UNISONマイクプリのテスト【Universal Audio Apollo】

 

通常、オーディオインターフェースには、マイクを接続できます。なので、マイク・プリアンプが内蔵されています。

だいたいのオーディオインターフェースの広告の売り文句には、

・高品質なマイクプリ搭載!
・原音そのままの透明感のあるマイクプリ

的なことが書いてあります。

まあそうはいっても、私は歌えないので、別にマイクプリとかいらないのです。
シンセはラインで入れちゃうし。

Kemperに関しては、クリーントーンとディストーションの音量差がある程度あるので、マイクプリ経由でさっと調整できるようにとかおもってマイクプリ経由にしてるのですが、実際には一回セットしたらおしまいですw

で、ここから本題なのですが。

私が使っているオーディオインターフェースは、Universal Audio社のApolloというものです。私程度には余裕でオーバースペックです。対スライムに勇者の剣を使ってるようなものなんですが、これがまた面白いモノでして。。。

要は、ミックス用のマルチエフェクター+オーディオインターフェースです。ざくっと言うと。

で、そのエフェクターは、いわゆるプロフェッショナルなスタジオで使われている名機とされているものを、アナログの回路ベースからシミュレートしようというものです。コンプとかEQとかが多いです。

本物なんかみたことも聞いたこともないですが、とりあえずこれらのエフェクターの音はとてもいい。Logic付属のエフェクターと比べると使い勝手も音質も私でも余裕でわかるくらい良いものです。コンプレッサーというものの働きとか音の変化とかは、これのコンプレッサーをいじることによって理解できました。(というか、理解できた気になったw)

さて、このApolloに最近アップデートがありまして、マイクプリがアップデートされました。

マイクプリ自体はハードウェアなのでかわらないのですが、ここにソフト制御をいれることで、スタジオ機材のマイクプリの動きをシミュレートしちゃおう!というものです。

詳しくはこちら。

→ Universal Audio社のページ

マイクプリにも個性があって、わざと過大入力させて歪ませることで、つや感がでたり音が太くなったりと、そういうことがあるようです。その辺をソフトウェアでリアルタイムに加工するということですね。すごいぞ、テクノロジー。

しかも、、、無料

すばらしすぎる。UA、万歳。

610-Bというマイクプリのシミュレーションだそうです。
実機はこんなやつだそうですよ。

 

 

 

 

 

 

 

ソフト上では、これの1チャンネル分を再現。

 

 

 

 

 

これ、使ってみたのですが、すっっごくいいのです。面白いです。
私が一番、効果がわかりやすかったのがボーカル。

市販のCDとかだと、ボーカルの声につやがあるというか、声が伸びた際に、ギザギザしたというか、共鳴した感じというか、すっごく艶っぽくて気もちいい部分ってあると思います。昔は、「さすがプロのボーカリストの声はすごいな」と思ってました。

もちろん、もともとの声がすばらしいのですが、こういう録音時点での味付けというものがあるんだなということがわかりました^^

まず、自分の声でやってみました。

歌だけでなく、単に本を朗読するだけでも、声の輪郭に艶が出て、めっちゃいい感じ。
要は歪んでる、ってことなんでしょうが、すごくそれがいいのです。

・・・しかし、私の歌をさらすわけにはいかない。それはすなわち死を意味するくらい恥ずかしい///

しかし、効果のほどはすばらしい。

具体的にどういうことかというと、まあ、サウンドサンプルはUAのサイトにいっぱいあります。

ただ、こういうのって、一般のご家庭でどうなのよ?!というのが気になりますよね?私はなります。
公式サイトよりも、一般の人が投稿してるYoutubeとかを好んでみますww

というわけで、人柱として公開させていただきます。参考になる、、、のかどうか自分の晒すサンプルのレベルを考えると、逆に営業妨害の可能性もありますがww

ともかく、自分の声は絶対ダメ!なので、ボーカロイドでやってみました。
一から作る時間はないので、前にささっとつくったネタ曲を引っ張りだして、ボーカル部分にだけ、かけてみました。

タイムラーーイン♫、というところと、ディストーション♫というところでは、それぞれ別のセッティングでかけてます。ディストーション♫の部分のほうにより強くかけています。

これ、久しぶりに聴き直すと、直したい部分が山ほどありますが、それやると比較にならないので、我慢。

まずは、オリジナル。
元記事はこちら。
→ TIMELINEを讃える歌を作る
→ 【ネタ曲】タイムライン・ディストーション

これはいったいなんなんだ?と思われた方は一応上をみていただければ。。。

次に、ボーカルを610-Bでわざと歪ませたもの。

ボーカロイドでも効果でますが、もっと歌のラインが動くやつの方が効果的。

本物ボーカルの方が断然いい感じで、そういうサンプル作りたいところです。
どなたかボーカル素材くれたら加工するのですが。

セッティング的には、はっきりとした変化がでるちょっと手前くらいにしとくのが良いのでしょうね、きっと。

さて、せっかくなので、わかりやすくもっと歪ませました。 
「ディストーション」部分は変えてないです。「タイムライン」の部分だけ。

ここのところあげた演奏動画ですが、実はこれを間に挟んでます^^

プリプリのほうは普通の使い方で、LEVELも12時ちょいくらいで、あんまり関係ない気もします。
イエモンのほうは、上のデモほどではないですが、わずかに歪みが足されるくらい強めにしています。

「太陽が燃えている」の方の、特に低音弦が「ブリブリッ」とする感じはこのマイクプリのサチュレーションによるものだと思われます。

→ プリプリ弾いてみた
→ 太陽が燃えている 弾いてみた

これをあれこれ試してると時間がものすごい早さで流れていきますw
エンジニアごっこ、最高に楽しいです^^
いつか、バンドのレコーディングとかもしてみたいなあ。
 

 

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