入山峠クリア。絶景を堪能後、初パンク【後編】

先日の入山峠ライド。

苔むした林道。そして登り切った先のトンネルを抜けるとそこには絶景が、、、というなんとも冒険心を刺激してくれる楽しい峠でした。

まあ、ヒルクライム苦手なので登り切ると瀕死ですが。。。

八王子側から登ってきたのですが、反対側は、そのままあきる野の黒茶屋のあたりに抜けていくことができるようです。

あきる野側は、落石や路面状況が良くないと聞いていたのですが、それだけにちょっと行ってみたかったのです。

ただ、先に峠に登っていた二人組のローディーさんが登ってきた道を降りてきたので、ひょっとしたら通行止め?と思っていたのですが、とくに何も書いてないです。

万が一途中まで降りて通行止めはきついなあ、、、と思いつつ、意を決してダウンヒル開始!

これが非常にアドベンチャー感あって、楽しかったです^^まずは動画から。

落石に法面崩壊。

ダウンヒル開始してすぐに、路面状況が八王子側とくらべて圧倒的に悪いことに気づきました。

そしてすぐにこんな光景が。。。

アスファルトがなくなりましたww

いやあ、これ、途中で通れなくなってて戻るのだけは勘弁だな〜、、、と思いつつ、通過。

またしばらく行くと、こんな感じになってました。

また道路埋まってるwww

パンクを避けるため、無理せず自転車を降りて、押して歩きます。といってもすぐ先にはアスファルト見えてますから大丈夫ですね。

こんな感じで道路は全体的に荒れてます。

ダウンヒルなので速度出てしまうのですが、これはスピード出すと危ないと思い、かなりゆっくり降りて行きました。ずっとブレーキしてると握力死ぬので、この辺の速度のコントロール、地味に難しい。

うお!

法面崩壊して道路に落石が押し寄せてますwww

ネットでカバーしてますし、まあ自転車は通れるくらいの感じです。

いやあ、これは面白い。

なんというかちょっとした冒険感が楽しいです。こんな道は初めてです。

・・・ロードバイク歴4ヶ月くらいの初心者なので、そもそも初めてのことばかりですがw

なんとなくウキウキした気分でダウンヒルを続けます。しかしマジでパンクしそうだな、と思い慎重には降っていたのです。

ぷしゅうううう!という派手な音が

だいぶ降りてきました。左には川が流れ、非常に綺麗で気持ち良いです。相変わらず路面は荒れてますが、斜度は緩み、そろそろ終わりかなあ、なんて思っていた時。

ぷしゅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!

パンク!!!

え?なに踏んだの?って感じでした。

正直、全然わからなかった。

ロード歴約2000kmにて初パンクです。

しかし、慌てない。

こんな時のためにパンク修理練習したし、タイヤ交換もした。

ちょっとしたカット対応のために、パッチも用意したし、時間短縮のために、直前にCO2ミニボンベも用意していた。

ふ、俺に抜かりはない。

まあ、一応手順をもう一回確認しておくか、、、携帯を見ると圏外

・・・ここ東京ですよね?とおもいつつ、まあかまわない。タイヤレバーを使ってタイヤを外す。

するとそんな時、4〜5人の男女でグループライドの人たちが通りかかった。

「こんにちわ〜」、すり抜けざま、さわやかに挨拶してくれるローディーの方々。わたしも余裕で挨拶を返す。

そう。この時は余裕だった。

あと、15分彼らがくるのが遅ければ・・・と後で悔やむのでしたw

トラブルはここから

さて、チューブを外します。

そこでひとつプチ失敗。

先にどこに穴が空いてるか確認し、タイヤ本体のダメージやなにか刺さってないかを確認したかったのですが、うっかりしてチューブ全部外しちゃった。

仕方ないので、外したチューブに携帯ボンベで空気を入れる。

しゅ〜という空気の洩れる音がする。で、タイヤのほうに当ててみて探すと、あった。

あー、これですね。

はいはい、切れてますね。

こんな時のためにパッチも買ってきたぜ!と裏から貼り付ける。これでタイヤは良し、とこの時は思ってましたw

ふと後ろを見ると、こんな感じで綺麗な場所でした。

地面に座りながら作業します。

とはいえ、まだ不慣れなので、なかなかタイヤもはめられない。すると、なんか肩が痛い。

ん?なんだ?

なんか痛いぞ?針に刺されてるような。。。

ふとみると、なんかでかい蜂だかアブみたいなのが一匹、まとわりついてきます。

なんだよ、もう。とおもいつつ払うのですが、これがしつこい。

異様にしつこい。

なんか払ったことで興奮させたのか、妙に攻撃的です。

え、やべ。

追い払うか、倒すかしないとマジでやばい感じに。とにかくしつこく攻撃してくる。

ともかく蜂の攻撃に耐えつつタイヤを嵌め終わった。よし、あとは空気入れるだけ。

ん?バルブどこだ?

あれ?バルブがない?

あ、あった、、、って、、、え?

え?

これ、、、短くね?

・・・

引っ張ってみますが、これが限界。

そう、21年型ビアンキ・オルトレXR3の完成車ホイールは、比較的リム幅があります。35mmあるのです。

これ、バルブ長あってないでしょ。。。

しかし、これは自分のせいではないのです。

だって、これ納車時にビアンキショップで勧められて買ったものだから!

