近年見たSF映画、いやあらゆる映画の中で、人生トップランクに好みすぎたのが、この「インターステラー」。
すでに4回みてるのですが、なんか思い出したら見たくなって、こうなったら原作というか小説版ないのかな、と思った。映画では書ききれないもっと細かいこと書いてるかもしれないし、と思ったらありました。
・・・が、Kindle版がない!!!
惜しい。。。うーん、文庫は場所食うのでちょっとためらうなあ。Kindle版を待つか。
いやあ、それにしてもこの映画、本当にいいわ〜〜。
SF映画って、考えてみると、
パターン1:エイリアン/インディペンデンス系(なんか宇宙のモンスターとかウイルスとか精神体が何らかの理由で襲ってくる)
パターン2:宇宙を舞台とするが、本質的には宇宙とか関係ないヒューマンドラマ
が多いと思うわけです。
いや、別にそれが悪いというわけではないです。
最近見たのでは「パッセンジャー」なんかがパターン2かな、と思うわけです。ああ、こういうパターン分けは今ブログ書いてて考えてるだけで、映画見ながら「うむ。これはパターン2だ」なんて考えてないです。
さて「パッセンジャー」自体は面白かったのですが、まあ、SFというのかどうか、、、いや、SFなんでしょうけど、個人的にSFに求めるものって、こう、科学技術を駆使した問題解決だったり、天文物理、量子力学的ななにか、現在仮説ではあるものの、そうしたある程度現実に即した、あるいは現実の延長線上にあるようななにかが話の重要なフックになっていたりしてほしいのです。
そういう意味では、「オデッセイ」なんかは好みだった。すげー暗そうで嫌だな、と期待しないで見たら実は明るい映画で見やすかったし、しかもSF的な問題解決の連続であり、面白かった。
そういう諸々を総合した上で、「インターステラー」は個人的な趣味嗜好的に、完璧な作品だと思ったわけです。
SF興味ない人は、父と娘のヒューマンドラマとしてみればいいし、その点でも素晴らしい。
最新の天体物理系が好きな人は、父と娘とかはどうでもいいくらいに、その他に引き込まれるんじゃないかと。
これ、前にも記事書いたなあ、、、確か。
主人公の娘マーフの子役の子もすごく良かった。
マッケンジー・フォイという人で当時15歳。美人だし将来楽しみですね。インターステラーの演技はもう最高に良かった。泣ける。
大人になったマーフ役の女優さんも良かった。
調べたら、ジェシカ・チャスティンさんというらしい。
子役の子からの違和感がなく、これもまたすごい良かった。
主役のマシュー・マコノヒーもめちゃくちゃ良かった。
話自体も好みな上に、主演陣がしっくり来ていた気がします。
あえて、、、あえて言えば、アン・ハサウェイが、アン・ハサウェイでなくても良かったかも、、、くらいだけど、別に彼女で不満とかそういうことではないです。ただ、他の主演陣の完璧なハマり方からすると若干の隙間を感じなくもなかった。なんだろう。
彼女の綺麗さがめだって優秀な科学者、って感じが希薄だったのかなあ??
理論物理学者キップ・ソーンが科学コンサルタントとして参加。このキップソーン博士が書いた専門書をもとに、監督の弟がストーリーを作り、監督であるクリストファー・ノーラン自身がリライトした脚本だそうです。珍しく原作がない。
で、今回、監督誰だっけと思って調べたらこのクリストファー・ノーラン監督って、当時すごい衝撃を受けた好きな映画の一つ「メメント」の監督だった。メメントも最初意味がわからなくて、友人と徹夜して3回みて、最後は「時系列に見る」というオプションで見たりしましたw
うーん、そうかあ。。。この人すごい。この監督の映画もっと見たくなった。
「インターステラー」自体のレビューや解説は山ほどあるので、見ていただければいいと思いますが、一見してからのほうがいいかなあ。
うーむ。3時間あるのでやや重いですが、近いうちにまた見直さねば。
コメント