アナログディレイ病にかかった話は前に書きましたが、ふとすると、より愉快なディレイはないかつい探してしまったりしますw
ただ、ディレイって、BBD素子の特性を使って音を遅らせるか、デジタル技術で遅らせるか、、、という基本原理があるのでなかなか個性が出にくい部分もあるのかもしれません。本物のテープエコーもあるか。まあそんなところですよね、仕組みとしては。
しかしいましたよ。。。
すごいヤツが。
その名も、
Cooper Time Cube
操作パネルらしき黒い箱があり、そこからケーブルが伸びていて、出前のラーメンが入ってそうな鉄の箱につながっています。
この箱までがディレイです。
・・・
これが操作パネル。
一見、これだけで完結してそうじゃないですか。
こういうスタジオ用のディレイとかってありそうです。
でも、、、ちがうのです。
こいつはそんな単純なヤツじゃない。
この無愛想な箱までがディレイです。
というか、この箱こそがディレイそのものだといって良い。
この箱の中身は、、、
・・・
・・
・
ホースが巻かれています!!!
そう、このホース内を音が通過する、つまり原音よりも長い移動距離を動くことによる遅延を利用したディレイなのです!!
アナログディレイはBBD素子で遅延を作り出す。
Cooper Time Cubeは庭のホースで遅延を作り出す。
アナログというか、機械的というか。。。でも機械って感じでもなくて、、、この糸電話のような原始的な感じをなんといったらいいのでしょうw
すごいです。ホースディレイ。
ホースディレイ弾きたい。
ディレイタイムは、男らしく14, 16, 30msecの3種類のみ。
3種類、しかもそんな微妙な違いしか出せないなら、そんなん使えねえよ!と思われるかもしれません。
いや、でもホースですよ・・・?
3種類もディレイタイムが選べるだけすごいと思います。驚異の技術力。
物理的なホースが巻かれてるのに、逆にどうやってディレイタイム変更するのか不思議です。
3種類もディレイタイムが選べる幸福をかみしめようではないですか。
しかもホースは2本ある!
つまり2系統のディレイなのです。すごいぞ!
いや、やばい。これ弾きたい。
ちゃかして書きましたが、かなり興味しんしん。
すると、、、
ありました。プラグインが^^
何回かブログでも書いているUAD2プラグインとしてありました。
UADなら実機に近い雰囲気をあじあわせてくれるでしょう、きっと。
しかも実機の設計者はUAのBill Putnam氏じゃないですか。ほんとこの人すごいですね。
さすがに実機はどこにもなさそうなので、ソフトで我慢します^^
体験版が使えるようなら、デモ動画をアップしたいと思います。
最後にオフィシャルのデモ動画を。
英語ですが詳細な解説や色んな素材に対する効果を聞くことができます^^
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