上手い人の動画みて、フレーズの真似してたら気付きました。
右手が同じような感じになってないことに。
もう何年も前からぼんやりと気付いてましたが、今回いろいろ明確になりました。 そして、これまで「逆アングル」と言ってたやつの正体が、実はあんまりわかってなかったことに気付いてしまった。。。
ではまず本題から。
ピッキングの角度の定義
ピッキングの角度は2軸あることに無自覚でした。
下の写真と合わせてみてください。
ピッキングの角度と言ったときに、まずこれがありますよね。 わかりやすいように、ピックは握ってません。 弦に対するピックの向きに注目です。
実は自分が認識してるピッキングの角度ってこの1軸だけでした。 角度といえばもう一軸、これがある。
弦をピッキングするときに、どういう角度で入っていくのか、ということですね。
この2軸、なんか名前はついてるんですかね。 この先、記事を書いていくにあたって、名前がないと非常にこう、説明しづらいですねw
「回転軸 名前 3次元」とかなんとかで検索するとこんなのがあった。
これでいけるかな。要はこういうことですね。 図を引用させてもらいます。 さて弦が、船尾から船首にかけて伸びているとしたとき、
これは「Roll」となるのかな。
これはヨーかな。これで一応説明してみます。自分でも全然身につかないのでなんですが。
この角度を述べるのに、ギター的にちゃんとした名称があるなら是非教えてください。書き直します^^
ちなみにギターにおいてはピッチ方向は考えなくていいとおもいます。弦に正対すべきでしょう。
ピックの角度というより右手の角度
見出しの説明をする前に、自分のピッキングはこうなってます。
はい、これです。 これ、実際にギターとピック持ってやってみてもらうとわかるのですが、要はピックの角度というより、右手角度の問題ですね。
右手の角度をどう置くかで、結果としてピックのロールとヨーが決まってきます。ただ、右手角度を主体に説明するの難しいのでピックの話にしました。
ともあれ、自分は上の写真のようになってます。で、上手い人と見比べてたら、どうも違うぞ・・・?というのがこの話の発端です。
そしてロールだけではなくヨーにやっと意識が向きました。
自分の場合、親指の付け根がギターボディに近い。その結果、ダウンストロークでは、弦の下から上に向かってピッキングするようになりやすい。逆にアップは、上から下にきますね。
ロール方向は手首角度的に順アングルにもちろんなりやすいですが、これについてはなるべく真っ直ぐ当たるようにし続けていたこともあって、比較的まっすぐ。(もちろん1弦に近づくにつれ、手首が開いていくのでどんどん順アングルになります)
このフォームの場合、右手首が外旋するというんですかね。それに伴い、1〜3弦をカバーするために、ピックが外側に逃げていくような感じになります。
何が悪いってまずカッコ悪いです。
そしてこのヨーに注目してみると、上手い方の多くは、私と全く違うのでした。恐ろしい。。。
そんな中、minamiさんからは「ジョー・ボナマッサは使い分けてますが、nicoさんのフォームに近いですよ」との指摘が。 なんですって?!と思って送ってくれた動画を観ると、あー、まあたしかに。俺要素あるわー、と思った(偉そう)。
が、それは6弦方向に駆け下りてくるようなフレーズの際に、微妙に香るフレーバーのレベルであり、「俺、ボナマッサのピッキングフォームの系統だから」とはとても言えない。
じゃあ、次に「私以外の」フォームをみるとこうですね。
ヨー方向についてなんですが、どうも上手い人見てると、この角度が多い気がしてきています。
親指の付け根はギターボディに対して浮いており、どっちかと言うと、小指・薬指方向がギターボディに近い。
ダウンピッキングは上から下に向かっていき、アップは弦の下から上に弾く感じですね。
そう、自分と真逆なわけです。。。
弾いた感触がまるで違うので修正に苦戦か・・・?
というわけで、修正してるのですが、これが結構。。。 弾いた感触がまるで違うので、結構大変な感じです。
具体的に言うと、アップピッキングのミス率が跳ね上がった。 アップピッキングの方が抵抗が強いので、それに慣れてないので、結果的にダウンとアップの音量差がつくので、妙にダイナミズムにあふれることになった。(要は音の粒が揃えられない)
ピックの先端と手首の位置関係も大きく変わるのが原因か、右手と左手のシンクロ率も落ちた。これじゃエヴァが操縦できない・・・!
しかし良い点が多いので、なにがなんでも修正しようと思ってます。 まず出音が変わる。音の芯が以前より強くなった気がします。
あと左右シンクロ率は一時的に落ちているものの、どうも最終的にはより高いシンクロ率に持っていけそうな予感が超しています。
逆アングルってなに?
話変わるんですが、冒頭の逆アングルの話。
ピッキングの逆アングルって、ああ、こんな感じというのはピンとくるわけです。
他人が弾いてる姿を見ると、逆アングルの人ってわかりやすいです。見栄えする。基本かっこよく見えますw
その判別方法って、手首がギターの下のほうに行って、親指がギターの上方向に向かうような感じになってるかどうか。
しかし上記のロールとヨーの定義で言うとどうなるのだろうか。
いろいろギター持って検証すると、この感じのイメージが私の「逆アングル」かな。
で、ヨー方向はこれ。
ロールをあの形にすると、ヨーもこの角度が自然だと思われる。
しかし、逆アングルでヨーがこれと言うのもありうるといえばありうるのか。
いろいろ右手角度を工夫するとこの写真の組み合わせも可能は可能。
そこで疑問は、「逆アングル」というのは、ロール方向の角度のみに注目してるのか? それとも正確には、逆順アングルと逆逆アングルというようにロールとヨーの組み合わせなのか??
・・・それともどうでもいいのか?
まあ、どうでも良さそうですねww
おそらくですが、ロールを逆アングルにすると、ヨーも自然と親指側が開く方向になるんじゃないかと思いますし、一般的に逆アングルとはこれを指してるでしょう、多分。
で、私はというと、ヨー方向を修正したら自然とロールが変わり、いわゆる逆アングルっぽくなった。
出音の変化はヨー方向もあるけどロールが逆アングルになったことによることも大きそうです。
しかし、右手の角度だけでなく置く位置によってロールを順アングルにもできるわけで、この辺、様々工夫中です。
立ったときに逆アングルを維持できるか?という話もあるわけで、まだなんとも言えないです。
各種予防線
ちなみに、この記事の写真はすべて説明しやすくするために極端に角度付けたりしてます。
あと、もう片方の手でiPhoneシャッター切ってるので、ピックの角度以外にはあんまり意識が向いてないです。
あと、じゃかじゃかコードストロークする時やカッティング時、フレーズや運指の流れにもよるので、どんな時でもいつでもこれらの角度が維持される、維持しなければならない・・・!という話ではないです。
あくまで、デフォルトはどんなか、という話ですね^^
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