EQについて重要な気づきを得た(気がする)

ここ数日、EQをぐりぐりいじって、「ほお、、」とか「ほほお」とか「ふーむ」「なるほど」とかやってます。

少し前のミックスの記事同様、ちょっとやってる人からすれば「そんなこと今更気づいたの?」と失笑ものかもしれませんが、自分的にはなんかこう、おお、全てはつながっている・・つながってるよ!みたいな感動がありまして、それが実際のところどうなのか検証するためにも動画にしました。

気づき。ブーストとカットは同じこと

昨日、EQで高域をブーストしてみたら、いい感じになり、良し!と思ってそのファイルを書き出し、音量を揃えて他の音と一緒に鳴らしました。そこでふと気づいた。

あれ、思ったより高域がシャリシャリして音がすこし細くなったような気がするぞ?ローカットしすぎたか。

いや、ローカットしてない。

ちょっと高域に派手さを加えただけのEQで、他は特に何もやってないのに、どうしてこうなった?

・・・

もう何年DTMやってるんだという話なんですが、初めて明確に気づきましたよ。。。ハイをブーストするということはローカットしてるのと同じだということに。

ということはつまり、ミドルをブーストするということは、ハイとローをカットしてるのと同じということなりますね。

というわけで、急遽ギターで1フレーズ録音して実験したのを動画にしてみました。イヤフォン、ヘッドホン、それなりの音量のモニタースピーカー視聴を推奨です。

ただ、低域があまり聴こえなくてもわかりやすいように、かなり極端にEQかけてますので、再生環境はなんでもいいっちゃなんでも良いかも?

How Different? Middle Boost and Hi & Low Cut with Real Massive Passive HD 1080p

そしてこのいかついEQは、、、そう、Manley Massive Passiveの実機です。3日くらい前に来た。

これについてはまたどこかで改めて詳細に書きます。とりあえずここで言っておきたいのは、DTMでいろんなプラグインのEQ使ってはや何年だ・・・?まあ相当な年月経ってるとおもうのですが一向に気づかなかったことに、実機来たら3日で気づいたということ。

これは実機のおかげなのか、たまたまなのかw もちろんこれぞ実機パワーであるということにしておきましょう^^

同じ音量で再生する限りにおいては、何か足す・イコール・何か減る

図で示してみます。

+5dBブースト。見慣れた感じ。

Logic付属EQで、250hzを+5dBブーストしています。で、音量が大きくなるので下げます。するとこうなる。↓

ブーストしただけ音量を下げた

もともと緑のラインだったものを、ピークを元の音量に合わせると青のラインになりました。

音量をブースト分さげた図は、どうみてもロー&ハイカットですね。

もっとも実際EQして+5dBあげたから5dB下げるかというと、そういう使い方する人はいないような気はします。

しかしここで重要なのは、音量を調整していくと、ミドルをブーストしているようで、実際はハイとローをカットしてるのと何も変わらないということ。

今度は、本当にカットでEQしてみます。するとこうなる。↓

81.5hzと675hzでカットしています。ブーストして音量落としたのと同じ図形ですね。

2つ並べてみるとこんな感じ。

おお、、、ブーストはカットであり、カットはブーストであったのだ。。。全ては一つのもの。事象の表裏なのじゃよ・・・全てはつながっているのじゃ。。。

とかやってると、なんか奥義っぽくなりますねw

とはいえ違うところ

というわけで、原理的には、、、といっていいのかな。要はブーストもカットも、相対的な変化をもたらしてるだけなので、結局のところ同じものである、ということに気づいたということです。

なんですが、とはいえブーストとカットはやはり違うっちゃ違う。

使い方というか、利便性というか、、、まあ普通に考えていらない低域をカットしようと思ったら、素直にローカットしますよね。

誰もわざわざハイをブーストしてボリューム落として低域を切る人はいない、、、と思う。多分。

結局後のミックス段階で音量コントロールはよりシビアに調整するわけで、ハイブーストによるローカットだと使い勝手が悪すぎますね。もちろんカットでも音量上げれば低域はでてきちゃうでしょ、、、というのはありますが、ハイパスフィルターできちっと切っておけば、逆に比べてそこまでボリュームセンシティブにならない気がします。