不安を感じながら、携帯ボンベを当てると、、、やはりハマらない。

これ、空気入れられないじゃん。

やばい。

ここで、先程のローディーの方が通り掛かったら、、、迷いなく「すいません!替えのチューブ売ってくれませんか?!」と頼んだことだろう。しかし彼らは行ってしまった。

そして、それ以後、誰も来ることはなかった。

そして携帯も通じないのだった。。。

そして蜂はまだ襲ってくる・・・!もうやめて^^;;

とにかく街までいくしかない

とにかく蜂がしつこすぎる。

そしてようやく気づいたのですが、10mくらい離れると襲ってこなくなる。

どうやら私が自転車停めてたところが巣の近くだったのかもしれません。

ようやく、蜂の攻撃から逃れられた。

しかし空気は入らない^^;;

とにかくタイヤを押してバルブを限界まで押し出し、携帯空気入れを無理やり突っ込む。

そうすると、ある角度では空気がはいる感触が!その角度を調整しながらなんとか入れる。

・・・おお、助かった。なんとか空気が入っていく!

まあ、べこべこですが、一応入った。入ったと言っていいのかどうかわからないくらいの状態ですが、まあ、一応入った。

恐る恐る乗ってみると、まあ、ベコベコになりますが、リム打ちするほどではなく、ギリギリ乗れます。

これでなんとか武蔵五日市の駅まで行くしかない。

超ノロノロかつ、段差は全て降りる、くらいの慎重さでノロノロ走る。

途中になんかかっこいい神社が。。。ちょっと寄りたいくらいですが、なにしろいまは一刻も早く街に戻りたい。思わぬトラブルで時間をとられ、お腹も減ってきた。。。

武蔵五日市駅に自転車屋がない、、、だ、、、と?

ようやく携帯の電波が復活したので、自転車を探す。

お、ちょうど通り道にある。そこに行こう。とにかくパンクさせないようにノロノロ走ります。

ようやくのことで黒茶屋につき、文明世界に戻ってきた。自転車屋までもう少し。。。

・・・

あれ?

ない。

行き過ぎたようです。戻ります。

・・・

今日が休みなのかとっくに閉店なのかわかりませんが、とにかくショップはなかったのでした。。。

救いの神。東京裏山ベースさん

駅前につくと、目の前にショップっぽいものが。あれだ!

News | 東京裏山RIVER FRONT
都会の喧騒と日常を離れて、毎週でも迷い込みたい!「東京の裏山」の豊かな自然の中で手軽にリフレッシュできる、外遊びのワクワクがつまった清流の体験拠点、それが東京裏山ベースです。

覗いてみると、自転車ショップというわけではなかったのですが、チューブ売ってくれると!

・・・神!

マジ助かった。

そして28cのチューブを買って、苦労しながら嵌めてみると、なんと、タイヤの裂け目からチューブがはみ出ています・・・

写真忘れちゃったのですが、一眼でこれは走れないとわかります。

裏山ベースの方が「輪行袋レンタルするので輪行で帰るか、25cのタイヤならあるのでそれを買ってもらうかですかねえ。。。」と言ってくださりました。

輪行もいいのですが、やったことないしこの汗だくで着替えもないのに電車乗るのはきつい。

買ったばかりの28cのチューブは使えないということなので、25cのタイヤとそれ用のチューブを購入。効率悪い散財です。。。

で、本日3回目のタイヤ交換を行い、今度は無事に空気入りました。

なんか白い線が入ってるタイヤです。

前25c、後ろ28cになって、今後こそ無事に走り出せました。

よかった、これで帰れる。。。

トラブル克服してレベルアップした

いやあ、大変だった。

1日で3回もタイヤの脱着したので、なんかだいぶ自信つきました。普通のパンクならなんとかなるな、と。

私のパンクはサイドカット、、、というんでしょうかね。結構大きくカットしてしまっていました。こうなるとむしろ、バルブが短くてちゃんと空気が入らなかったことが結果的には良かったのかもしれません。人間万事、塞翁が馬。

逆にここまでカットしてしまっても、超低圧クリンチャー運用でなんとか走行できるということがわかったということでもあります。

さて、チューブレス化も考えてるのですが、チューブレスでこのレベルのカットだとシーラントうんぬんではないですね、タイヤ自体を補修するキットもありますが、基本的にはもうチューブ入れるしかないと思うのですが、その場合、フックレスだとどうなんだろう。。。とか色々考えちゃいました。

というのも、チューブレス専用でフックレスのホイール買おうとしてたからw

まあそのホイールではチューブドは推奨しないだけで、実際、応急措置的には使えると思うのですが。また、結果的にそのホイールは納期未定すぎたので今回は断念。その話はまた別に書きます^^

まあ、すごい大変でしたが、乗り切って家まで帰ったというのは自信にもなりました。また一つ経験値積んでレベルアップできたなあ、と思い満足です^^

前編はこちら。

コメント

  1. teru より:

    こんにちは
    サイドカットの時の修理用にタイヤブートというものがあって、
    タイヤの内側の切れた部分にはれば、チューブを普通の空気圧にしても大丈夫ですよ。

    • nico nico より:

      コメント&情報ありがとうございます!
      タイヤブートですね。調べてみます。ちょっと裏からはるパッチだけでは全然だめでしたw