カッコよかったが史上最悪の失敗作といわれたフェラーリF92Aの裏話

1992年のフェラーリF1マシン「F92A」は、個人的にも非常に思い出深い、印象深いマシンです。

他車と全く違うデザインがめちゃくちゃ魅力的に見えました。

サイドポンツーンがまるで戦闘機のようで、ダブルフロアなどの革新的デザインが採用されているということで、当時、雑誌の写真や解説を読みながら「これは速いに決まってる!」とわくわくしたものでした。

しかし、ふたを開けてみると、フェラーリ史上最悪の失敗マシンになってしまったわけです。92年はとにかく失望しました。アレジに比べて不甲斐ないセカンドドライバーのイヴァン・カペリにもブーブーブーブー文句言ってた記憶がめっちゃありますw

こんなにかっこよく見えるのに、こんなにダメだとは、、、ということで自分にとって印象深いマシンだったのです。

ところがこんな記事見つけました。

実は大きな可能性を秘めていた……フェラーリF92Aが”駄馬”と言われた本当の理由

・・・

そうだったのか。。。さもありなん。

ジャン・アレジとデザイナーのミジョーがこう言ってるからには、きっと真実なんでしょう。なにがどうあってもエンジンの批判はダメ!というほど徹底したタブーがこの時代でもまだ残っていたことに驚きですね。

ただ、この記事見て思い出しましたが、当時のフェラーリの組織は、非常にこう貴族的というかマフィア的というか、ドライバーよりも圧倒的にチームのほうが強かったですね。

スクーデリア・フェラーリでマシン批判はご法度、、、でした。なんかこの感じをすっかり忘れてました。

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あのプロストですらマシン批判した結果、シーズンももう終わりってところで解雇されたからなあ。。。あれ、カペリもこの年、途中で解雇されたような・・・今調べたらそうですね。自身の成績不振の上にマシン批判して残り2レースを残した時点で解雇されてます。

そういう意味では、現在のフェラーリはずいぶん民主化したというか、当時の貴族感、、、というかマフィア感?それはだいぶ薄まってきたなあ、と妙な感想をいだきましたw

現代F1はいろんな意味で昔とは違いますが、まあ、昔には昔の良さが。今には今の良さがあります。結局、中学生のころからずっと途切れることなくF1好きですからね^^なんだかんだ毎年夢中になって観戦してます。

さて、いよいよ7月5日に2020年シーズン開幕です。

レッドブルリンクで2週連続開催。その後もご覧の通りの変則的スケジュールです。

F1カレンダー2020
第1戦 7月3-5日
Formula 1 Rolex Grosser Preis von Osterreich
オーストリアGP
レッドブル・リンク
第2戦 7月10-12日
Formula 1 Pirelli Grosser Preis der Steiermark
シュタイアーマルクGP
レッドブル・リンク
第3戦 7月17-19日
Formula 1 Aramco Magyar Nagydij
ハンガリーGP
ハンガロリンク
第4戦 7月31-8月2日
Formula 1 Pirelli British Grand Prix
イギリスGP
シルバーストン
第5戦 8月7-9日
Emirates Formula 1 70th Anniversary Grand Prix
70周年記念GP
シルバーストン
第6戦 8月14-16日
Formula 1 Aramco Gran Premio de Espana
スペインGP
バルセロナ
第7戦 8月28-30日
Formula 1 Rolex Belgian Grand Prix
ベルギーGP
スパ・フランコルシャン
第8戦 9月4-6日
Formula 1 Gran Premio Heineken d’Italia
イタリアGP
モンツァ

第8戦以降はまだ調整中のようです。

非常に変則的なシーズンですが、ハミルトン、ベッテル、ルクレール、フェルスタッペンがやはりチャンピオン候補でしょう。この争いはやはり目が離せません!

個人的には有終の美でベッテル獲ってほしいなあ、、、いやでもルクレールでもとてもドラマチックでとても良い。

どうしてもフェラーリがだめならフェルスタッペンがチャンピオンになるところも見てみたい。

いや、決してハミルトンが嫌いなわけではないですが、そろそろハミルトン以外がチャンピオンになったほうが、2021年がよりエキサイティングになると思うので!

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