コード理論の本買った

いかつい。実に強そうな本ですね。

今日買ってきました^^

コードの話は、気が向くとちょいちょいつまみ食い的に勉強してはいましたが、どうもなかなか身につかないですね。勉強のたびにちょっとずつは理解深まってはいると思うのですが、なかなか。。。

というわけで、再度頭から体系だてて勉強する&今後のリファレンスとして使えそうだということで、この本を購入。

同じ著者の「ギターのための・・・」というのもめっちゃ心惹かれてどっちにしようか迷いまくりましたが、今回はよりジェネラルなコード理論の本にしました。

さて、まだ前半も前半で、音程のインターバル、度数の数え方のところなんですが、やはり微妙に曖昧。

練習問題で例えば、「へ音記号のAbとト音記号のD」(実際は楽譜)のインタバールは?というのがいくつかあって、ちょいちょい間違える。何度かやり直して、慣れが必要だけど多分増4度とかそういうのも含めて今度こそ、理解できたんじゃないかと思います。

で、面白かったのは次の話です。

転回した時のインターバルの変化

音符なんて書かないからひどいな。。。まあ、それは多めにみてもらうとして、上の図では「ド」と「ソ」の和音があります。パワーコードですね。で、左の形だと「ド・ソ」なので、このインターバルは完全5度。

「ド」が低い音ですが、このドを上に持っていって、右の形のように「ソ・ド」と弾いても構成音は同じですね。ドは1オクターブ上がるので響きや雰囲気は変わりますが、コード的にはCで良いわけです。

ただ、この場合の「ソ」と「ド」のインターバルは完全4度になりますよ、ということが書いてあるわけです。このように2音の和音を転回した時、そのインターバルがどう変化するか、という解説と練習問題があった

これを読んで問題を解いた後、ぱきーんと何かが繋がった。

ギターの指板で考えると、、、

さて、ギターの指板にすると完全5度はこうなる。

よくあるパワーコードですね。6弦がルートです。

さて、これを転回すると、5弦の音から完全4度を押さえれば同じ構成音になります。ギターの指板において4度上というのは、同じフレットの一つ上の弦です。つまりここ。

ちょっと写真がみにくいですが、、、5弦のポジションから一つ上の弦が4度なのはPaul Davidsさんのオンライン教材を90%終了している自分的には完全に把握していることであります。

つまり、下のパワーコードは、

転回するとこの形になる。

よく見るパワーコードは、自信をもってこの形に変換していいわけです。(もちろん響き方は変わる)

まあ当たり前っちゃ当たり前なのかもしれませんが、自分としてはあんまりわかってなかったし、当然、元のコードの転回形であるという理解ではなかった。

別の観点から。

先ほど書いたように、ある音を基準に、指板上で一つ上の弦というのが4度というのは身についていました。(Paul Davidsさんの教材のおかげ)

上の例では5弦ルートですね。そのルートから同一フレットの一つ上の弦は4度ということです。さて、次に、、、

一つ上に上がった4弦の音を基準にすると、一つ下の弦は5度のインターバルです。これもこれ単独のこととして把握していました。

つまり、この2つは同じコードの転回であるという理解はまったくありませんでした。

同ポジションで上の弦に行けば4度。下の弦に行けば5度のインターバルだなあ。というだけのことだったわけです。

経験的なもやっとしたものと理論が接続し始めてる感覚

ここしばらく、どうだろう。半年くらいですかね。ギターにおけるコードの転回に興味があります。もともとは、転回そのものというよりは、1弦ルートのCと2弦ルートのCと3弦ルートのCというのを練習してるところで、響きが変わるのが楽しいなというところからきています。

これまでは、「Am」と言われると、ローコードのAmか、6弦・あるいは5弦ルートのAmしか出てこなかった。

でも、今はどの弦をルートにしてもAmが弾けるようになってるわけですが、これはつまりコードの転回ですね。

これがわかってきたおかげで、Twitterの2時間DTMでギターのバッキングつける時に、意図的にコードの響きを選択できるようになったわけです。もちろんぱっとはできないです。

考えながらやれば、何パターンか試せるようになったというだけですが、以前は偶然音を探してハメていたにすぎないのが、意図的にやれるようになったのは大きい。

そこにきてこの本を読んで転回とインターバルの関係を理解したら、なんかこう、、、うまく言えないんですが繋がったんですよね。ニューロンが。

これまで指の形とか感覚でこの辺というもやっとした感じと、理論的なものが噛み合い始めているというような。。。

上の例では完全5度と完全4度だけですが、例えば、短3度の転回するなら次のインターバルは長6度になるわけです。今は、指板の1点を基準にそれより上の弦でぱっとおさえられるインターバルは、長・短3度、完全4度、完全5度、短7度、オクターブです。

長・短6度は今はパッとは押さえられない。

ただ、短3度は即押さえられますから、その指の形が逆の言い方すると長6度なわけです。こう考えると、ある点を基準にしたインターバルを身体に刷り込むのが効率的になったと言うか、こう霧が晴れたようなというか。。。

特に今の私の指板上のインターバル把握は、「基準より上の弦」にほぼ限定されてますから、基準点より低い弦のインターバルを刷り込むのにこの考え方はかなり役立つ。

・・・

・・・うーん。うまく言えませんが、とにかくそんな感じで感動したので、がーーーーっと勢いでこの記事書いています^^ 

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