーション)両方に高い品質を期待できる、、、ということでこのOXはすげえと、まあそういう話です。

というわけで、594にBE-100にOXでテスト。

話飛びますが、この594の写真写りの良さがすごい。・・・と自画自賛。

で、話を戻しますが、肝心の使い勝手や音について。

まずは普通のアッテネーターの感想を。

このSpeaker Volumeでコントロールします。

とりあえず、先日のバンド練習のままのセッティングで繋いでみました。

Masterが4近い。

これは普通に、、、爆音です。

家の中でまともに音なんか出したら部屋全体が振動するレベルですね。

SPEAKER VOLUMEは、一番右の5が一番大きな音がします。数字が小さくなるにつれて音も小さくなる。

5の時点でアッテネーションかかってるのかなあ。ちょっとわからんですね。

まあ後で説明書見てみよう。

で、使い方ですが、たぶん、この5とか4くらいは、PlexiとかFenderとかのマスターがないアンプをスタジオやライブで使う想定なんだと思います。ゲインはあげるけど、扱いやすいボリュームまで音量は下げたいという場合に4とか5かなあ、と。

5とか4は自宅ではいずれにせよ関係ない音量がでちゃいます。

3でも自宅ではまだまだうるさい。ただ、アンプの種類やつまみの位置によってはありかも。

2はですね、完全に自宅音量です。

普通のTV音量。音楽をごく普通に流すレベルにできます。

それでもアンプのセッティングによってうるさい場合は、1がありますが、これはもう本当に小さい。

BE-100のリターンレベル6、マスターが4弱のセッティングでSPEAKER VOLUMEを1にすると、生音の方が大きいレベル。

なので、相当大きなボリュームのアンプ、セッティングを自宅で使いたい場合、という感じでしょうかね。

肝心の音質的ですが、TVの音量を上下するようなもので、取り立てて大きな変化は感じないです。

安いアッテネータにあるようなスポンジーな感触はない。

スポンジーな感触ってどんなよ、という話ですが、なんかこう。うまくいえませんが、そんなに良くないアッテネーターってなんかフニャッと腰砕けになる感じというか、表面の弾力を失ってしまったような感じがするんですよね。気の抜けたコーラ感というか、一回冷蔵庫に入れちゃったショートケーキというか。。。

まあ音が小さくなれば張りも迫力も無くなるのは当然ではありますが、でもOXのアッテネーションは優秀な気がする。

小さい音にしても、BE-100の音がちゃんとします。

それから、宅録な人からするとこっちが重要かと思いますが、キャビシムについて。

これについては明日以降また別の記事にします。

実際のマイク録音との比較や、Kemperとの比較など音源を取りたいなあと思っています。

あと、私が持っているアンプの中でもっともやんちゃな爆音小僧、HeartBreakerを繋いだテストも明日やってみたいとおもいます^^

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