30th Dragonのリフレットにつづいて65年製ジャズマスターのリフレットを行いました。
このギターの詳細は上の記事に書いてあります^^
さて、このギター。最高のルックスに音なのですが、いかんせんフレットが低い。ショップの方によると、「まだまだありますよ〜」ということだったし、リペアマンの方も「換えてもいいでしょうね」というくらいだったので、ビンテージギター基準では、まだフレットは残ってる方だったのかもしれません。
ただ、自分的にはちと辛いレベル。特に12フレット以上はフレットの山がなくて、指板直接触ってるみたいだから滑りも悪いし、単音はともかく、コードや複音を弾く際は音が出にくい感じがありました。
この個体はショップによるとどうもすでに一度リフレットされていると言う情報もあったので、だったらもう一回リフレットしよう、ということでESPテクニカルハウスさんに作業を依頼しました。
そしてリフレットされた
ビフォー

アフター

こうして写真で見るとそんなに印象変わらないですね。
オリジナルよりわずかに太く、一方で高さはあるフレットを選びました。
えーと、、、型番忘れた。なんだっけ。。。引換証とかに書いてそうだけどとっておいたかな。。。
ステンレスではなくニッケルです。ステンレスフレットではさすがに音が変わると思いましたので、影響が少なくすむようにステンレスは避けました。
さて、写真で見ると対して変わってないように見えるのですが、実機の印象は結構違います。
一言で言うと、ヴィンテージ感は薄れた。
フレットがまだ新しくてピカピカしてること、やはり高さがあるのが実機を目の前にするとわかるので、以前のルックスとは印象変わりましたね。
ただ、弾いていってフレットのピカピカ感が落ち着けば、まあこなれてくるのかな(フレット磨く気がゼロ)。

音の変化
気になる音の変化ですが、弾いてみて思った。
・・・
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別に変わってない気がする。
正直、変化はわかりませんでした。
しばらく手元になかったからというのもあるとおもいます。サイド・バイ・サイドで比べればなんらかの違いは感じたと思いますが、こうして久しぶりに弾いてみた感じでは、自分としては特にこう変化した、という感想はないです。
私がジャズマスで気に入ってる音の要素は次のようなものです。
この3つが失われずちゃんとそのままでした。よかった。
ただ、音色についてはスタジオで真空管アンプをスタジオ音量で鳴らしてみないとわからないですね。というわけで最終的な判断は保留です。
弾きやすさの変化
やはりフレットが高くなったことで、だいぶ変わりました。
このギターだけが持っていたヴィンテージ独特の弾き心地、、、はなくなり、良い意味でも悪い意味でも普通の弾き心地になりました。
この普通感にちょっと戸惑う感覚すらあります。意外なことに、あの弾きにくさにそれなりに慣れてたんだな、、、と。
ほんとにジャズマスターはカコイイ

このジャズマスターは色味も最高でほんとカコイイ。
特に赤がちょっとメタリックな感じに光るのがすごい好きなんですよね。
そして音もこのギターにしか出ない音があります。手持ちの他のギターでは絶対に代替にならない唯一無二感。
今のところ、このジャズマスにはフリードマンのアンプより、Mesa/Boogie Mark Vが合う気がしています。Ch1でTweedにすると、好きな感じのジャキジャキ感がでます。
さて、今年はこの’65ジャズマスターだけでなく、30th Dragonのリフレット(悲報)もしました。
これまでのギター歴でリフレットなんて一度もやったことないのですが、2本同時とは。。。
こうなったら2本とも、もう一回リフレットするくらい弾きこみたいものですね。
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