稽古69・70回目 稽古納め

稽古69回目。

前で手の内を使って竹刀を振る、体重は前55後ろ45くらいに。を意識して稽古。何回か良かった気がしますが、稽古後の講評では、3人くらいの先生に、肩に力入ってると指摘を受けました。

このところ、いい感じに脱力できてたと思うので、力が入ってるのはわりと久しぶりです。うーむ。でも自分でもちょっと力んでかも、と自覚はあります。

一人の先生に、構えが少し右前で斜めになってると注意を受けました。これは全く無自覚。気をつけねば^^;

また別の先生には「他の先生とやってるのみたけど、今日調子悪いの?」と。いや、、、全然そんなことないんですけど。。。まあなんか悪そうにみえたんですね。

軽くショックだったのですが、自分的にはいろいろ工夫して変えてる最中だからかなあ、と前向きに捉えることにします。

そして本日は70回目。所属道場の稽古なんですがついに2020年の稽古納めです。

紅白戦で1試合しました。

お相手はパワフルな面を持っています。また五段にトライ中で稽古のたびに攻めが強くなっているのを感じます。とはいえ自分も成長してることもあり、地力は上だろうとはおもっていました。

とにかく勝ちに徹して当てに行こうと思えばなんとでもできると思われます。しかし、この年度最後の試合は「勝ち方」「1本の取り方」にこだわろうと思っていました。

それは自分から前に出て攻め崩しての飛び込み面で1本決めるということ。

相手が出てきたところを相面で合わせるのでもなく、払い技のように応じるのでもなく、あくまで真正面から崩して居つかせて打つ、というテーマでいました。

そのために・・・

・・・

そのために一本目は出小手を取っておきます。・・・うーん、せこいwww

よし、これで落ち着いてやれる。2本目は面を取る!

自分の攻めにより相手を出すことはできますが、以前より手強く感じます。何本か打たせてスピード感を確認したのですが、相手の起りをしっかり捉えて上に完全に乗らないと危ない感じです。

前に詰めて行って圧をかけます。じゅうぶん崩せたと思ったところで面!

相手はするっと前にでて小手です。竹刀の先が掠めるような感じでどうかと思ったら旗あがってました^^; あらららら。。。

ちょっと攻め崩しが足りなかったか。またやってもうた。

というわけで勝負。

稽古でやってるようにやらなくては。

改めてじっくり構え直すと、自分の荷重の位置なんかがなんかギクシャクしてることに気づきました。朝一で素振りのあといきなり試合だというのもあると思いますが、やっぱりどんな試合でも、真剣勝負という意味で緊張するのか、なかなかいつも通りにはならないですね。

まあそれでも改めてじっくり攻めに行く。すると十分になる前に相手が打ってきます。私も慎重になりすぎてたとは思いますが、どうも合気にできない。自分が十分になる前に出てこられてしまって、防御だけすることになってしまいます。

防御に余裕はあるので、これを払って面などは容易に決めることができたと思います。しかし1年の稽古納めとして、自分が成長したところを証明するためにも、ここはそういう一本は望ましくない。

なんどか防御だけをして、そろそろ時間もなくなりかけていると思いました。

そこでさらに攻めの圧を高めていきます。表から竹刀にも圧をかけて、機会をつかむべく集中。

打つ時は左手を前に伸ばして、前で竹刀を振る。前で竹刀を振る。身体ごと出て行く。集中。。。

ここ!というところで思い切って打っていきました。

面あり一本!

なんとか無事にテーマである、自分から前に出て攻めて、相手を居着かせて打つ、というのはギリギリクリアです。

とはいえ、ちょっと強引に崩して打ったような気もしなくもないし、手の内を使ったというよりは少し右手が強かったような気もする。この辺はビデオを見返してみないと何ともいえません。

その後の自由稽古でも、同じお相手と稽古させてもらったのですが、明らかに前より強くなっています。引き出しにくくなっているし、小手の打ち方が以前とちがって真っ直ぐコンパクトに振ってきて、正直、面とあまり区別がつかなかったです。

面の起りを捉えたつもりが小手だったという感じで、試合で1本とられたのもこれだなあ、と。これはいいなあ。自分の小手打ちはこうなってるだろうか。

一方で、試合と違って打たれてもいいや、となると合い面を合わせて行くのは難しくありません。ここでしっかり竹刀を前に振る、腰を入れて前にでるという稽古ができて良かったと思います。

最後に先生にもかかりたかったのですが、今回は剣友たち、子供たちと稽古して終わり。他にも稽古したい人もいましたが、タイムアップ。とても充実した稽古ができたと思います。

さて、今年はコロナ禍で長いブランクができてしまいましたが、とはいえ、結果的には70回も稽古できました。2019年が60回だったので、実は去年よりやってるw

2020年は、こと剣道に関していうと自分的にはかなり大きな変化があったような気がします。以前よりももっとのめり込んでやるようになり、稽古量も増え、その結果として成長度合いも大きかったような、、、気がします。

来年、2021年はいよいよ五段審査を受けられます。より一層、稽古に励みたいとおもっています^^

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