フィッティングというものに興味があり、ついにお願いしたのですが、これがめちゃくちゃ貴重な体験でした。
結果的に、購入当時からバイクセッティングは大きく変わり、それに伴ってペダリングも変わり、それに伴って、疲れ方や疲れる場所なども激変したのです。
機械的なフィッティングと人的な?フィッティングについて
ある時、よく車で通るところに、ロードバイク屋さんがあることに気づきました。
なんか店の雰囲気からして本格的と言うか、なんかかっこいいです。ある時、ちょっと時間があったので通りがけにお店にお邪魔しました。
その時にあれこれ教えていただいて、フィッティングもやってると言うことなので早速予約してみたわけです。
なんとなくフィッティングって、機械みたいなので計測してはい、ってやるのかと思ってたのですが、全然違いました。
まずローラー台に乗ってざっとペダルを回してみてください、というのでやってみる。それをしばらく撮影してチェックしていただいたあと、じゃあ自転車から降りましょう、ということで降りる。
「では座学に入ります!」
と驚きの宣言のあと、どういうペダリングが力を伝えるのか、と言うことについていろんな角度から、実際の身体の動かし方などで実験しつつ教えていただきます。
例えば、講師の方の手のひらの上に足を乗っけて踏んでみるのと、そこに体重を乗せた時のパワーの差を体感させてもらいましたがたしかに全然違う・・・!その他、自分にとっては目から鱗の身体の使い方をマットの上などでも教えていただく。
これは、、、
今までと全然乗り方違うっぽいぞ??
この座学というか、自転車に乗らないで自転車の動きをレクチャーしてくれるのが自分的にはすごい発見や驚きの連続でした。
こんな意識で身体を動かすのか、、、と。
そしてついに自転車にもう一回乗ります。マットの上でやったような動き、意識でペダルを漕いで行きます。
その動きを見ていただきアドバイスを受けながら、実際のバイクのセッティング、クリート位置などを調整しては乗り、それをみてまた調整していく、という感じでフィッティングをしてくれました。
踏めるギアが二段くらい変わった感覚
フィッティング前とフィッティング後で、自分的に「同じような感じ」で踏めるギアが激変しました。
なんかほんとにギア二段くらい重いのを同じくらいの感覚で踏めるようになったような。。。これは結構感動!
撮影してもらったビフォー・アフター動画見ても、まるっきり体勢が違います。
まだ教えてもらったことの1/10もできてないと思いますが、それでも違う。全然感触が違う。
これはなんかパワーが一気に増したのでは・・・?という期待感が。。。やべえ、早く外走ってみたい!!
事前に思ってたフィティングサービスとは違ったのですが、思ってたより10倍くらい良い経験をさせてもらいました。
スポーツとして考えるなら習った方が絶対良い
自転車って、日本ではほとんどの人が乗ることができると思います。その延長で、ロードバイクも乗るだけならまあ誰でも乗れてしまうものでもあると思います。
自分でトレーニングもできるし、走れば走るだけ速くなる感覚は自分にもあります。
しかしロードバイクをスポーツとして捉えるならば、他のスポーツ同様、絶対先生に習った方が良い、とこの経験を通じて確信しましたね。
そりゃあ最終的には自己流でも上達する人もいると思いますが、なにしろこちとらもう40代後半で、ロードバイクに費やせる時間も若い人とは違います。
やはり効率的に速くなる、強くなるためには習うが一番・・・
誰でも乗れる自転車だからこそ、「習う」つまりそのためにお金を払うことに抵抗があるかもしれませんが、ゴルフでレッスンプロに習った経験をお持ちの人は多いと思います。あれと一緒ですね。
少なくとも私はこの2時間のレッスン(フィッティングというより自分的にはレッスン)を経て、ここで教えてもらったことを自己流で体得できたかどうか、また、体得できたとして一旦どれだけの期間が必要だったろうかと考えてしまいました。
・・・圧倒的に習った方が速くて間違いがない。
いろいろこちらのして欲しいことをベースにメニューなども組んでくださるそうです。例えば、このレースに出るからこうしたいとか、、、FTPを計測してここまでいつまでに上げたいからこうする、とかいろいろあるようです。
私はというと、まだそういう具体的な目標はないので、とりあえずは漠然ともっとうまく速く走れるようになりたいだけです。
この日教わったことをすぐできるわけでもないので、一旦しばらく自分で走ってみて、1ヶ月後くらいにまたフォームみてもらってアドバイスもらう、みたいな感じのをやってみたいなと思ってます。
そのうちもう少し具体的な目標ができればそれはそれで取り組みたいのですが^^
バイクセッティングがどう変わったか
数値は記録してないのですが、とりあえず、
- サドルがぐっと高く。
- ハンドルが下になり、やや上向き角度に。
- サドルがやや前方に。
って感じです。
圧倒的に前傾姿勢になりました。乗ってる感じがまるっきり変わりました。
ハンドルが下がったことで、ステムっていうんですかね。あれが余ってしまってます。
なんか出っ張ってますね。
この出っ張りが大層カッコ悪い。。。
ポジションは、フォームによってまた変わってくるだろうし、もう上には調整しないなということが確定したら切っちゃいましょう、とのことでした。
うん。まだなんとも言えないけど、とりあえず出っ張ってるのがカッコ悪いのでツライチになるまでぶった切りたいです。
それで多少軽くなるだろうし。
走ってみてどうだったか
実は、このフィッティングを受けた翌日にこのライドに行ったのです。
記事内でもちろっと書いてますね。
さて、まず平地を巡航して、「いつもくらいの感じ」でペダリングします。自分の中では遥かに強いパワー出てるんだろうな、ぐふふふ・・・とか思ってサイコンみたら、
・・・
いつもよりパワー低い。
え?
