この日曜日は午前稽古、午後はRIZIN、その後FightpassでUFC253(メインだけ)、夜中にF1とTV漬けでした。あ、稽古もしたか。まあとにかく剣道も含めて格闘技漬けの1日。
F1は眠くて途中でギブアップ。。。今夜みます。
さて、RIZIN24、面白かったです。試合観ながらメモ取ってたので、ざっと感想を。メモしてるのは個人的に面白かったのだけなのと、自分はただのファンで実際に総合格闘技やったことない(素人の感想ですのであしからず^^
矢地祐介 vs 大原樹里
大原選手大きいですね。けっこうのったりと圧をかけてきます。パウンド連打でストップかかるかと思いましたが矢地選手は命拾いしました。1Rは完全に大原選手がとったとおもいます。しかし2Rは体力切れなのか失速。矢地が盛り返します。かなりいい攻撃がヒットしました。うまくすればダウン獲れるくらいのイメージ。
3Rこの調子で行ければ矢地選手が勝つか、、、と思ったのですが、矢地選手が疲れたか攻め切れない。逆に反撃されつつありました。それでも後半、良いタイミングでテイクダウンとったので、このままコントロールすれば矢地勝利かなあ、、、とおもったところするっと裏返された!それで最後パウンド喰らってしまったので勝負あり。。。どうやって上下入れ替わったのかよく覚えてないのですが、するんと上下が入れ替わってしまいました。
知ってるというだけですが、どちらかというと矢地選手を応援してた身からすると、あ~~~~~。。。。あ~~~~~~~。。。。。って感じのなんともこう締まらない幕切れ。まあでもそこが大原選手の強さでもあり、3R全力で戦ってきた限界ってことなんでしょうね。
スダリオ剛 vs ディラン・ジェイムス
ヘビー級は迫力ありますね!
スダリオ剛の打撃の技術はまだまだイマイチで危なっかしいですが、組まれた時の腰の強さ、タックルの切り方や上に乗った時の安定感、身体の柔らかさ、ためらいなく膝やパウンドを打ってく感じは思った以上に良い感じです。
それからディラン・ジェイムズはまだ余裕で戦えたはずですが、ドクターチェックであっさりやめちゃいましたね。大きな怪我するの嫌だからここでやめます、みたいな感じに見えました。実際はわかりませんが、そんなストップかかるような怪我ではなさそうな。。。
まあ、、、まじの怪我したら本業に差し支えますし、試合受けてくれただけでよしという感じか。ただあのあっさりとした感じは真剣勝負の格闘技としてはちと興醒めではありましたね。試合自体、もっとみたかった。
スダリオはまだ若いし、今後期待してしまいます。思ったより全然良いのですが、とはいえ技術的にはまだまだという感じがするので、試合を急がず、しっかり練習を積んで欲しいな、と。
芦田崇宏 vs 萩原京平
注目の萩原選手。非常に身体が柔らかく、立つ能力高いですね。
しかし芦田選手の寝技のしつこさがすごい。逃げられそうなところで、ぎりぎり一握り残されてしまいますね。
最後は萩原選手がうまく立ちあがりそうに見えましたが、そこを逃さない芦田選手はすごかった。ああいうのも誘いなのか、臨機応変な対応なのか、どうなんでしょう。
ラストは腕が折れたかと思うほど決まってましたね。いやー、芦田選手強い。
これくらいしつこいグラップラーだと、朝倉未来だったらどう捌くのだろうか。。。それとも対応できないのだろうか。
この試合を見てがぜん興味わきました。斎藤選手より芦田 vs 朝倉未来が見たいかな、今の時点では。
それにしても萩原選手は負けてしまったけどまた観たいですね。
RENA vs 富松恵美
RENAは緊張しているのか、入場から表情が硬いようにみえました。
さて、1Rは緊張感のある良い攻防!RENAの圧力が強く、焦らずに当てていきます。1Rはまだ様子見で特にどっちが優勢ということはなかったです。とはいえ、あえて勝敗つけるならポイント的にはRENAかなあ。RENAは背中も大きくなったように見えます。
2Rついに富松選手が捕まえてバックを取られます。ここをしのげるか・・・?
果たしてマウントまでもっていかれるも、最後うまく脱出します!ここまでとても面白い試合!
