21歳。F1で2年目のルーキーにして、かつ、ベテランを起用することで有名な名門フェラーリのレギュラードライバーという大抜擢をうけたシャルル・ルクレール。
その期待通りの活躍によって、フェラーリ周辺がざわついてますな。
4度のチャンピオンであるベッテルは頼りにならない。時にベッテルを凌ぐ速さを見せるルクレールをリーダーとして扱うべきだ論ですね。
開幕前からフェラーリは「ベッテルを優先する」と宣言しており、実際、開幕のオーストラリア、また先日の第3戦中国GPでも、ベッテル優先のチームオーダーが発動されました。これについてF1メディアでは、いろんな関係者のいろんなコメントがいっぱい出ていて盛り上がってますね^^
当のルクレールは、基本従うけど状況次第では従わないこともありえなくはない、的なコメントを出してるようです。
さてこれはおもしろい。
ルクレールが今シーズン、フェラーリのピットからの指示に背くような状況になるかどうか^^
4度のチャンピオンであるベッテルも、有名な「マルチ21」事件というのがあって、レッドブルのチームオーダーを完全無視するという事件を起こしてますw
要は、チームメイトを追い抜きするな。このままの順位でレースを終えろ、という指示で、この指示が出たマークウェーバーは安心してスピードを落とし、安全領域でのドライビングに切り替えたのですが、ベッテルはこれを、、、ぶち抜いて優勝した、と言う事件です。
アイルトンセナにしてもシューマッハにしても、F1チャンピオンになるようなドライバーって、普段は紳士的に振舞っていても、ここぞと言う時には信じられないくらいずるいことを平気でやってくる印象があります。
例えば、7度の世界チャンピオンであるシューマッハは、かつてライバルに予選でかなわないとみて、ライバルのアタックラップ時に自らわざと小さくクラッシュして予選を終わらせる事件にもびっくりした。ちなみに似たようなことはセナもやっているw
せこいわけです。
偉大なチャンピオンドライバーっぽくないですw
しかしそれでも、なんだかんだいって、結果を出した方が有利なのがF1な気がします。
さて、
ルクレールがチームオーダーを公然と無視する状況があるとしたら、それはベッテルとタイトル争いをしていると言う状況になるだろうと思います。
もし今年、ルクレールにチャンピオンになれる可能性がある展開になっていたら、、、シーズン後半、どうしても優勝がほしい状況になったら、、、
そう言ういざという時がきたら、ルクレールはチームの命令を無視する気がする。
F1では「次」のチャンスはないかもしれないから。
来年、フェラーリのマシンが優勝できるレベルにあるかどうかは保障されていないから。
そんな大事な局面でチームオーダーを無視したら大問題になり、ベッテルとは険悪になり、メディアもからめた非難合戦もはじまり、すごいプレッシャーがかかってくると思いますが、もしそれでルクレールが今年のチャンピオンになれば、、、そのオーダー無視は時間とともに忘れられ、おそらくベッテルはフェラーリを追い出される、、、までいかなくてもそれに近いような結果になるはず。
これまで20数年間みてきたF1の感じだと、きっとそうなる。
もっとも今年チャンピオンの可能性がないのに、単にベッテルに張り合ってチームオーダー無視することはルクレールの得になるとは思えない。
ルクレールにとって一番良いのは、予選でベッテルを上回ることです。
決勝でチームに細いところで逆らっても、扱いにくいと思われるだけですね。
今の所、予選の成績は、ベッテル2勝ルクレール1勝。
ルクレールはとにかく予選でベッテルに勝ち続ければ、もし勝ち続ければ夏くらいには、ベッテル優先の方針自体を変えさせることができるかもしれないですね。
マシンの挙動に不満を漏らしているはベッテルのほうなので、現状ではベッテル好みになってないんでしょう。そこにルクレールのチャンスはある。
が、ハマった時のベッテルの速さ・強さはすごいものがある。さて今年どうなっていくか。。。
今週末は第4戦アゼルバイジャンGPです^^
楽しみ^^
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