上達の速度、段階における理解度など

先日はバンド練でした^^

 

その際に聞いた話ですが、某A氏によると某B氏はすごく上手くなっているらしい。Shit! 

 

・・・じゃない、嫉妬。

 

 

その観点で言うと、自分はギターの上達速度落ちてるなー、という自覚がありますorz

 

理由としてはあんま練習してない。これに尽きる。だいたいこの1年半くらいかなあ、MAXモチベーション時に比べると、だいぶおざなりになってます。

 

その代わり、剣道に対してそのモチベーションが向かってた気がするw

 

 

そう言う意味では、剣道についてはこの2年間、周囲の剣友よりも、自分の方が上達速度が速い感じがしているわけです。自分で言うのはおこがましいけど。。。

 

しかし最近、さらに熱心に稽古に励む剣友ができた。この人はやばい。まだ自分のほうに若干の優位性はあるのですが、ここ2〜3ヶ月における上達速度は相手が上だと感じた。これが続いたら間違いなく実力は逆転するでしょう。

 

やっぱり稽古量と意識。

ギターも一緒で、練習量と意識ですよねえ。

 

 

で、剣道なのですが、攻めと溜めについて理解を深めつつある、、、と思います。多分。

ただ、実践に関しては、まだうまくやれずに失敗するものも多い。でもいい感触があります。

 

 

攻め、、、だけじゃなくても攻防なので防御も含まれると思いますが、要は打突の前。技の前というのでしょうか。そこの大事さをようやく頭脳と身体の両軸で理解し始めた感じなので、非常に今稽古が楽しい^^ 

 

先日、とある大学生くらいのお相手と稽古していました。彼はスピードはそこそこあるけど技の前がまだまったくない感じでした。

攻める=前に出る=打つ という等式になっている感じ。彼の場合、攻めと溜めは、単なるフェイント的なものにしかなってない印象。

 

 

まあ偉そうに書いてるけど、自分もまさにちょっと前までそうでした。

「自分から攻めろ」は「自分から打つ」とニアリー・イコールだった。

 

 

ところが、技の前の攻防の秘密というか、その仕組みが分かり始めてからは、こういう相手だと面白いくらい簡単に打ち勝てるようになりました。

 

打つスピードはさほどいらない、相手が動いてからでも、、、というかこちらの仕掛けによって相手は動くので、余裕を持って間に合う感じになった。これは大きな変化。

 

 

いつも高段者の先生に自分が散々やられてるあの感じは、これなのかも・・・?

いや、これに違いない。先生にとっては自分がこう言う風に見えてるのに違いない。

 

 

 

 

・・・で、思った。

これをなんで早く教えてくれなかったんだろうか、と。

 

 

 

というわけで、親切心を出して、その大学生にここ数回、攻めと溜めについてアドバイスして稽古してるんですが、どうも単なる手順的なものとしてしか伝わってない感じがする。

 

うーん、教え方が悪い?

 

 

さて一方で、別の機会に、とある大人から剣道を始めた方と話していました。

 

「いやー、XXさんと稽古してたんですが、もうあっ!という間に面を打たれてしまってー。XXさんに聞いたら、こう体重移動してこう左足を使って・・・・・・だそうですよ。いやー、なるほどーと思って、次の稽古でやってみようと思って^^」とおっしゃってました。

 

右足の使い方、左足の使い方、腰や上体の使い方、、、それも超重要。自分もその時思ったことを散々このブログで書いてますw

 

 

だけど技の前の攻防こそ、剣道の精髄なんじゃないか、、、特にその方のように大人になってから剣道を始めたら、動きのスピードで追いつこうと思ってもなかなか難しいところもある。だからこそ技の前の攻防を早く学んだ方がいいのでは、と思った私。次のような感じで話す。

 

「いや、それも大事なんですが、打突のスピードそのものよりも、打突の前がですね、、、」とまとまらないなりに話し始めてすぐに気づきました。

 

お相手がまったくなんのことかピンときてないことに。

 

 

彼は初めてまだ剣道歴2年弱。週に1回の稽古で、来れない時も多い。

これはまだ話して理解できる段階ではない、、、のはわかってたんですが、近道になればいいなとおもったのです。でも近道にならないんだなというのに気づいたというか。

 

先に話した大学生はもう少し先をいってるけど、おそらくその彼もまだこの仕組みは理解できないだろうということとあわせて、急になんか、、、いろいろわかった。

 

 

物事にはステージがあり、そこを飛び越えた解をいきなり与えられても学びにならない、、、と。

やはり、この技前の攻め合いの具体は、言説によっては直接的に教えられない、いや頭脳でロジックを理解させることができても、それは身体的な理解もふくめた全身的な理解とでもいうものとは違うのだ、ということがなんとなくわかった。

 

先ほどなんでこれを早く教えてくれなかったのか、、、と書きましたが、それが間違いだったことも同時に気づきました。

 

実は、解自体は常に露出している。でも先生や諸先輩のアドバイスや教えなどと言うものは、自分のステージにあった幅でしか受け取れないのでしょう。技前の攻防自体は隠された教えではなくて、毎回、先生方に稽古で見せつけられているところのものだったわけです。

 

 

・・・これが悟りか・・・

ついに拙僧、頓悟いたしました。

 

 

 

いや、すいませんw そんな大げさなものではないですねw

 

 

でもなんか、頭で理解した、論理や構造を理解した、というコトを少しだけ超えた「わかった」があった気がして、その時は結構感動したのです^^

 

 

さて、自分が、この技前の攻め合いを考えるきっかけになったのは、今の道場の館長先生のコメントです。

ある剣友が、「高段者の先生に稽古お願いするとかかり稽古になってしまいがちで、体力的にきついですよねーwww」的な発言を冗談まじりにしたところ、館長先生がこう言いました。

 

 

「別にこっちはかかり稽古にしようなんて思ってないですよ。勝手になっちゃうんだよ。」

 

 

このコメントが自分の場合明確に、技の前の攻防を考えるきっかけになりました。

 

 

最初は勝手になる?なんだそれ?と思いつつ、何気にずっと頭に残っていて、機会があるとぼんやりと考えていて、稽古においてこうなのか、ああなのか、とやってるうちに少しずつ、どうしてかかり稽古になるのかがわかってきて、そこから攻め合いについて理解が進んでいった感じがします。

 

 

結局それがわかるまでは、先生との稽古はかかり稽古になるほかない、、、のかもしれませんね。

だから、何歳からどう始めようと、とにかく打って打って打ちまくり、打たれまくるというフェーズが必要なんだろうなとわかった。

 

 

・・・とまあ偉そうな感じに書いてるわけですが、いうても従来よりすこし理解がすすんだと言うだけのことであり、まだほんの入り口に過ぎないのだと思います。

 

結局自分より上位には、自分の攻めなど全然通用しないw

これがわかってる人は、この攻め合いを練り続けてるわけですからそりゃ当然といえる。

 

 

でも何がどう通用しなくて、何をされると動かされてしまうか、というのが以前よりわかる。離れた後その間合いにおいて実は先に一歩入られていることとか、今まで全く気づかなかったことが少し見えるようになってきました。

 

だから先生との稽古において、前よりも得るものが大きくなった感じがします^^

 

 

で、やられて嫌な感じだったのを、互角ないし余裕を持って対戦できる相手で試す、と。

 

 

実践に関しては、まだうまくいかないことが多く、やや打たれやすくなってる部分があります。

が、これは確実に進歩だという実感がある。

 

そう言う意味では、今回秋の大会がなくてよかったのかな、、、と思い始めました。

まだ中途半端すぎて、脆い気がするので^^;

 

 

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