3R、さらに富松選手に組みつかれるも外してパンチラッシュ。RENAが上に乗ります。途中厳しい膝を顔面にもらうも、とくにダメージの痕跡は見えない。
女子格闘技はあんまり好きじゃないんですが、この試合に関しては、打撃のRENAと組み技の富松選手の強みがお互いに発揮され、RENAが組み技にどう対処できるか、という見どころが多く、RIZIN24のここまでで一番面白い試合に感じました。
金太郎 vs 瀧澤謙太
両者とも入場からいい表情!お互いにKO率80%超えというストライカー対決で、期待が高まります。金太郎は刺青のため、ラッシュガード着てましたが妙な感じ。
さて、それはさておき、立ち上がりの金太郎のミドルキックが強烈。パンチも迫力があります。瀧澤選手がどうこの圧力を跳ね返すか。
金太郎はさすがに慎重に戦っているようにみえます。そして金太郎のボディ攻撃がいいですね。序盤は金太郎優勢。
一方で瀧澤選手のアッパーも怖い。当たったら倒れる。1R中盤以降、瀧澤選手が落ち着き、じわっと圧力を高め、相手を先に動かそうとじっくり構えました。技術は瀧澤選手のほうがありそう。この感じが続くと金太郎は不利でしょうね。ここは怖いがなんとか金太郎は飛び込んでかく乱しないとペース握られるという印象。1R終盤、瀧澤選手のラッシュ攻撃の迫力がすげえ。
残り30秒で金太郎のストレートがあたるが、その後、瀧澤選手のいい攻撃もあたる。お互い効いたと思う。どちらかというと、ダメージは金太郎の方があるか。微妙。1Rは後半瀧澤選手が盛り返したが、前半の印象で金太郎がとったといえるか?うーんでもダメージでとるなら瀧澤選手か。でもドローがあるならドローにしたい。
2R。金太郎はローキックからはいる。もっとローやミドルなどキックを打った方がいいような気もする。金太郎はボディへの攻撃がすごくいい。カウンター気味に入り、うざい攻撃で、瀧澤選手が思いっきり踏み込むのを牽制できていると思われます。
とはいえ瀧澤選手の圧力が勝り、金太郎もいい攻撃食らってます。ただ身体が強い印象でダメージをまだ見せないですね。そして2R中盤、やや膠着。
こうなると、お互いにストライカーとはいえ、テイクダウンとってもいい気がします。金太郎は前戦で1本勝ちしてますし、寝技もありうるよ、と言うところを見せた方が打撃の攻防が有利になりそうです。しかしテイクダウン行かないですね、ここまでのところ。
相変わらず金太郎のボディは良い。これが効いてきたか、残り1分あたりから金太郎は瀧澤選手の圧力を跳ね返し始めました。残り30秒、金太郎がジャブからストレートをクリーンヒットさせます。これは効いたとおもう。瀧澤選手もすぐさま強くかえす。かなり攻撃が強い!
とはいえ、私としては、2Rは金太郎がとったと思います。
金太郎は勝ちに徹するなら3Rはテイクダウンを混ぜた方が良いと思いつつ、3Rが始まる。判定の不利を自覚したのか、瀧澤選手が最初から強い攻撃をしかける。これはものすごい。ギアチェンジした感じ。KO率が高いと言うのもうなづける。怒涛の攻撃。
そしてついに金太郎はテイクダウンをねらうが瀧澤、腰が強い。
金太郎はいい攻撃をもらいまくり、一瞬ぐらつくが気持ちで盛り返す。そしてついにテイクダウンを金太郎がとる!首を決められそうで危なかったがなんとか脱出。金太郎はかなりダメージで力が入らないのか、瀧澤がうまいのかわかりませんが、立ち上がられてしまいます。コーナーに押し込んでいるものの膠着。金太郎、ここは最後相手を寝かせたい。寝かせられるか。。。
しかし、結局このまま膠着して終了。
うーん、、、3Rの瀧澤の攻撃の印象が強い。金太郎は最後テイクダウンとって上でコントロールできれば良かったのですが、厳しかった。
結果的に金太郎は3R終盤、立ち技を避けてただ膠着したようにみられても仕方がない。与えたダメージからしても3Rは瀧澤。こうなると1Rをどちらでとったか、、、ですね。私はメモでは、1Rは僅差で前半優勢の金太郎をとったので、金太郎の勝利としましたが、結果的には瀧澤選手の勝利。実際もスプリット判定でした。ラウンドごとに点数をつけて後から変えてはいけない、という感じで自分は採点したのでこうなりましたが、3ラウンド通してだと、やはりどちらかというと瀧澤選手勝利が妥当な印象。
瀧澤選手は攻撃の迫力が物凄かったです。最初はそんなに攻撃強そうに見えなかったのですが、スイッチ入ると凄まじいですね。
朝倉海にも劣らないくらいのパワーを感じました。どちらの選手もまたRIZINでみたいです!今日の試合をみると、瀧澤選手vs朝倉海は面白そうだな、と思いました。
朝倉海 vs 昇侍
まあ、予想通りの朝倉海、圧勝。
でも昇侍選手も、パワーのある感じを見せてくれました。これ、当たったらやばいな、、、と。
