カズオ・イシグロ ノーベル文学賞!納得の受賞

この記事は3年前の記事です。当時の情報、理解に基づいておりますのでご留意ください

 

 

今日、カズオ・イシグロさんがノーベル文学賞を受賞されたというニュースを聞きました^^

なんというか、すごい納得。

 

彼のような本を書く人が受賞すべきであり、当然の結果、と思いました。

 

 

・・・まあ他の候補者知りませんけどもw

比較してどうこうではなく、ただ、この人が取るのは納得、当然。というそういう感じです。自分としては。

 

 

 

何年か前に、日本人で英語の名文を書くすごい作家がいる、という話をどっかから聞いて、気になって読んでみました。もっとも、彼は人種が日本人なだけで国籍はイギリスですね。五歳のころにイギリスに移住したそうです。

 

 

最初に手にとって読んで見たのが、「私を離さないで」という本でした。

(日本語翻訳版ですw 名文と言われる英語でも読んでみたいけど多分無理。)

 

 

これが、、、もう、、、なんというか印象的だった。

 

静かにじわじわと、いろんな感情や思い出を揺さぶり、自分の奥のほうにあったものがじわりと浮いて出てくるような、不思議な読書体験でした。

 

烟るような空気の感じ、違和感、重苦しさ、触れてはいけないタブーに対する畏れとか、解放や冒険の高揚感、諦めとか運命、不条理感。

 

自分の幼児期の頃のいろんな感覚、感触が思い出されるような感じがありました。

だれもが今のこの世界はかりそめで、ひょっとしたらすべて夢かもしれない、とか考えたことあると思うのですが、そういう認識の危うさ、に改めてぞっとなったりします^^

 

 

読んだあと、あー、面白かったという本はたくさんありますが、カズオ・イシグロさんの本はすこし肌合いが違って、まさに、こういうのを文学というのかな、とか漠然と思ったりしてました。

 

 

これまでは、いわゆる世界の有名な文学作品を読んでみても、いまいち共感できなことばかりでしたが、彼の本は違う。「共感」とは違うのですが、なんか揺さぶられる。

 

 

3冊くらいしか読んでないのですが、エンターテイメント性が高い、というような本ではないです。分厚いし、ひねもすのたりのたりかな、みたいな鈍重な展開であり、難解な台詞回しといい、正直、読むの結構大変です。

 

村上春樹さんのような、面白さ、読みやすさは全くない。上で写真貼った「充たされざる者」なんて、読むのがかなり苦痛。なんかの修行のようでしたw

 

 

その点、「私を離さないで」はこの人の本の中では読みやすいんではないかと推察。3冊しか読んでないので言い切れませんが。上の「充たされざる者」はかなりキツイww 

 

「私を離さないで」は、これを機に読み返そうと探したんですが見つかりません^^; どっかにあるはずなんですが。まあKindleかなんかで買うか。

 

 

たしか、私が読んだ1〜2年後くらいに映画になったはずです。でもあえてまだ見ていません。この本を読んで得た「あの感じ」を映像で上書きしたくなかったというか。。。

 

あんまりそういうこと思わないんですけどね、普段は。本は本。映画は映画で楽しめばいいじゃん系なんですが、でもこの人の本は特別。まあだいぶ年月経ったのでそろそろ他の人の解釈を見て見たい気もしてきました。

 

 

今回のノーベル文学賞。まだ一報を聞いただけで、詳しいこと知りませんが、なんだかうれしい。

 

 

読んだことがない方は、ぜひご一読を。

と、いっても繰り返しですが、読むこと自体に結構エネルギーを使うので気楽にどうぞ、とは言い難い。でも、その価値はあると思います^^

 

 

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