UFCラスベガス18 パントーハ vs. マネル・ケイプ戦感想

ネタバレありなので、まだ試合結果を知らない方は引き返してくださいー^^

RIZINバンタム級王者マネル・ケイプのUFCデビュー戦!

朝倉海を衝撃KOしてRIZINバンタム級チャンピオンとなったマネル・ケイプ。いよいよUFCデビュー戦です!

自身の怪我やら相手の怪我やらで、だいぶデビュー戦が伸びてしまいましたが、ついにデビューです。そして相手はランキング5位、アレクサンドル・パントーハ。

この選手の試合も見たことないので知らないのですが、なんといってもUFCのランカー5位です。間違いなく強いにきまってます。

さて、試合開始。

・・・

ケイプが慎重ですねえ。そしてパントーハは圧が強い!ケイプが下がる他ない感じです。

パントーハは構えが堅い印象。重心のバランスも実に良さそうで、攻守に隙がない。時折ヒットするローキックもいいですね。

しかしパントーハの良さより、ケイプの「らしくない」感じが目立つ。これはパントーハの圧がケイプの良さを消してるのでしょうか。

でも個人的な感想では、なんとなくケイプが技術的な洗練と本来の攻撃性のバランスが取れてない感じ。なんとなくですが、練習しすぎてケイプは自らの良さを自ら消した感じです。

しかし1R後半から圧は跳ね返せるようになってきましたね。とはいえローキックは貰い続けるとやばい。

ともあれ、1Rは明らかにパントーハ。

2Rも似たような展開ですねえ。圧に関してはケイプが盛り返してきたし、何度かチャンスはあったものの半端でしたね。RIZIN時代だったらここで強烈に畳み込んだと思うのですが、非常に慎重、、、というか慎重すぎて迫力を失ってる印象。

テイクダウンもいいところで入ってますが、なんだろう。この練習試合感?本番の試合で、勝敗がキャリアを左右する本当の真剣勝負なのに、なんか、、、ケイプの戦い方が半端。

3R。明らかに判定で負けてますから、ケイプは以前の戦い方に戻して突っかかっていくかと思いましたが、、、

・・・

うーん。。。ほぼ戦い方変えてない。

これはケイプ本人の意思なのか、コーチの作戦なのか。まるでらしくないです。

またテイクダウンに行きますが、趨勢は覆しがたい。アマチュアスポーツのポイントの取り合いのような雰囲気すら感じるケイプ。これはあかん。。。

日本語解説の水垣さんは微妙で難しい判定、、、とおっしゃってましたが、いやあ、これは簡単でしょう。圧倒的にパントーハ優勢だと思います。3R通してケイプが勝ったとは私はとても思えません。

2R、パントーハにある程度ダメージを与えた際に、もっとがつっと攻撃にいけばあるいは逆転KOもあったかも、、、と思いますが、ケイプは戦術を変えませんでした。おそらくこれはチームの戦術だったんじゃないかなあ。もちろんそれを遂行したケイプの意思でもありましょう。

ケイプの良さは、パントーハの強さとケイプの真面目さによって消されてしまいました。とはいえ、随所にポテンシャルは見せました。

さすがUFC。しかし、、、

いやあ、さすがUFC。ケイプがほぼ何もできませんでした。ただ、これはパントーハの強さもあるけど、ケイプ側の問題もあると思います。

この試合に関しては完敗ですが、とはいえ、ポテンシャル的にはケイプはパントーハに勝てると感じました。

あらゆるスポーツがそうですし、特に直接対面して殴りあう格闘技は、メンタルがめちゃくちゃ重要です。ケイプはおそらく冷静すぎたんじゃないかなあ、と想像してしまいます。相手をぶち殺す、という気迫を感じなかった。冷静にリスクをコントロールして、試合全体を俯瞰して必要なポイントを取る、、、そんな風に見えたのです。

それこそ、斎藤裕戦の1〜2ラウンドの朝倉未来のような感じ。これも地力で相手が自分より下や、あるいは互角だとしても優勢なうちはそれでも良いと思います。

そうでない場合、強引に崩してでもなんとかしないと勝てない。ケイプはパントーハと対峙して、おそらく自分より地力があると感じたのだと思います。

こう言う相手に一か八か、、、で突っ込んだらやられます。でもコントロールして勝てる相手ではない。とにかく気持ちで一瞬相手を上回り活路を開いていくしかない。ここはほんと難しいと思います。

ほんと難しい。キャリアを考えれば、ランキング5位とフルラウンド戦ってKOされず、ダメージらしいダメージを見せずにひょうひょうとリングを降りるのが良いのか。それとも勝ちのためにKO負けのリスクをとった方が良いのか。

プロの総合格闘技は1試合の重みがとてつもないです。軽々しく思い切ってやればいいなんて言えないです。

プロとして勝ち方もあるし負け方もある。

これは選手が自分で決断するしかない。

RIZIN代表、つまり日本代表みたいな気持ちもどこかにあったので、敗戦は実に残念です。。。まあ日本代表というか、ケイプが簡単に負けるようだと日本のレベルが・・・となるので勝って欲しかったという感じです。

ただ、ケイプの契約はさすがに1戦だけではないと思いますので、アジャストしてケイプらしいワイルドな迫力とスピード、そしてより洗練された技術をうまく融合して、UFCで大活躍してもらいたいものです^^

で、いずれは堀口や朝倉海とUFCで決戦、、、なんていいですね^^

日本のレベルが・・・という点で言うと、負けましたがランキング5位に対してそう見劣りするものではなかったと思います。圧倒されてしまい、これは次元が違うわ・・・というような内容ではない。堀口選手や朝倉海選手など、国内バンタムトップどころならUFCファイターとしても普通にやってけそうな感じは受けました

ただ、ランキング的にどの辺なのか、、、というのはケイプの今後の戦いを見ていかないとなんとも。

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