コンプの効果を目で見てみる①

この記事は8年前の記事です。当時の情報、理解に基づいておりますのでご留意ください

ようやくパソコン復旧した。

いくつか変な挙動がさっぱりなくなって、幸せ。

さて、Logic Pro Xのアップデート使い方確認をかねて、コンプの話の続きを書いてみたいと思います。

自分の中で、かなり長い期間、意味不明だったエフェクターであるコンプ。
情報的に正しいかどうか自信はないですが、コンプよくわからん、という方の一助になればうれしいです。

さて、コンプですが、なんのためのエフェクターか。
どんな効果があるものなのか。

良く言われるのが、音の粒をそろえるもの、クリーントーンでサステインを稼ぐためのもの、カッティングでアタック感を出すためのもの、音圧を稼ぐもの、etc…

全部正しいです。

コンプがわかりにくいのは、多分、コンプそのもののは一つの機能しかないけど、それを使う目的、得られる結果は複数あるからじゃないかな、とも思います。

まあ、あれこれ考えるとどんどん難しくなるので、まずは書いてみます。

コンプその1:コンプの機能とは

コンプの機能は一つです。ずばり、

大きな音を小さくする

です。

さて、ここからは図解で。

まず、録音すると、音はこんな波形で表示されます。

とりあえず、上下に太いのが大きい音、細いのが小さい音です。

で、この波形に対してコンプをかけると下のような感じになります。

上の波形がオリジナルの音。
下の波形がコンプかけた後です。それぞれ2つずつあるのはステレオだからです。

この2つの波形、良く見比べてほしいのですが、コンプ後の下の波形のほうが細いですよね?

細い=音が小さいという意味です。ですので、再生すると、コンプかけた後の方がボリュームが下がったように聞こえます。
しかし実は、これ、均一に音量が小さくなっているのではありません。大きな音がより小さくなっているのです。

元の波形と、コンプ後の波形を重ねて見るとイメージつきやすいでしょうか。拡大してもらった方が良いかもしれないですね。

波形の形としてはだいたい一緒、だけど、音量が大きい部分だけが圧縮(コンプ)されて、小さくなっているわけです。

コンプその2:するとどうなるか?

大きな音が小さくなって、どないやねん、と。

大きな音が小さくなると結果的に、

大きな音と小さな音の音量の差が小さくなります

上の図は、波形中の同じ場所です。
明らかに、大きな音と小さな音の差が小さくなったのがわかると思います。

コンプの「機能としては」大きな音を小さくするということですが、理解として重要なのは、この2番目の方です。つまり、

コンプした結果、音量の差が小さくなる=音量が均質化する

という事になります。

というわけで、

・初心者でもピッキングが安定したように聞こえる(上手くなったように聞こえる)

という効果が得られるわけですね^^
同時に、これはダイナミクス(音量の差)を減らすというわけなので、音楽的につまらんのではないか、という話もあります。ギタープレーヤーでコンプ嫌いな人は、こういう要素もあるかと思います^^

さて、その3としては、ダイナミクスが減るとなんやねん、、、という話ですが、それはまた別の記事としたいと思います。

ここでは、コンプのかかり方について、もうちょい図解を。

コンプがわかりにくいのは、パラメーターの意味がわからん、、、という話もあります。

とりあえず、覚える必要があるのは2つです!

・スレッショルド
・レシオ

です。なんだったら、スレッショルドだけでもいいですw

上の図では、左側のメーターが原音のボリュームを示しています。
そこに、-12.7というメモリが書いてありますね、これが、「スレッショルド」です。

要は、これより大きな音を圧縮(小さくする)するよ、という目盛りです。
上の図では、スレッショルドよりもちょっと音量が飛び出てますね。

この飛び出た分をコンプ(圧縮)する、ということになります。

先ほどの波形との関係で言うとこうなります。

コンプのスレッショルドよりもはみ出ている部分、、、とは、波形で言うとちょうど上の赤いラインで表現されます。赤線より上はコンプで小さくなります。赤線より下はそのままです。
※波形は上下対称なので、正確に言うと、波形の中心線から赤線までは、ということになります。

コンプがわかってなかった頃は、とにかく強くかければ音圧あがるんだろ、ってことでスレッショルドもレシオもガンガン強くしていった結果、ダイナミクスが減少しない=音圧あげられない、というミスを犯していた。

これの理由は別記事で書きますが、とにかく上の図のように、音量が大きく飛び出たところでコンプがかかるように設定する=ダイナミクス減る=コンプの目的が果たせる、が基本の設定方法になります。

次に、スレッショルド以上の音を、どれくらい強くコンプ(圧縮)して音量を下げるか、、、それがレシオです。


真ん中に、6.14と書いてある目盛り。これがレシオですね。
まあ、理屈はともかく、数字が大きい方が音量が下がります。

で、真ん中のオレンジ。これは、どれくらい音量を下げたかというのが見えるようになっていて便利という話。

最後に、一応操作の流れにそって画面動画とってたので貼ります。

・・・なんか音割れてる。なんででしょ。まあ、画面は細かくてコンプの設定のところがほぼ見れないと思います。。。せめてYoutube本体に飛んでって、画面サイズを大きくしてみてください。

ただ、コンプでスレッショルドを下げていく(コンプかかる範囲を広げる)と、全体的な音量が下がっていくところなんかはわかるのではないかと思います。あと、波形重ねたところがわずかに静止画よりわかりやすい、、、かな??

これは次回以降になりますが、ここで、下がった音量を上げるんです^^ それでこそコンプの意味があるわけです。

あんまり出来のいい動画ではないので、公開やめようかと思ったけど、せっかく作ったから。

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