Culture Vultureというプラグイン試用してみました

ギターのペダルも無数にありますが、ソフトウェアのプラグインも物凄い量があります。

ソフトウェアのプラグインでいいのは、大体の場合は「お試し」できることです。

で、実際に自分の環境で使ってみて、使いやすいとか、使いにくいとか、値段の割に大したことないとかすごく良いとか、判断した上で購入することができます。

これはソフトウェアの大きなメリットですね^^

というわけで、今お遊びで作っている九条ネギの曲で、Thermionic Culture Vultureというプラグインを試用してみました。14日間無料で使えます。

これが実機。
いかつい。

→ 輸入代理店の製品紹介ページ

ページから解説を抜粋してみます。こんな機材のようです。

「Culture Vulture」は他に類を見ないスタジオ用音響機器です。真空管による倍音歪みを入力信号に加えることができます。半導体パーツは一切使用されていません。このユニークな機器は1998年に発売されて以来、少しずつバージョンアップを繰り返してきました。

3種類のディストーションが搭載されています。
1.「T」は三極管による音楽的なエフェクトが特徴で、ウォームなサウンドを特徴とします。
2.「P1」は真空管を「Pentode(五極管)」モードにすることから名付けられています。奇数倍音歪みが特徴で真空管のキャラクターを残しながらアグレッシブなサウンドにすることが可能です。
3.「P2」は非常に珍しい方法で珍しい真空管をドライブします。高めのバイアス設定では高音域のオクターブを加えることも可能です。

要は、、、歪みモノのようです。

ボーカルとかベースとかドラムとか、あと全体とかに薄くかけるんですかね。
この手のものはいろいろ出ていて、以前こんな記事を書いてテスト動画つくってみました。

→ UNISONマイクプリのテストの記事

この時は、マイクプリのプラグインでゲイン上げていくと、いい感じにギザギザするよ、というものでした。

・・・テスト動画のクオリティは、ちゃんとしたのが見たければYoutubeとか探してって感じですが、私などが宅録で使ってもこんな感じになったよ、という参考程度にご覧いただければと思います。

ボーカロイドの歌を、わかりやすく極端に歪ませてみたのですが、声の周りにうすくギザギザがかかっていい感じ。

昔、CDのプロの歌を聴いた時に、こういう感じのギザギザ感を感じたことがあって、「プロの歌い手って本当にいい声だな。。」とか思ったものです。もちろん素が素晴らしいのは当然のことながら、こうしたエンジニア的な加工によって元々の魅力が増している、という側面もあろうかと思います^^

で、このCulture Vultureはマイクプリではなくて、歪ませることだけを目的とした機材のようですね。

感覚的に、ほんのちょっとだけでも各素材を歪ませたりすると、馴染みがよくなる気がします。ここ数年?もっとですかね?流行の「アナログ感」的なプラグインはおおよそこういうところを狙ってるんだと思われます。

リバーブでも馴染みが良くなりますが、ボワボワしてはっきりしなくなるところが、歪みだとボワつかないで馴染みが良くなり、エッジが聞いて聴き易くなるなる感じもします。

さて、プラグイン版の画面はこんな感じ。

うん。実機と同じ感じですね。
これで慣れておけば、実機が目の前にあっても大丈夫、、、

もっとも実機をいじる機会などないでしょうけどw

というわけで動画。
前回記事でアップした苦情ネギの唄の抜粋。

ベースの音だけに集中して聞いていただくのが良いでしょう^^

この動画何をやってるかというと、全体を流しながら、プラグインをON/OFFしています。

それにともなってベースの音だけが変化します。

微妙なんでわりとイヤフォンで大きめにしないとわからんかも。
自宅のヘッドフォンだとわかりやすいですが、PCやスマホだとそもそもベースが聞こえないかもしれないです^^;

ONのときのほうがローが引き締まって目立ち、ブリブリとしたギザギザ感が出てくるので、あったほうが良い感じに思えます。なるべくユニティゲインにしようとしましたが、こうして聞きなおしてみるとちょっと音量も上がってますね^^; 失敗。

オケでわかりにくくても、ベース単体の音で聴くと、ああ、歪んでるんですね、というのがわかるとは思います。

それって普通にベースに歪みペダル足せばいいんじゃないの?という話でいうと、まあ、その通りですね、って感じですw

ただ、DAW上で録音済みの素材に後からかけられるのは便利。
それにベース専用でもなく、ドラムでもボーカルでもピアノでもなんでもいける。

これ、ボーカルにもかかってます。ON/OFFの動画は撮ってないですが。
「あー」とか音を伸ばすところでわずかにギザギザ感を感じられる程度にかけています。

微妙なんですが、一回かけたものを外すとちょっと寂しくなるんですよね。。。
14日の試用期間中に完成させなければw

ギターでもやってみましたが、、、いわゆるギター用ペダルみたいな感じにはならなかったです。まあ、これはこれでサウンドエフェクトとしては面白いけど、通してギターがいい音になるというのはちょっとちがうかなあ。

やっぱりミックス用のものかな、と思います。

LogicにもOverdriveとか歪み用のプラグインが標準で付いてるのですが、以前使った時はなんかいい感じの音にならなくて、以来触ってないです。だいぶ前のことで、調整に仕方も少しはわかってきたのでもう一回やり直したら違う感想になるかも。どっかでやってみようかな。

これ、MACのQuicktimeの「画面収録」という機能で動画つくってるのですが、再生していたら最後のほう、間違いに気づいたので修正。

最後の音がEなのですが、Eなのにスライドダウンしていた。

聴感上、別にこれでいいのですが、本当にベースを弾こうとしたら一番低い解放のEでスライドダウンってないよなあ、、、と思い、1オクターブ上げました。

いや、これはダウンチューニングしたベースなのである、と言い張ることもできますが、一応直しました。

制作日記の一環ということで、せっかく作業した記録があったのでそのまま残してみました^^

最後に公式ページのリンクを。
いろんな素材にかけたデモとかもあります。

→ UAD2公式ページ

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