というわけで、在勤区の区民大会に出てきました。
初めての参加なもんで、全然勝手がわかりませんw
プログラムみたいなものがホームページ上がるかと思ったのですが、ありませんでしたので、何試合目なのかとかも全然見当つかず。。。
会場に行ったらプログラムもらえたのでチェックチェック。
どうやら、1試合目の後半のようです。
周りでは各道場別にみなさん面をつけてアップをされていました。ふとタレを見ると、私のお相手の道場が目の前でやってまして、私のお相手はどんな方かなーと探してみたら発見。
ん。。。
んんん。。。。
やばい、強いww
基本打ちを見てる限り、かなり強い。
・・・
・・・
・・・まあ、相手は強いのはわかった。
が、それはもう今更どうしようもないし、逆にいうと、その方に勝てば結構いいところまでいくだろうから(勝手な推測)、決勝戦だと思って試合すればいいや、と。
さて、第1試合がはじまり、他の方の試合もチェックしてみたのですが、まあ、居住区の大会とレベル的にはそう変わらないかな?と思いました。まあ、区民大会ですしね。
何試合か経過しても、私のお相手ほど強そうな人は登場してこない。
やはりくじ運最悪か・・・と思ったあたり。
でてきましたね。強そうな方が。雰囲気がある。
む!と思ってみたら、、、、
あれ?不戦勝??
次の方も強豪実業団の垂れネームで、雰囲気も強そうで、む!と思ってみたらまた不戦勝www
2連続不戦勝ということで、自分の番が急激に近づいてきたので急いで面をつける。
いざ、勝負です。
はじめ!試合開始
構えは若干左手の脇が空いてるようで、やや竹刀が斜めに入ってくるようなちょっと変わった構え。
剣先もそう強い感じではない。少しずつ間合いを詰めていくと、お相手がぐっと入ってきそうな雰囲気を見せました。
まずはやや後ろに移動して間合いをキープ。一回打たせて相手の打突を見たいところです。
何度かの攻め合いの中で相手がぐっと入ってきて打ってきました。
相手が面にくるところをまずは無難に防御。
やはり速い。
が、見えないほどではないので、やや落ち着く。
再度攻め合いの中で相手が再びぐっと入ってきて面にきます。
これに合わせてコテ!
ですが、とらえきれず。
最近悪い癖なんですが、一時期よりコテで横に行ってしまいます。今のも前に行けば取れたタイミングだった気もしなくもない。
打突部位に当たってないので、周りで見ていてもどうってことないと思いますが、自分的には手応えがあるというか、これで1本とれるかも、と感じることはできました。
が、やはり強い。
前回の区対抗試合の時のお相手に比べればまだ対抗する余地は十分にありそうです。
とはいえ、自分より地力は上。
そして、かなり積極的で思い切りがよく、アグレッシブ。
攻めも強く、どんどん先を取ってきます。
一回これを利用して、相手に入らせたところを合い面!と思ったのですが、これが危なかった。
相手の面の方が速く、やば!1本取られた!と思ったのですが、運良く旗があがらず。
相手もえ?あがらないの?みたいな感じでしたが、まあこれはラッキーということで。
若干元打ちというか深かったのかな?まあでも1本取られたと思いましたがw
ともかく相手は打ってきてくれるのはわかったので、うまく誘い出して返し胴か出ゴテ、、、という考えでいました。
どちらかというと胴の機会を作るべく面を誘おうと試みるも、なかなかうまくいかず。
さて、この試合は3分です。延長やってその後判定というルールになってます。
判定は3人の審判が優勢と判断した方の旗を上げるというやつで、まあボクシングとか格闘技と一緒ですが、ボクシングみたいに有効打突数とかはなくて、多分、心象?なんだとおもいます。(審判講習とか受けてないので知らない)
ここまで相手から打ってきてばかりで、実は私から飛び込んだ打突が一本もありません。
判定にいったら確実に負ける。
自分も思い切った面を1本くらい打って相手を牽制して流れを変えないと。。。
これが良くなかった。
勝負の行方
このとりあえず打たなきゃ、という謎のメンタルが圧倒的に良くなかった。
まあ、ご想像通り、簡単にコテをかすめ取られたwww
おそらく残り1分ないと思われる。
どうやっても1本取り返さないと。
リスクをとって攻めを強くするしかない。