しかし当たりませんでしたね。朝倉海は油断もなく、序盤から鋭いローキックを時折当てつつ、差し合いで的確に打撃をヒット。そして大きいのが一発あたり、崩れたところに膝がヒット。サッカーボールキックは空を切ったものの、ここでレフリーが試合をストップ。
正直止めるの早すぎると思いました。が、まあ、、、続行しても怪我が増えただけですね。とはいえ、試合を止めるの早すぎるとは感じましたが。。。
那須川天心 vs 皇治
倒れませんでしたねー。皇治。見ててもダウンしそうな感じがあまりなかったですね。
まあ予想通り、実力は離れすぎてました。でも実を言うと、この試合、気付いたら皇治を応援してしまっていました。。。
なんだろう、、、負けてファンを増やすというこの謎スキルは。。。
実力は及ばなかったものの、皇治は諦めることなく戦っていたように思います。ラッシュにあって亀にならざるを得ない時間が多かったものの、要所要所で逆転の一発を狙ってるように見えました。
なんか、、、感動したと言うか、尊敬したと言うか、見直したと言うか、とにかく自分でも意外なのですが、皇治選手のがんばりが良かった。
天心は今回に限っては、「強い」より「上手い」という感じに見えてしまい、なんか、勝ったのに悪役というか、文句なく勝ったのになぜだか報われない感がありますw
この謎の余韻を残す試合運びが皇治選手の最強の武器ですねw
そして世紀の1戦!イスラエル・アデサニヤ vs パウロ・コスタ
入場した際、アデサニヤがちょっと細く見えました。一方のパウロコスタはパンパンに張ってる感じです。なんかコスタの方が強そう。
無敗同士。どちらかが初めて負けてしまいます。
私はアデサニヤの後半RでのKOを予想していました。あるいは早いラウンドでのコスタ KO。
立ち上がりですが、両者慎重でした。
距離の取り合いをしますが、アデサニヤのローキックが鋭い!コスタはプレッシャーをかけますが、いいところでアデサニヤに外されます。
コスタはパンチを振り回すだけでなく、キックがかなり上手いです。いい感じの展開を作り始めますが、しかしアデサニヤのローキックが有効。膝裏が真っ赤になってきてかなり効いてるように見えます。
アデサニヤの懐が深く、細かいフェイントもあり、コスタが思い切って踏み込むほど圧がかけられない印象。そしてかなりローを嫌がりはじめました。間違いなく効いてます。
しかし1R終盤、ついにコスタがアデサニヤを押し込み始めます。お!と思ったのも束の間、うまく捌かれてしまいました。ただコスタはこの形を作っていければチャンスがあるはずです。あと、コスタ は可能ならもう組んだ方がいいかもしれない。
2Rはアデサニヤの圧が高まってきた印象だが、コスタもローキックで応戦。もっと蹴った方がいい気がします。しかしアデサニヤの技前の攻防が上手い!剣道でいうところの、触刃の間での攻め合いが強い。コスタ は突っ込んだらやられる感じなので踏み込めません。
間合いに取り合いで展開を打開できず、自分から踏み込めないコスタはアデサニヤに来い来い!と挑発しますが全然乗ってきてくれません。
コスタはハイキックをくらって後退。その後のローキックでついに顔をしかめます。出血もあり、かなりダメージが見えてきました。
しかし、UFCは5Rでコスタはどこでも一発逆転できるパワーがあります。まだわかりません。しかしコスタの重心がちょっと後ろにかかるというか、前進の圧力が減ったように見えます。
と思ったら、コスタ ダウン!攻撃を避けられた後の左のアッパー?フック?ダウンします。そのままパウンドをくらい、レフリーが試合をストップ。
アデサニヤが無敗を守って、最強の挑戦者の一人を降しました。
いやーーーーー、コスタが手も足も出ませんでした。アデサニヤ強い!!!!
実際のパンチ、キックを打つ前の攻め合いでアデサニヤはコスタを寄せ付けませんでした。コスタ はなんとかアデサニヤを崩したかったはずですが、全然ダメでしたね。さっき剣道の話書きましたが、明らかに上手の相手には、打つ前から当たらないのがわかるというあれでしたね。かといって強引に突っ込んでもうまく捌かれてしまい、自慢の強打を出せないままに完封されてしまった印象です。
今後の楽しみ
いやー、満喫した。
さて、今後の楽しみですが、すぐにあります。
10月24日のUFC254では、ハビブ・ヌルマゴメドフ vs. ジャスティン・ゲイジーです。
アデサニヤ同様、無敗の絶対王者ヌルマゴメドフ。最強グラップラー vs 打撃のゲイジーの1戦でこれもめちゃくちゃ楽しみ。アデサニヤよりも負ける姿が想像できないヌルマゴメドフ。でもゲイジーならぶっ飛ばせるか・・・?
あとは、予定がわかりませんが、ベラトールのフェザー級GPの続きが早く観たいですね。フェザー級に関してはUFCよりベラトールの方が面白い選手いる気がする。
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