ローカットはローカットで処理すればよくて、わざわざブーストして音量落とすという2段階で調整する必要が思いつかないです。

あと、2つ目の違いとしては、機材の特性、EQポイントによっては、同じようなカーブを作れないということも普通にあるでしょう。

アウトボードはもちろん、アナログ系のEQプラグインではブーストとカットで同じカーブを作るというのはなかなか難しいんじゃないかなあと思います。実際全く同じだと意味ないし。それにブーストとカットでは機材の特性上、音質の差が出るというのもあるかもしれないですね。

その違いをあえて積極的に使い分けられたら上級者って感じですね^^カコイイ。

EQは相対的な変化でしかないという気づきがもたらす変化

自分的には大きいと思っています。

今まではブーストすると何かが足されるものだと思ってました。

しかしブーストするということは、実際はそれ以外の部分の優先度が落ちるということです。一見、純粋に足されたように見えて、それは音量が上がってるだけ。同じ音量に近づければ、ブーストされた部分は以前より目立ち、そうでない部分は以前より影が薄くなる。

つまり、EQの変化というのは音色のバランスを相対的に変化させているだけだ、という理解によって、EQの聴き方、使い方が変わって来た感じがする。

また、音作りの選択肢が単純に広がった気がします。目的地に向かうのに表と裏の両方の道があるってことですからね^^

ブーストしてかっこいい音になったつもりでも、実は単にブーストで音量上がったので迫力が増して良くなったように感じるだけで、実は最終的なミックス音量では逆に音を貧弱にしてしまっていた、、、ということが今後は減ると思います。

基本的に音量が大きい方が良い音に聴こえちゃいますからね^^;

これに気づいた後、いろんなタイプのプラグインいじってると、以前とまたちょっと違う使い勝手を感じたりするので面白いものです。

ギターアンプだとどうなんだろう

バンドでもうちょい自分のギターの腰を太く、音抜けさせたい!ということでミドルをぐいっとあげたりします。良くしますww 

上記理論に基づけば、ローとハイを落としてマスターボリュームをちょっと上げる、というアプローチがありうることになる。

・・・

まあ、これはいずれバンド練習が再開したらテストしてみます。

なんとなく、ギターアンプってつまみがある位置からがっと効きはじめる、、、みたいなところがあるような気もして、レコーディング機材のEQみたいなのとは違う気は何となくする。

・・・が、機材のクセはともかくとして、原理としてはありうるということです。

ハイを上げるのではなくローカット&ボリューム上げ、というのは正直やったことないです。

いままでは、総量として上げ下げしていただけで、音量コントロールも含めたバランスコントロールという概念は持ってませんでした。

コロナ明けのバンド練習に楽しみがひとつ増えました。

さて、最後に余談ですが、上の動画のレンダリングが遅くて遅くて、、、iMacアップデートしたいけど、デザイン一新の速いのが出そうなのでしばらく待機しかないですね^^; 音楽系はまあ大丈夫ですが、動画系は著しく処理能力足りないなあ、と思う最近です。

コメント

  1. う〜さん より:

    機材を弄っている動画を見て、何やっているのかさっぱり分かりませんでした笑
    う〜ん、DTMは難しそうですねぇ。

    EQの設定は、Kemperを弄り倒している時に何かで見ました。ミッド出したかったらローとハイを削れ、と。
    基本的には引き算で設定をするみたいですね。とは言うものの、状況次第ではあるのでどれが正解なのかは…。足した方がいい時もあるし、引いた方がいい時もある。。

    経験値を貯めるしかなさそうです(*´Д`*)

    アンプはメーカーによってEQの効きが違うのでまた混乱するんですよね。上げたり下げたりしただけ効くのもあるし、こっち上げたらあっちが勝手に引っ込むとかも。

    • niconico より:

      DTMはほんと経験値ですねー。必要になる知識が多いですね^^
      ギターアンプはほんとクセの塊みたいな機材で面白いですよね。

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