いろんなジャズマスターを試奏する

これまで、私のギター本体への興味はレスポールとPRSでほぼ80%埋め尽くされております。

しかもレスポールはJPが素晴らしすぎるのでもはや他の個体に興味なし。なので事実上、PRSに興味の80%が向けられており、次の10%がストラトタイプで最後の10%がアコギ、という感じの興味配分でした。

しかしここにきて、レスポール&PRSが70%くらいになり、減少した10%分にテレキャスターとジャズマスが入って来ました。

最初はテレだったのですが、いまやジャズマスターに対する興味がぐわっと盛り上がってます^^

初めてジャズマスターを弾いた感想・音の特徴

これまでほんとに1mmもジャズマスに興味がなかったゆえに、弾いたことがありませんでした。ひょっとしたらギタ友のを弾かせてもらったことがあったかもしれない、、、が正直覚えてない(失礼)。

なんで興味なかったんだろう、、、こんなにかっこいいのに!!

これ、ストラトのときもそう思った気がするww

ともかく、まともに意識したことがないが故に、ジャズマスとジャガーの区別もつかないレベル。なんかスイッチ多い方がジャズマス、あれ?スイッチ多いのがジャガーか?くらいの感じ。

そんな私が、最近楽器屋さんでジャズマスターの試奏をさせてもらってるわけですが、楽しいですね^^

いろんなモデル弾いてるんですが、全般的な感想から。

音が硬くて鋭い

ジャズマスター全般に、非常に音色が硬質で鋭い印象です。

この鋭利な感じは自分の手持ちギターにはまったくない手触りです。面白い。。。

モノの本やブログなどを拝見すると、ジャズマスは音が太い、という記述をよく見かけますが、自分としては太さよりも硬質さが印象深かったです。

ハイがかなりうるさいというか、耳に痛いところがありますね。

ボリュームノブがやたら敏感

これはモデルによる差があるのですが、なんかボリュームが敏感なのが多い気がしました。

ジャズマスターはかなりハイがキンキンするので、ちょっと絞りたいと思って絞ると、急速に絞られすぎてナマクラになってしまいます。

よく動画なんかでは、少しボリューム絞った感じのカッティングの音がすごく気持ちいいのですが、なんか、、、うまくできてない気がしました。客観的に聴けばあんなかんじなんだろうか??

ともかくスイートスポットが浅く、ボリューム絞った時のハイ落ちの量がストラトなんかよりずっと多い気がしました。(ハイが落ちない回路が入ってる個体もあったけど)

しかし、硬質さ加減をボリュームでコントロールできるのは面白いって感じました。自分としてはもうちょっと緩く利くボリュームノブに変えたいなあなんて思いましたが、慣れの問題ですかね??

歪みはなんかブーブージャリジャリする?

よく歪む感じもしたのですが、歪みにブーミーな要素が結構あるなあと。JMピックアップの特性でしょうか。よくわかりません。

アンプにもよるのかもしれませんが、なんかファズっぽいジリジリ感を共通して感じたような?

モデル別感想

American Originalシリーズ

これは基本的にヴィンテージスペックなシリーズだと思われます。というわけでこれを基準に語るのがいいかな。

American Professional

もう少しモダンに改良されたシリーズです。トーン回路は省略されていて、ブリッジもムスタングタイプに変更されてるんだったかな?ネックシェイプなんかもモダンな感じに。

トーン回路周りのスイッチとかが、見た目的にそんなに好きじゃないということもありますし、個人的にはこれ、良いと思いました。

American Performerシリーズ

上のAmerican Professionalより少し価格が安くて、さらにトレモロがストラトっぽくなってるなどモダンに改造されています。

価格は上2つよりさらに安くなっているのですが、これはすごくいいんじゃないでしょうか。同じお店ではなかったのでサイドバイサイドでは比べてませんが、自分的には好感触。

American Ultraシリーズ

USAレギュラーラインナップの最上級クラスですね。いろいろ工夫されているようで、個人的にはすごく期待しておりました。

実際弾いてみると、Ultraだけ全然音が違う・・・

JM素人なりにジャズマスっぽさを掴んできたとおもったのですが、Ultraだけなんか全然違う傾向にある気が・・・1本しか弾いてないのでシリーズとして語るのは無理があるかもしれませんが、今回に関しては全然好みではなかったです。

そしてCustomshop製 59モデル

Ultraのざっと2倍の価格がするカスタムショップ製も弾かせてもらいました。

むむ!