牽制し合いながらこれまでよりも少し深く入り、その瞬間に・・・
相手の面が炸裂。
攻めで間合いを詰めた攻め足に合わされた面を完璧に食らった。
これは・・・ぐうの音も出ない完璧な一本で、打たれた瞬間、「ああ、自分もこういうの打ちたい・・・」と思ったくらいでした。お見事です。
私は技を出す間も無く、詰めた間合いのその出頭をとらえられ、正直相手の打突はほぼ見えなかった。
ボクシングとかで相手が一撃で失神するような完璧なカウンターを食らった、、、そういう感じ。
敗戦後について
敗戦直後は、いつもだったら悔しい気持ちが先にくるのですが、今回は、「いや相手の2本目の面すごかったな・・・」と妙に感心してしまっていました。
まあ思った通り強かった。
これは上位まで行くに違いない(←偉そう)。
結果的にはその予想通りで、優勝は逃されましたが3位入賞されていました^^
優勝された方は、構えも内容も非常に端正な、、、というかほんと正剣!って感じで非常にすばらしかったです。非常にかっこよかったです。
さらに一枚上手、って感じで残念ながら、今の自分が勝てるイメージはありませんでした^^;
敗因についてクヨクヨ語る
やっぱり、あれですね。
自分の戦い方を貫けなかったこと、、、途中から無謀というか雑すぎた。
試合開始してしばらく経って、だいたい以下のような感じだったわけです。
・相手の方が打突スピードは上
・攻め合いでは相手に主導権を握られ後手後手にまわっていた。
・後手もいいところで、自分から攻めて飛び込んで打つ機会が1本も作れないでいた。
・一方で相手の打突そのものは見えており、対応可能だった。
・剣先が伸びてくる感じはなく、やや硬い感であり、打突も重くはないので、引き出せさえすれば応じ技は打てると思った。
・鍔迫り合いの圧は少なく、相手も狙っていたが、割と面が空いてるような・・・?
ともかく、相手が主導権握って、攻撃しまくってくるわけです。
私は自分からの攻撃はゼロです。もちろん仕掛けようとしてあれこれやってますが、とにかく相手が思い切りが良く、私も相手のスピードが怖かったのでギリギリのところで我慢せずに割と早めに防御態勢になっていたということもあります。
そんな中、私の最大の敗因は、自分から攻撃できていないということを引け目に感じすぎたこと、、、だと思っています。
それで雑に攻めて、とりあえず1本まず打たなきゃ、みたいな愚かしいモードになったこと。
私がもしこのお相手に勝てたとするならば、防御的な戦い方の中で、応じ技を決めることだったかな。。。と思います。
鍔迫り合いからの引き技も仕掛けてみるべきだったし、相手の面を返して面、あるいは胴は打てそうな感じがあっただけに、そのチャンスをもっと粘りつよく追求すべきだった。
わざわざ分の悪い勝負に持って行ってしまったのは、やっぱメンタルの弱さだったなと思うわけです。
結果的にとはいえ、ずっと防御側にまわっている「かっこわるさ」みたいなものを我慢できなかった。
そう、受け身になってる状態が我慢できなかった、というのが試合中の私のメンタルを示すのに一番正しい感じです。
これ、冗談じゃなくて本当にそうなんです。。。恥ずかしいけど。。。
もちろん前に攻めていって打開しようとするのは当然なんですが、それにしても雑だったな・・・と思わざるを得ない。すごいリスクを感じていましたし。で、懸念通りにやられたという。。。
もっと淡々と自分のできることを丁寧に愚直に繰り返すのでよかった。それで時間切れで判定負けでもよかった。
・・・と今では思うのですが、試合中は全然そんなメンタリティじゃなかったですねww
お相手は自分より力のある方でしたから、そうやって戦っても負けた可能性は高いです。
がしかし!
自分が本当に勝ちにこだわる戦い方をするのだったら、あんなことしちゃだめだった。
どんなにうざがられても、相手に先に打たせてそこをどうにかするべきだったのです。
・・・と思い至ったらどんどん悔しくなってきて、もやもやもやもや・・・
ああ、やり直したい。もっかいやりたい。
このもやもやをなくすには稽古あるのみ。
早く次の稽古日にならないかな。
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