年代別にトーナメントを振り分けてくれる本大会は自分の中で大本命の大会。自分は五段以下の部にでます。
同じ剣友会の仲間が過去、上位の成績をおさめたこともあり、自分的にも期するところのあった大会でした。
もちろん試合経験の少ない自分はまずは1勝が目標でした。
1試合目
背が高く剣道経験豊富そうで強そうに見えました。
気圧されたら負けです。蹲踞して真正面に構え合って力がわかるのですから、始める前から弱気は禁物。
さて、蹲踞して立ち上がると、お相手の圧は感じませんでした。技前は自分が明らかに優勢を取れるとみました。
しかし打ち気を見せると胴やコテを拾われそうな雰囲気があったので、簡単には打ちにいかずじっくり攻めてみます。
それに一回は相手に打たせて、どれくらいのスピードがあるかをみたい。とおもったら、相手の打ち気を感じたのでこちらも出てみると、お互いにコテ。
その後、お相手が打ってくる展開になりましたが、自分の攻めが効いて出てきてる感じですし、まず問題なくさばけるな、という印象。
あとはどこで一本を取るか。
大事な初戦なので、正直延長になって、その後判定になるのですが、判定勝ちでもいいや、位の気持ちですのでかなり落ち着いてやれました。
試合中盤で、こちらの攻めが効いて相手が出てきてくれたので出小手一本。
完全に決まりました。
その後は、こちらから攻めるけどこちらからは打たず、さばくことに専念。特に危ない場面もなく一本勝ちで勝利です。
2回戦
お相手のことは事前に試合をみてわかっていました。じっくり構えてじっくり攻めてくる正剣タイプで、自分としてはやりやすい相手と思いました。
さて向かい合ってみますが、やはり圧力はほぼ感じません。これはいける、、、と思いました。
ただ、もちろん簡単に出てくるわけもなく、しばらく攻防が続きましたが、ついに相手の打ち気が濃くなり、ここと思うところで踏み込んで相手が出たところをコテ!
これも完璧に決まりました。(まあ右打ちなので良い打ち方ではないけども)
これで自分の勝利を確信しました。
・・・
これが良くなかった。
自分の一番の武器は面です。飛び込み面が怖いからこそ小手が効くわけですが、1回戦は思い切った面が打てなかったのです。
ですので、気持ちに余裕がでたところで、一回あたってもあたらなくても飛び込み面を相手に見せておきたいという気持ちになり、ぐぐっと攻めあったところで面!
・・・
これをバックリ出小手喰らいました。
これはほんとに反省です。
だって一本を守ってれば90%以上の確率で勝てた試合です。なんで自分から打って出てしまったのか。。。
そしてここで気持ちを立て直して初心に戻り、延長のあと判定でも良い、というくらいになれればよかったのですが、やはりどっかカッとしてムキになっていたのでしょう。
自分から打ってやる、と攻勢を強めて、様子をみるために小手・面といったところ、最初の小手のあと面に渡る途中で小手を拾われました。
完璧に打たれた一本でぐうの音も出ません。
相手からの攻撃は問題なくさばけていて、特に怖さもなかったので、拾われるところだけ気をつけていればよかったのに、なんで自分から打ってしまったのか。
それも今ビデオを見返すと、やはり少し遠間なんですよね。
もう半歩入ってしっかり圧力をかけて勝ってから打つべきだったのです。
勝てる試合を落としてほんとにショック。。。
でも昨年より全然良くなった
相手に力負けしたわけでなく、自分のせいで負けた一戦。ほんとにクヤシイです。
まあでも実業団の試合で一勝できたし、組み合わせもありますが、自分の実力でも3回戦、あるいはもう一つくらいまでは十分狙えると感じられました。
ブロック優勝するとベスト8なのかな?ベスト16?
ともあれ、来年の目標はブロックで一位になること。
この一年しっかり稽古していきたいと思います。
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