やっぱダントツでカスタムショップ製がいい音です。一聴してミドルの出方が全然違う。はるかにリッチなのでいい音に聴こえました。

ヴァンザントのJMタイプ

20万強の個体でした。

これは、、、

良かった^^

非常に造りもよく、材の感じもカスタムショップ製と比較してもそんなに遜色ないように感じる。見比べたわけではなく、手に取った印象ですが、フェンダーのノーマルものよりも上質に感じました。

みてるとすごい塗装が薄いギターです。木肌の凹凸が目に見えるくらいです。これはエイジングされそう。その点もなんかワクワクしますね。

そして生鳴りからして、フェンダーの各シリーズとは全然違います。

ジャリーン、ジャリーンと高域のざらつきが生音からでてます。

アンプに繋ぐと、めちゃくちゃガッツのある音で、ただでさえ鋭いジャズマスが一段と鋭利になってる感じです。暴れ馬ですね^^

絶対1本買わなければならない、としたら

やはり音色に関しては価格が2倍もあるカスタムショップ製がやはり頭ひとつ抜けて良かったかなー。

・・・

一方で20万円台のプロフェッショナルやオリジナルであれば、私はヴァンザントのほうが良かったですね。音はどちらも良いと思うのですが、とはいえ、よりがつっと攻撃的な音色であることと、なによりも材の雰囲気と塗装の薄さでヴァンザントが良いと思いました。

また、アメリカンパフォーマーシリーズの印象が良かったです。価格的にも今回の中では一番安いモデルだったのですが、なんかコストパフォーマンスが良い感じがした。

さて、もし今回「絶対に1本買わなければならない」としたら、、、

、、、

迷う。

迷う、、、が、

アメリカンパフォーマーシリーズかなー。

ヴァンザントと悩みましたが、安い方を今回は選びます^^今回弾いたモノのなかには、見た目が気に入ったものがなかったので、そうなるとどうしてもコストパフォーマンス的セレクトをしてしまいます^^;

音色で選べ!金額は関係ない!というならカスタムショップ。。。なんですが、どうもなんとなくつまらない結論ですね^^;

JMに求めるモノ

硬質な感じ。ミックスポジションの独特の質感。この辺りがいいなとおもうわけですが、それよりなにより重要なのが、、、

見た目!

なんとなくジャズマスターは見た目のバリエーションがストラトやテレに比べて少ない気がしてならない。

見た目がウルトラ気に入いってるのが1本だけあるのですが、逆に言うと、それ以外にないのが問題。

まあオーソドックスなサンバーストもかっこいいですけどね。でも、我が家のこれとちょっとかぶるからなあ。

白系+アノダイズドピックガードも渋くてかっこいいです。。。が今一つ、これ・・!これこれこれ!となりきらない。

見た目といえばヴィンテージ、、、いや、それを言うなら音ですね、通常はw 

1本これはかっこいい、、、というのがあるので近いうち、実機みにいきたいと思ってます。

コメント

  1. う〜さん より:

    ギター探しの旅は終わらないですねぇ(*⁰▿⁰*)
    わたしはあえて探さない様にしましたw
    見てたらどれも欲しくなってしまう…。
    フェンダー系に縁がないので、色んなタイプのギターが弾きこなせるのが羨ましいです!

    価格は気にしちゃいけない、とわたしも人には言いますが、制限を掛けて探すのが楽しかったりします^_^ これくらいの予算でピン!とくるギターを買う、という方が楽しかったりします。…石油王とかだったらそんなもの気にせず買えるのですが(*´Д`*)

    ゲームで縛りプレイで楽しむのに似ている感じです。
    良いギターに出会えることを祈ってます!

    • nico nico より:

      違う奏法や系統の違う音色に興味が出てくるのと同時に、なんか別のギターにも興味出て来ちゃうので、おわらないですねえw
      ギターが増えると、手に取らなくなるギターも出てくるので、それが嫌なのであまり増やしたくないとはずっと思ってるんですが、その思いに反して着々と増えていきますww

      同じく私も価格は気にしない、、、というより価格に関わらず、本当に欲しいものを買うのが良いと思ってます^^
      買えるから買う、、、というのもちょっと自分自身は違和感もあって、やっぱり気に入り度と自分の中での価格の妥当性がすりあってるのが良いなー、と。