9月のペダル比較

8月にやったディストーション比較のように、今回も、お借りしたもの、前から持ってたもの、いつの間にやら買ったものとかで、いろいろ比較動画を作ってみました。

→ 真夏のディストーション比較

この写真、、、壮観!!

左から、
Boss OD1X
Leqtique Maestoso
Landgraff Distortion Box
Leqtique Redemptionist
Xotic SL Drive
BJFE Dyna Red Distortion
Fulltone OCD
BJFE Honey Bee Overdrive

です。

動画はこの順番と違いますw

ギターはJP。
キャビはマーシャル1936 with ’73 G-12H。
アンプはDirty Shirley。

アンプセッティングはこれ。
昨日の記事と同じです。

さて、、、

Honey Bee。
クリーンに足すにはゲインが足りないことも多いですが、クランチに足すのは十分。
ゲインを上げてもボリュームを上げても飽和感がなく、素直に歪みが足されていきます。

DSとの相性良し。

BJFE Dyna Red Distortion。(DRD)

弾いてると、かなり良い音だと思ってたのですが、録音を聞きなおすと、激しく割れて引っ込んでしまっているようなところがありますね。

Honeyよりは歪みますが、単体ではハードロックまではいかない感じのゲイン量です。

DSとの相性はあまりよくなさそうですね。少なくともクランチにこのゲインを足すとこういう感じになっちゃいますね。DSに対してはブースターセッティングが良いでしょうけど、それだとこのペダルである必然性があまりないかな、と。

このペダルもMark Vのクリーンに繋いだほうが良さを発揮したので別記事で。

Leqtique Redemptionist(RED)

これ、、すごい。。。
9/9と実は同時に買っていました。

Leqtiqueってどのペダルもすごい。

歪み方にある共通の成分があるので、それが嫌な人は嫌い。気にならない人は大好き。
この成分は、各ペダルに共通の回路がもたらすのか、それともコンデンサーとかオペアンプとかの部品が出すのかわかりませんが、とにかく共通したものがあります。

歪みの中にビーーーーン、ビーーーーンというような、金属的な響き、というか粒感というか、、なんかそういうのがあります。非常に上質で、それが張り感や、抜けを出してる気もします。

あまり他のペダルでは感じたことのない質感です。

ゲインレベルも幅広く、コントロールもしやすいです。
また、ギターボリュームやピッキングの強弱に敏感です。この辺は、BJFEのペダルと同じような感触です。

むちゃくちゃいいペダルですね。。。
1.5万円程度という値段もふくめて、自信を持って他人におすすめできる気がしました。

今度から人に「ペダルって何買ったらいいの?」と聞かれたらこれを真っ先にあげることにします^^

さらにLeqtique。
Maestosoです。

動画でお聴きのようにDSとの相性はイマイチ。
ブースターセッティングならいいかもしれませんが、ゲインを上げていくと飽和して奥に引っ込んじゃいますね。

ミドルが分厚くなる感じは、TSっぽい。
ただ、めっさ歪む。

めちゃくちゃ歪むTSを探している人がいれば、これが答え、って感じです。

TSの丸っこくて、トーンをあげると音色に「ひぃ~~~ん」というようなツヤが足されてスリリングな感じとか、ほんとTSな感じです。

でもめっちゃ歪む。これは使いやすいんじゃないでしょうか。

こいつは、Mark Vに繋いだ時にものすごい威力を発揮しましたので、また別記事で。

BOSS OD-1X。

動画でお聴きになるとわかるように、非常にすっきりクリアー。
弾いてても、暑苦しさがなくて気持ち良いです。

DSはわりとペダルを選びそうで、アンプのゲインが大したことなくてもペダルとぶつかって飽和して音が引込みがちです。

しかし、このOD-1Xはそういうのをなんなくクリアしてくれますね。
ためしにゲインを最大にもっていっても、破綻せずクリアに弾かせてくれます。

動画の録音で聞いてみると、デジタルっぽいというか、作り込まれた感みたいなのがすごいありますね。弾いてると気になりませんでしたが。

録音した後、いろいろエフェクトかけて整形した後みたいな印象を受けました。これ、悪口じゃないですよ^^

ただ、Mark Vのクリーンで同じセッティングで弾いた時に、思ったより線が細いなと思いました。ローを足せばしっかり出てくることは出てきますが。DSは音が分厚いのでちょうどいい感じに整えてくれたのでしょう。

Fulltone OCD。

アンプの箱鳴りのような厚い感じと、ハイが強調されかつ、ちょっとスイートな感じに色付けられる感じがします。

しかし、アンプの箱鳴りのような分厚さがDSの分厚さとぶつかって、こもって聞こえます。全体的にはDSとの相性は良くないと思いましたが、動画のセッティングだとまあ大丈夫かな。

スイッチをLPのほうにすると、もっと濁ってしまいました。
写真のセッティングよりちょとゲインをあげるともっと奥に引っ込んでしまいます。

ブースターセッティングならいいかもしれませんが、ペダルの比較なのである程度ゲイン上げた時の音色の特徴を見たいです。

だったらアンプはDSじゃないほうが、、というのはありますがw

Xotic SL Drive。

これ、ほんと「マーシャルっぽさ」を出してるペダルだと思います。

「マーシャルっぽさ」って人によってそれぞれなので、こういう書き方って反感買いそうですが、私の中でのマーシャルの特徴をうまいこと体現してるペダルです^^

中のDIPスイッチはいじってないです。今どの位置にあるのかも知りませんが。。。

DSとの相性はイマイチですね。

Landgraff Distortion Box。

ランドグラフというとDODですが、これは違います。
Distortion Boxというモデルです。

ランドグラフさんが亡くなられたので、もはや生産はされないわけですが、このDistortion Box。最終版がシリアルで400番くらいということで、たいして人気がないのかもしれませんww

・・・しかし!!

これすっごいいいです。

弾いてる時は抜けもよく、なによりも音の輪郭が強い!!
これはすごいペダルだと思いました。

動画で聞くとすこしこもってるように聞こえますね。意外でした。全然そんな感じしなかったです。

写真のセッティングで弾いてますが、DSに対してはゲインが高かったかもしれません。もう1~2段階下げても良かった。

—-

さて、DSは、ゲインをギリギリまでさげてもクランチになるというアンプです。
クリーンは、ギターのボリュームを絞ることで作ります。

そういう意味では、歪みペダルのプラットフォームとしては偏りがあるわけです。
今までいろいろ試してきて思うのですが、結構相性があります。

正直、DSには、

・TS-808
・KTR

が合います。
次点で、SHODやHoneyかな。。。

そんな中、この8台の中で言うなれば、

Leqtique RED
Landgraff Distortion Box

が素晴らしい。

さて、ペダルのプラットフォームとしてDSよりは良いと思われるMark Vでのテストを次の記事に書いてみたいと思います。

—–

コメント