補欠の戦い

先日の試合のこと。

 

近隣区との14人(だったかな?)の団体戦です。

 

基本的に出場しているのは、6〜7段。

 

30代は各区とも実業団の選手を入れてくるので、6段ばっかり。

40代は5段の方もおり、各区ともこの年代は一般愛好家が主体かと思いきや、動きなどからして実業団の選手、あるいは元選手とでもいった感じ。

 

50代も7段が並ぶ。たまに6段の方も混ざってたのかな?

区の稽古会では元立ちをされる先生がずらっとエントリーされてる感じです。

 

 

・・・という感じでありまして、4段の私は段位的にはまさに底辺であろうと思われるラインアップww

 

 

会場にはいると、特に30代の方と思われるのですが、身体つきとかがもう、、、ずっとやってましたという強者のオーラが出てる人が多い。

 

 

私は3試合目に出場ということで、1〜2試合目はとにかくよくみて応援と様子見です。

 

まず、、30代は予想通りどこも実業団ガチ勢による試合で、まあ、、、すごいですね、と。

居住区の30代も一人除いて稽古会ではみたことない人だったのですが、みなさん強い。

 

 

40代は、というとうーん、これは幅広い。。。

 

みなさん強いです。とはいえ私同様、一般愛好家レベルの方もいれば、40代で7段等、全然違うレベル感にいる人もいて、なんというか読めないw 

 

レベル幅がありすぎて、自分の対戦相手の予想をするのは不可能。勝てそうな相手もいたけど、まず無理、という人もいますw

 

まあ、当たった人と一生懸命やるしかないですね^^;

 

 

さて、私の番が回ってきました。

 

団体戦なのでとにかく負けないことが重要です。

一方で、だからと言って防御に徹しても個人的には得るものはないので、気持ちはがんがん攻めていこうと。

 

さて整列して自分の対戦相手と対面です。

 

 

お相手は、、、

 

 

全日本二連覇の西村選手をワイドにした感じ、、、とでもいう佇まいです。

 

 

身長は私と同じかやや高い。明らかに体重は重い。

 

 

がしかい、

これは、、、強い。多分強い、と思いました。

 

 

なんというか、太いんですが鍛えられてる感じがぷんぷんします。

コテとかうまそうだなー、、、とその辺は警戒しつつ試合開始。

 

 

 

 

最初はお互い慎重な攻め合いが続きます。

剣先は硬くなく、しなやかな感じ。

 

なかなか間合いがお互いに詰めきれませんでしたが、まず相手が深く入ってきました。

 

 

・・・!

 

 

速い!!!!

 

 

 

ちょっと思った以上に打突が速い。

応じるのが得意なタイプかと思ったけど、ガンガン飛び込んでくるアグレッシブなスタイル。

 

構えも綺麗だし打突も綺麗。

 

鍔迫り合い時もすごいプレッシャーをかけてきます。離れ側を狙ってるのがわかります。

 

 

こういう時の身体の使い方とか竹刀の使い方は、競技剣道をずっとやってきてる人とそうでない人で結構差があると思うんですよね。

 

私の相手は明らかにやってる人で、うかつに離れることもできない。

 

 

その後、相手の攻撃は飛び込んでコテなど単発のものが多く、防御はなんとかできていました。が、一方で私の方が全然攻撃できてない。

 

攻め合いは私が前に出て相手が下がることも十分に多かったのですが、打突の機会を掴むに至らない。下げさせたというよりは、こちらに打たせたところを刈り取ろうとしてる感じ。

 

なんとかいろいろ工夫するも、良い攻撃は出せませんでした。

 

 

そうこうするうちに、つばぜり合いの相手からのプレッシャーがさらに高まってきます。

これに対応してるうちに、「待て!」がかかり合議。

 

相手につばぜり合い反則一回が行きました。

 

 

その後は、つばぜり合いはすぐに離れようとするものの、その離れた直後に間合いを強く鋭く詰めてきて面を打ってきます。

 

これがすごい強く鋭くて、なんとか防御するのが精一杯。

 

 

離れてから面にくるのはわかっていたので、これになんとか対応したかったのですが、うかつに打ったらコテや合い面で撃ち落とされるのは確実で相手もそれを狙っていたと思います。

 

だからしっかり張って、相手の起りを捉えようと努力はしたのですが、、、

 

なんですが、とにかく攻めスピードも打突のスピードも速くて対応できない。

 

 

なんどか出ゴテを狙うも、相手のスピードについていけず、前にでれずに横に出るようなコテばかりになってしまいます。

 

正直、相手の技の起こりなんて全然見えなかった。

ギリギリで交わすのが精一杯。

 

 

展開を変えようと、相手が面に飛び込んでくるのをまず竹刀で受けて体をかわし、相手を抜けさせる。振り返ったところに突き!

 

 

これは打突部位に当たったが不十分、相手が崩れてなおかつ少し緩んだように見えたのですかさず面!当たった・・・!

 

 

が、突きを打った時点で時間切れで止めががかかってました。

 

 

 

・・・というわけで引き分け。

 

まあこの突きと面が唯一、まともな攻撃だったかな。。。

 

 

試合直後は、特に後半は相手の圧に負けてなんにでもできなかった、、、という気分でした。

正直、負けないことで精一杯でした。

 

諸先生方には、「逃げてばっかりじゃダメだ!」とお叱りを受けそうだなー、、、と思ったのですが、意外に褒めてくださる先生が多かった。

 

「よく自分から攻めていてよかった」

「XXさん(お相手の名前)はかなり強いよ。あの相手に負けなかったのはたいしたもんだ」

 

などなど。

 

 

ビデオを見返すと、自分で思ったよりは攻め返してて防戦一方というイメージはなかったです。が、実際の打突にいいのは一本もない。最後の突き→面だけかな、あえていえば。

 

 

 

ちなみに、試合後の合同稽古で、同じお相手と稽古してもらいましたが、、、

 

 

 

 

・・・ぼっこぼこにされたwww

 

 

 

やはりちょっとレベル違いww

 

それでも試合ではやっぱり慎重になりますし、3分と短い試合時間だったから、なんとか引き分けられたのだと思います。

 

 

たった1試合+30分の自由稽古しかしてないのに、身体はボロボロに疲れました^^;

火曜日くらいまで疲れてたもんなあ。

 

 

反省点も多かったですが、なんか、あそこまで強い相手になんとか試合の形をつくれたのはちょっと自信、、、じゃないな。なんだろう。充実感かな?すごく充実感を感じました。

 

 

試合後の打ち上げの席でも諸先生方から「来年も出なよ」と言っていただいたのもうれしかったです^^ 区の稽古会はあまり話をする機会もないので、ほとんどの先生方とはじめて話しができたのも楽しかった。

 

いい1日でした^^

 

 

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