ソフトバンクが1兆3500億円の赤字ということで、そんなに赤字が出せること自体が凄すぎると思ったものですが、かのウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイはさらに凄かった。
なんと5兆円の赤字www
そんなに赤字でなんで会社が存続するのかって感じですが、今の会計基準だと保有有価証券を時価で計上しないといけないから、、、だと思います。コロナショックで大幅な評価損を出したのが赤字の主要因で、実際に現金がマイナス5兆円ではないですね。
それどころか、バークシャーは過去最大の14兆7千億円ものキャッシュポジションを持っています。
そういうわけで、バークシャーの今期決算が5兆円の赤字だろうとも心配するような感じではなく、むしろこの局面でそこまで巨額の現金があることで相対的に有利なポジションにいる気がします。
そんな中ショッキングだったのは、バークシャーが保有している航空会社株を全部売却したこと。全て売却ってのは正直、驚きました。デルタ航空に関しては11%も持ってる最大株主でしたし。。。
さて、多くの人の尊敬を集めるウォーレン・バフェット氏ですが、今年90歳になるようです。
史上最高の投資家にして、25兆5000億円もの売上を誇る巨大コングロマリット企業バークシャーハサウェイの総帥たるバフェット氏もさすがに引退、、、どころか寿命も心配されるようなお年になってしまいました。
総会の動画みるとまだまだ全然、余裕で元気で頭脳明晰な感じですけども、とはいえ、90歳ですから、どういう形であれ、バフェット氏がいないバークシャーを考えないわけにはいかなくなりましたね。
2009年に発行されたバフェット氏の公式自伝。当時も読んで、いたく感銘をうけたものでした。
ちょうど今年の3月あたまくらいから再度読み返しています^^
「投資家」って、毎日株の売り買いのトレーディングで儲けてる人、、、というイメージが強い人が多いと思うのですが、バフェット氏は全く違います。
新しいサービスをゼロから産み出したというのとは少しニュアンスが違いますが、なんにせよ、一代で世界の時価総額ランキングでトップ10の会社を育て上げたのですから、それはもう辣腕なんてもんじゃないですよね。
しかも期間も長い。一時期だけ良かったということではない。(今年は7位にランキングされてるようです。)
リーマンショック の時のバフェット氏の存在感は凄かった記憶があります。もはやマンガのなんだろう、、最後の砦感、第三勢力のラスボス感というのかな。王国が滅亡の危機になり、各国の王や宰相たちが片田舎に引っ込んでるかの偉大な魔法使いのお出ましを願いに詣でる、、、みたいな展開になってましたよね。
そしてゴールドマン・サックス王国とGE王国は救われた、みたいな。(注)冷徹な資本家であるバフェット氏は救わなかった国もいっぱいある
ちと大袈裟ですが、自分の中ではそれくらいのインパクトがありました^^
まぎれもなく、現代におけるキーパーソンの一人ですね^^
すべての人、とくにビジネスパーソンは学ぶところがめちゃくちゃたくさんあると思うので、バフェットについてあまり知らないよ、という方にはこの自伝は強くおすすめです。長いですけどw
コメント