初めて八段の先生に稽古つけてもらった

先日、区の稽古に参加して来ました。

アウェー感がハンパないですが、何度も顔出してけばおいおい馴染むだろう。。。

さて、この日は他県から40代8段先生が登場。

40代で8段ですから、まあほぼストレートと言ってもいいのではないかと。すごすぎ。

8段の先生に稽古をつけてもらうのは初めてです。

正確には、高校の顧問の先生が8段でしたが、高齢(たしか80超え)ということもあり、1年に1〜2回くらい面をつける、という感じでした。その時に稽古お願いしていますが、まあ、、、自分の場合かかり稽古くらいにしかならなかったのであまり何を教わったという記憶もなく、この際、ノーカウント。

でもその時ですら、なんであんなゆっくり動いているおじいちゃんを打てないのか、不思議でならなかった。自分はともかく監督や先輩、同期の1番強い奴も打てないし、打たれる。

まじでジェダイ。

やっぱり8段というのは、特別な感じがします。

7段の先生ももちろん雲の上のような感じですが、それでも8段はギュンっとランクがあがるというか、スペシャル感あります。

しかも40代。

これは強烈に違いない。

・・・怖っww

さてさて、並んでみる。私の前に2人。

他の人が8段先生にかかってる稽古をじっくり拝見します。

・・・むう。構えが怖え。。。

なんか剣先の圧力が、年配の高段者の先生とはまたちょっと違う硬質、というか筋肉質な感じがする。

単に隙がないということ以上に、なんというか密度濃い〜感じがした。

ぐいっと一歩前に無造作に入ってくるように見えるのですが、それをどうしていいかわからない感じ、、、がしました。実際、稽古相手の方も払おうとした瞬間、小手打たれたり、なすすべもなく打たれてました。

さて、自分の番。緊張します。

まあ、稽古中は無我夢中。自分なりに攻め崩すべく頑張ったり、なんとかしてまぐれでも一本打ってやろうと思いましたが、当然、無理でした。

稽古後、挨拶とアドバイスを請いに行くと、

・スピードがあるが右手がまだ強い。左手を使えればもっと打ちの速度はでる。

・右手で引き上げた竹刀を、左手で放るような、、、その辺を工夫してみなさい。

(注意:右手で引き上げろ、と言われたわけではないです。)

と言われた。

これは、なんかイメージができた。

ここ半年くらいの稽古等で、合い面で打ち勝っても、すこし右から入ってるな、、、とぼんやり意識はしてて、左手で真ん中押し切るようにしなきゃ、、とは漠然と思ってはいたのです。

さらに、所属道場でつい最近、面つけ前の竹刀渡りで、大きな面打ちの時、館長先生に「まだちょっと力入ってるなあ。ゆっくり振りかぶって、左で放る、、放っちゃダメなんだけど、そんなイメージで伸びる感じで」と言われていたのでした。そんな感じで力が抜けたらしい場合は、「良くなった」と褒められ、力加減というかちょっとした感覚の違いを意識していたのです。

まさに同じワード「放る」でした。でも放るだけじゃダメっぽい。近いだけで実際に放るわけではない。8段先生も放ると言ったあとちょっと言いよどんでいて、まあそんな感じで工夫を、という言い方だったし。

ただ、大きい打ちはなんとなくわかった気になったものの、小さく速い面にどう反映するのかわかってませんでした。

試合的な速い打ちと、大きな面打ちは根本一緒のはずだけど、実際的には少し違うものになってしまっているなかで、8段先生のこのアドバイスはなんとなく、その統合にむけてのイメージが湧いた。

打ち込みの初動は右手で引き上げ、左手小指の握りでスナップが効いて振り下ろしが始まると同時に左手全体を前に放り出して、左腕をしっかり伸ばしきって押し切るようなイメージ。

右手だとすごく極端にいうと、面にあてにねじり込んでいくようなところがあり、そうすると右腕が全体的にあがり、手首が死にやすく、結果打ちが軽くなるようなところがあると思いますが、左手放り出しだと、両腕がもっと下の位置で打突できそうで、打ちも強く手首も死なず、かつ中心線に沿って動くので速い、、、というイメージ。

(9/26追記:後日検証の結果、右手引き上げというのは全然ワークしなかった。左手押し出しとでもいうやり方のほうが良かった。

試して見たい。

早く次回稽古を・・・!

日曜日は子供の運動会で稽古いけず。家の中では天井高的に、竹刀振れない。

とりあえずイメトレと、手刀ではやって見るものの、やっぱりたくさん打ち込みの練習しないと感じがわからないなあ^^;

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