アコギの保管方法で、弦を緩めるかどうか、また、どれくらい緩めるかは、諸説ふんぷんですね。
正規輸入代理店であるクロサワさんのページに、Martinの基準として湿度のことや、弦はゆるめるべし、と書いてあるのでオフィシャルには「ゆるめる」のが正しい、、、であろう。
しかし、なるべくなら緩めたくない私がいるわけですw
「毎日弾く場合は緩めなくていい」説もあるのですが、これはまあどうなんだろう。
ネックやボディにかかる負担は一緒なので、あんま関係ない気もする。
一つ言えるとしたら、毎日弾くので、問題が出てきたらすぐわかる、という意味はありそうだけど。
結局のところ、設計された基準はあるものの、これまで保管されてきた状況や、個体の状況などもあって千差万別ですね。
あなたの家に10年保管してるのと、私の家で10年置いているのでは、湿度や温度の状況なども違うし、個体による木のクセもおそらくちがうでしょう。
やはり、その個体をよく見る。 大事にケアする、というのがまず本質的に重要で、「緩めとけばOK」というのもまたすこし違うのだろう、、、と思うわけです。
いや、まあ緩めて湿度管理されたケースに入れとけばOKだとは思うのですがw
そういうことではなくて、なるべく毎日手にとって弾いてみて、状態とかよく見ておく、というのがギター愛ではないか、と。そうやって状態を見ながら長く付き合うのが良いですよね。
言い換えてみましょう。
「なるべく緩めずに保管したいので、毎日状態をよく見ておく必要がある」
かなww
昨日は、朝練して、そのまま緩めずに仕事に行きました。
昨日、比較的早めに帰る必要があったのと、帰ったらすぐにチューニングするんでもういいや、と。
たった半日くらいではどうにもならない。当然ながら。
これに伴って、状態を客観的に判断する指標として、定期的に弦高を記録しておこうと思い立ちました。
2016/6/1
6弦 1フレット 1.5mm
12フレット 3mm
1弦 1フレット 1.5mm
12フレット 3mm
この個体はネックリセットされた直後なので、左右均等にバシッと決まってますね。
この弦高がマーティン的に高いのか低いのかよく知りませんが、弾きやすいので別にいいです。どっかで調べておこう。
トップやブリッジの盛り上がりなどは、目視や手でなでなでして確認します。
さて、なるべく緩めないとはいえ、張りっぱなしはさすがに勇気がないです。
というわけで、「3弦は緩めない」方式でいこうかな、と。
完全な3弦切れ対策シフトです。
全弦はると80kgくらいの負荷がネックにかかると言われてますね。
ギターはこれに原則的に耐える設計になっている。
弦をペグで3回転くらい緩めると、どうでしょう。感覚的に負荷は10kgくらいでしょうかね。なんかもっと低い気もするけど。
負荷は、チューニングの最後のほうでぐっと上がってくると思います。
なので、他の弦を2~3回し緩めておいて、3弦だけ張りっぱなしは、ネックにかかるトータル負荷的にはたいしたことないと思われます。
気になるのは左右対称じゃない負荷がかかるのがネック的にどうかということですが、そもそもちゃんとチューニングした状態で左右均等な負荷なんでしょうか?1弦と6弦って同じ力でネックを引っ張ってるんでしょうかね。
まあ少なくとも、数回転ゆるめる方式の場合、負荷は確実に左右均等にはならないだろう。
負荷の総和が低いので問題ないだけだと思われます。
という観点で言うと3弦はネック中央部に近いので、テンションのばらつきがあっても問題は少なそう。
というわけで、なんとなく問題なさそうに思うので実施。
そして毎日弾いて経過観察。時折弦高もはかる。これで毎週3弦が切れる地獄から脱出できる。。。
・・・
とかいいつつ、今日は全弦ゆるめましたw
今夜あたりから新方式に切り替えます。
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