前回記事で書いた練習曲、完成しました。
結論から言うと、Session Player機能はなかなか便利でいいですね。今回は使い方をいろいろ試しながらなので、時短にはならなかったのですが、多分次回以降、なれるに従って超時短になっていく気がします。
完成曲はこちらです。
ドラム、ベース、ピアノがSession Player機能による自動伴奏生成によるものです。
ちょっとしたフレーズバリエーション違いもらくらく
フレーズ生成してくれるのはいいけど、ずっと同じものループするのではつまらないし、ちょっと派生させたい、みたいなニーズがあると思うんですよね。
まず、通常のピアノフレーズはこんな設定でした。
「複雑さ」パラメータは真ん中より下で、ボイシングはルートのみ、スタイルは「単純」、ボイシングは「フルコード」、ムーブメントは「中」になってますね。
これで生成されたフレーズはこんな感じ。
曲後半の大サビ部分では、複雑化して変化をつけたいと思い、次のようにパラメータを弄りました。
「複雑さ」をぐっとあげています。あとスタイルを「複雑」に。ムーブメントも「大」にしました。
さらにその後半では、上の音域で弾いて欲しいと思い、どのへんの鍵盤を使うか、という両手のアイコンをおおよそ1オクターブあげるようにしてみました。上下の画像を見比べてみてください。
ただ、正確に1オクターブではなく、適当にぐいっと上げただけです。かつ、フレーズ自体は少しだけシンプルにもどしたかったので、ムーブメントは「中」に戻しています。ただ、ボイシングを「5thを追加」に変えてますね。
この辺は結構適当で、適当に弄ってみて良い感じだったらオッケーみたいにできます。
人間のミュージシャンに対する指示みたいなもんですね。「もうちょっと上の音で弾いてみてよ」くらいのかんじです。
下の音源は前半はメインフレーズを複雑にしたもの、後半2が音域アップになってます。
さらに最後の小節では、じゃーんとコードだけ弾いています。これは「複雑さ」パラメータを最低値までおとしたらうまく意図通りになりました。
ドラムもベースも似たような感じです。
基本的に完全に自分の思う通りにはならないので、ざっくりやる感じですね。
ちなみに生成されたフレーズが気に入らない場合は、下の図の赤丸で囲ったところをクリックすると再生成してくれます。
ちゃんと使うためにはコード進行やフォローなどをしっかり設定するのがコツか
コードトラックにコードを入れるのは当然として、生成されるフレーズのノリというかリズムみたいなのは「フォロー」というところで結構変えられるようです。
中でも私は、リズムをフォローのところの「トラック」という機能がわりと重要な気がします。
ドラムでもベースでもキーボードでもギターでも良いのですが、その曲の核となるところが決まったら、Session Playerにそのトラックをフォローさせると、フレーズのリズムパターンが合いやすくなるようです。
私は今回、ざっとギターを入れてから、キーボードプレイヤーにギタートラックをフォローするように指示しました。
すると、今回のデモ曲のフレーズがでてきました。その後、このトラックフォローは外したのですが、生成されたフレーズは残っていて、パラメータいじってもその派生みたいな感じになりましたが、このあたりの影響度合いとかは今後もっと使っていかないとわからないですね。
今後の発展が楽しみ
Session Playerの基本的な使い方としては、「プレイヤー」を選択して、その中からプリセットを選択。その後パラメータで微調整、という感じだとお思います。
「プレイヤー」で大まかな伴奏のスタイルが決まるわけですが、今後のアップデートでこの「プレイヤー」が増えていくだろうことは間違いないし、各プレイヤーの「プリセット」も増えていきそうです。
そうなると生成されるフレーズはますます多岐に渡るわけで、今後の発展が楽しみですね。
この楽ちんさを覚えてしまうと超多用してしまいそうです笑
ただドラムに関してはなんだかんだで自分で打ってもいいかな、、、というのはちょっとありました。ベースに関してはもうSession Playerでいいや、という気になってます笑 音源だけTrilianに差し替えればいいや的な。
Keyboard Playerもかなり使えます。シンプルなアルペジオスタイルなんかは自分で弾かなくてもいいや、となりました。
個人的には、アップデートで、Session Strings Playerが欲しい。現在はキーボードで「Simple Pad」というプレイヤーがいるのですが、これをもうちょっと発展させてストリングス自動生成して欲しい。というのも、ストリングス打ち込むのめんどくさくてつい敬遠してしまうのですが、ハーモニーも含めていい感じに打ち込んでくれたらマジうれしい、とおもいました。
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