数ヶ月吟味してついにファズを買ってしまいました。
人生初ファズ。
いままで自分的にはもっとも比較検討したペダルかも。
いつもだいたい、これがいいや、えいっ!とやってしまいがちなのですが、今回はかなり腰を据えて吟味しました。
箱は普通ですが、シールが妙にかっこいい。
開けると、、、
なんかかわいい包装がされています。
包みをとくと、、、
招き猫!!
Fuzz Factoryの上位版にあたるFuzz Factory7という機種です。
塗装がすごいつやつやで素敵です。
招き猫が持ってるZVEXロゴが金箔っぽくごつごつと塗装されています。
写真ではわからないですが、白の筐体もつやつやとして非常に良い。
覗き窓からゲルマニウムトランジスタが2つ見えます。
これがこのペダルの売りのようです。
1956年製のAmperex 2N280というチップのNOSが使われているようです。
今の所まだ、パーツフェチではないので、このチップがどれだけ貴重なのかとかは知らないのですが、見た目は良い。
スイッチオンすると緑に怪しく輝きます。
いいね!
ノーマルのFuzz Factoryにしようかと思ったのですが、これの存在を知り比較して試奏してみたところ、7のほうが音の密度感は圧倒的に高く、JCで弾いてもフェンダーで弾いてもはっきりと7のほうが好みでした。
ちなみに、このFuzz Factory7の「FAT」というつまみを右いっぱいに回しておくと、ノーマルとほぼ同じ音が出ます。
このFATつまみが秀逸です。
ノーマルではなく7にしたのはこのつまみが決定打でした。
ハイがうるさい変な音になった時に、FATを左に回していくと、音がどんどん低音によっていき、結果、さらにワケのわからない音が出てくるという素晴らしいつまみですw
結果、ノーマルよりも使えるセッティングバリエーションが多いという印象でした。
私は、「一つの究極の音色」を追い求めるのではなく、「あれもこれもやりたい派」なのでこれは重要なポイントですw
ノーマルもそうなんですが、このFuzz Factory。
何が面白いって、全てのつまみが連動してる感じが面白いです。
右のStabというのを全開からちょっとでも左に回そうものなら、すぐ「ぴぎゃあああぁぁぁぁ」という発振音を叫び始めます。Gateを回していくと、そのうち発振が収まるポイントが見つかります。
このポイントは、COMPやDRIVEといった他のつまみに関連してきます。
で、GATEで完全に発振を抑え込んじゃうとそれはそれでつまらないので、微妙な不安定なポイントを探っていくのが楽しいです。
逆にGATEを強くかけて、ブツブツと途切れ途切れな感じにするも、いとおかし。
というわけで、家に持ち帰ってから動画撮ってみました。
いじりながら録音しっぱなしにしていたものです。
Mark VのCh2クランチ・チャンネルです。
途中「ぴぎゃああぁぁぁぁぁ!!」があるので、イヤフォンで大音量だと危ないかもしれないですww
最初は普通にしてますが、いろんなつまみをいじってきたときの不安定な感じ、、、たまらんです。
この「ぴぎゃあああ」も効果的に使いたいのですが、セッティングにもっと慣れが必要です。
あと解説にも書いてあるんですが、ゲルマニウムって気温とか湿度とかに影響受けるようです。
ですので、すっごい微妙なセッティングができて満足していても、次に弾いたときに、ぴぎゃああああとなったりするのも可愛いです。
この招き猫、マイ・ペダル・オブ・ザ・イヤー2015の優勝候補なんじゃないか、、、と勝手に思ってますw
ノーマルと最後まで迷いましたが、、、
3ラインナップあるFuzz Factory。どれも最高に面白いペダルです。
なんじゃこりゃ?!何が良いのかさっぱりわからん! となる人がむしろ多数な気もしますが、私自身はすっかりZVexのファンになりました^^
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