ちょっと前に10.3にアップデートされたLogic。
10.2ではAlchemyというパワフルなシンセが入ったり派手なアップデートでしたが、今回は地味ながらこれは・・・!と思うのがありました。
アップデート内容はいっぱいあるので、sleep fleaksさんのすばらしい記事&動画をご覧いただくといいと思うのですが、リリースをみて個人的におお?!と思ったのはまずこれ。
小さいので拡大すると良いのですが、要は
・トゥルー・ステレオ・パン機能。
・サミングエンジンが64bit化
・I/O プラグインがミックスコントロールを備えた
パンがよくなったっぽい。
Logicはいままでステレオの処理がなんとなくイマイチであるという話があり、まあ私ごときのレベルではそれ以前の問題の方が圧倒的に大きいのですが、こういう風にできないあかな、と思うことがたまにあり、それができるようになったようです。
要は今までのLogicのPANって、左右の音量バランスをとるだけだったので、広がりみたいなのを狭めたいとかそういうのは、DirectionMixserという標準のプラグイン使ったりする。あるいはモノトラック2つ作って2トラックでパンニングとかやればいいのかもしれない(やったことない)のですが、面倒なわけです。
これが、普通にLogicのミキサーのパンでできるようになった。
これが従来のLogic のPAN。左右に振るだけ。
これが10.3で、下のようになった。
定位っていうんですかね。左右に音量のバランスを振るだけじゃなくて、範囲みたいなのを指定できるようになった。
まあなんどもあれですが、自分ごときレベルではそれ以前の問題の方が大きいでしょうけれども改善は良いことです^^ 結構、聴こえ方が違います、これ。
あと、サミングエンジンが64bit化。
32bitより64bitのほうが普通に解像度高いんじゃね?的な、極めてイメージ的な感想ですが、ともあれ良くなったということで良し。
もっともDAW上のミキサーだと音の分離とか立体感がイマイチなので、(プロの人とかハイアマチュアの人は)わざわざ外部のサミングミキサーに通して、再度2mixをDAWに戻すとかやるらしいです。64bitになってそれが不要になる、、、ということでもないんでしょうけど、よくなった方が良いので良いと思います。小学生の作文みたいな言い回しですが。
ともあれ、パンといいこれといい、ベースの足元部分、ミックスエンジンが強化されたのは嬉しい感じです。
I/Oプラグインにmixコントロール
I/Oプラグインは、Logicから一回音を外に出して外のエフェクターを通してLogicに戻すというやつです。
かつてStrymonとか、シンセサイザーのフィルターなどで試していますが、おもろい。
あと、知り合いにAPI500モジュールという小型のラックシステムみたいなモジュールを借りておりまして、I/Oプラグインが自分の中で楽しい感じになっています。
今回の改変がどういうもんなのか試してないので全くわかってませんが、mixというからにはブレンド具合を決めるのかな。そのうち試してみます。
その他、見た目の変更やらリージョンのフェードインがツール変えなくてもできるとか、Track Alternativesとか地味に便利そうないい感じのものが搭載。
アップデート内容は下のリンクのページに膨大なリストとして掲載されています。途中で見るの嫌になって見てないんですが、いっぱい良くなったということで喜ばしい^^ 日本語になったらもう一回眺めてみようと思います。
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