え?となりました。
感覚的に10〜15%くらいパワーが低い。180wくらいかなと思ったら160wだった、と言う感じ。
あれ??となりました。
いつもこの感じでペダル漕いでれば、これくらいのはずなのになあ???と感覚の違いに戸惑う。
とりあえずそのまま10km走って、ふと気づきました。
全然心拍あがらないぞ、と。
「この感じ」で「この距離」漕いでれば今頃それなりに心拍が上がって身体があったまってくるイメージなのですが、全然息が上がらない。
一言で言うと、疲れにくくなった。
今までと同じくらいの疲れ感にしてみると
明らかに今までより楽に巡航しています。スピードは風向きなどのコンディションもあるので当てになりませんが、決して遅くなってる感じはしないです。同じスピードで疲れにくくなった感じです。でもW減ってるしなあ、、、とその辺はまだよくわからないのですが、ともかく感覚としては「同じスピードで疲れにくくなった」です。
であれば、同じくらいの疲れ感、心拍まで上げればパワーが上がってより速くなるのでは?
実践しようと思ったら峠に入ったのでそれどころじゃなくなりましたw
後日、サイクリングロードの直線で試してみたのですが、その理論(てほどのものではないが)はあたってまして、向かい風とか歩行者等のトラフィックなど条件が圧倒的に悪かったにもかかわらず、自己ベストに相当近いところまで割と楽にでました。
条件さえ整えば、記録を大幅更新する手応えがあります。
峠でも前に前に落ちていくようなイメージで回すことで違いを実感
ヒルクライムは苦手です。めっちゃ遅いです。
が、教えてもらったように、前方へのウォーキング・ランジのように、自分の体重を前方に投げ出すようなイメージでペダルに乗せていくことで今までと違う筋肉を使ってる感があります。
股関節、付け根の部分が疲れるというのが今までなかったことですし、帰りの最後の方で一回腹筋がつりましたw あと背中も結構使ってる感じがあり疲れました。ポジション変更により負荷の位置が変わっています。
お尻や太ももの裏ももちろんどんより重くなった感はありますが、こっちの筋力はまだまだだいぶ余裕がありそうな感じもします。ただ、これまでとは疲れ方の質が違う感じですので、確実に乗り方が変わってるんだと思います。
まとめ
誰でも乗れる、それが自転車。
しかしロードバイクは「スポーツ」バイクです。
習った方が効率よく上達できる!と自分自身は確信しました^^
というわけで、当面は1ヶ月に1回くらいは教わりに行きたいなあと思ってます。特に初心者であればあるほど効果が高い感じがしてます。
ずっと乗ってれば自然とある程度形はついてくると思うのですが、その時間を短縮しようと言うことですね。
しかし問題はこの雨ですねえ。。。ここのところ全然乗れてません(泣)
そして今週ワクチン打つので、どうやら激しい運動はしばらく控えた方が良いと言う話もありますね。ワクチン接種後、激しい運動して心不全、、、という事例を聞くと、山の中に行って頑張って限界までヒルクライムするというようなのはちと危ないかなあ、、、と。
剣道も危ないですね。先生にかかってると自分ではコントロールできずにめちゃくちゃキツくなりますから。
自転車の方はまあ強度を自分で調整できるので乗るだけなら乗れるかな。。。ゆっくりフォームを確認しながらのんびり走る、というならきっと大丈夫ですね。
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