いろいろ調べてたら、久しぶりにフィジコン魂に火がついてポチってしまいました。しかし、金曜日の夜にぽちって土曜日の15時くらいには届いているという日本の物流のすさまじさよ。
使ってみてすぐに気づいた不足点
こんな感じで大きさはあまり気になりませんでした。もっとも机をまだがんばって綺麗に保ってるのでスペースに余裕があるというのがでかいけど。
ジョグホイールは大きく回しやすいです。欲を言えば、Mackie Controlのようにトランスポート類に被らないような配置になってると嬉しいのですが、この辺は大きさとのトレードオフなんで仕方ないですね。
私のフィジコンに求める操作、すなわちDAWで最も実行している操作、について前回記事に書きましたが、改めて貼り付けます。
- 録音ボタンを押す
- 失敗したので録音したリージョンを消す
- ソングポジションを元の場所に戻す
- 再生する
- メトロノームのON/OFF
- サイクル(ループ)を設定/解除する
- 複数トラックにわたってミュートとソロボタンを押す
- リージョンをカットする
- カットした余分なリージョンを消す
- リージョンを移動したりコピーする
番号は必ずしも頻度順ではないのですが、説明しやすいように番号ふってます。
さて、X Touch Oneはどこまでカバーしてくれるか・・・
1・・・OK!
2・・・削除ボタンないのでNG!
3・・・余裕でOK!
4・・・余裕でOK!
5・・・余裕でOK!
6・・・もちろんOK!
7・・・これはフェーダーが1本しかないのでハナから求めてません。
8、9・・・分割ボタンも削除ボタンもないのでNG!
10・・・これは期待以上にOK!
とまあこんな感じでした。
やはりどうしても「削除」ボタンは欲しい!
録音してあ、失敗した、やり直し。また失敗した。やり直し。。。
これがDAWで一番使ってる操作です。せっかく大型のジョグダイアルでトランスポート類が操作しやすいので、「削除」のためだけにキーボードに手が行くのが惜しい・・・!
X Touch OneのLogic Proモードでは、オートメーションのモードがスイッチで選べるのですが、こんなの滅多に使わないので、これらのボタンをよく使う動作。すなわち「削除」「現在のソングポジションでリージョンを分割」「UNDO」に割り振ろう。
それで完璧なはず。
・・・
簡単なはずだったのですが、こっからが結構難航しました^^;;
MCU Logicモードではキーアサインがおかしくなる
見出しの通りなのですが、X Touch OneがMCU Logicモードにおいてはキーアサインしようとすると、いろいろぶっ壊れます。
コントローラーのアサインはこういう画面で細かく制御できるようです。といっても、通常はいじることはないでしょう。
しかしどうも単純に設定できないのでこの画面で、現在の設定をいろいろ紐とく。
「Group」ボタンをUndoにしようと思ったのですが、これがうまくいかない。調べていくと、Groupボタンを押すと、「Group」モードに入り、そのモード内では各種ボタンが他の役割を持つことができます。
これをうまく使えば、Groupボタンを押してV-Potを回せばテンポが設定できる、、、とかいろいろできそうなのですが、結論から言うと、X Touch OneがLogicモードのうちは、あまり自由にキーアサインできませんでした。
アサインしても、ボタンのランプが点灯しっぱなしになったり、いつの間にかアサインが崩れてよくわからない機能が勝手に配置されるなど、まともに動きませんでした。文章で伝えるのが難しいのですが、何かと競合しておかしくなる感じ。
もっとほんとのディテールまで理解すれば解決可能なのかもしれませんが、かなり難度高い。。。今アサインされているボタンを削除して他のにアサインしたいだけなのにハードル高すぎです。
ただ、このセッティングをよく見ることで、いろいろ気づけました^^ 例えば、Markerボタンと隣のNudgeボタンを押すと、ソングポジションの位置でマーカーが作られます。これは便利。マニュアルには全く書いてませんが。
MCU Userモードにすれば解決!
X Touch Oneは主要DAWのセッティングを用意してくれているのですが、どうもこれだとキーアサインが固定的で自由に設定できません。
ソフトウェア的な設定だけでなく、ハード的な固定がされているように感じます。
これは買ったそうそうヤフオク行きか・・・やはり8フェーダーのX Touchの方でないとカスタマイズは不十分なのか・・・と一瞬思いました。
もう一回マニュアルを読み返すと、ユーザーが自由にキーをアサインするためには、MCU Userモードにする必要があるとのこと。
なんだ。
Userモードにすると赤四角の中が自由にアサインできます。正確に言うと、下のトランスポートのほうまで自由に設定できるのですが、その他はいじらなくてもLogicでそのまま動いたので放っておきます。実際的にはこの赤で囲った部分が実用上使えるボタンって感じじゃないでしょうか。
唯一、写真では切れてしまっているのですが、左下のFader Bankの下にチャンネルセレクトボタンがあるのですが、これだけは機能しなくなった。
MCU Logicモードを参考に自分で設定しようとしたのですが、うまくいかず。。。まあ、そんなに使わないからいいか。
Nudgeモードでカーソルキー動かせばチャンネル選択できるのでそんなに困らないです。
さて、このF1~F6をどう設定するか。
とりあえず次のようにしました。
- F1・・・現在のソングポジションでリージョンを分割
- F2・・・削除
- F3・・・タップテンポ
- F6・・・Undo
これで、大体大丈夫なのですが、「削除」はたまにYES/NOの確認を求められることがあります。
この時に、キーボードのリターンキーを押すのではなくX Touch Oneで完結したい。そのためには、F4とF5に「YES」「Cancel」をアサインすればいいですね。
これはLoigc上でやってもいいし、X Touch Oneのハード側でもできるようです。
というのも、X Touch がMCUプロトコルで決まっている機能を、自由なキーにアサインできる、と言うモードがMCU Userモードで、ロジックとの連携はまた別の話なのです。ただ、MCUプロトコルでOK、Cancelが送信できれば、Logic側はなにもしなくても反応するはず。
もちろん、他のファンクションキーのように、MIDIラーン的に覚えさせてもいいのですが、多分、MCUプロトコルにした方が、ウインドウのフォーカスとか色々あっても強そうなのでその方が良さそうかなと思ってます。
まだこれはやってませんが。。。
だいぶわかりにくい話で、かつX Touch Oneでキーアサインしたいと言う人以外には関係ない記事ですが、一応どなたかの参考になれば^^
しかしこう言うのは、事前にマニュアル調べたりしてもなかなかわからないですね。
使用感について。
さて、今日はこれを実際に制作につかってみましたが、非常にいい感じ。非常にいい感じだった。
1フェーダーなんて使い道あるのかな、と思ったてたのですが、意外にいい。。。作業してるトラックでソフトシンセを立ち上げて音色を選んでると、音が大きすぎる場合も結構ありますよね。そう言う時さっと下げられるなど、意外に使いである。
またナッジモードにしておくと、カーソルキーでトラックとリージョンを選択できるので、アサインしたリージョンの分割や削除がさくさくいく。今回主にMIDIトラックだったので、削除にConfirmがなかったのでサクサク操作できましたが、オーディオだといちいち確認が入るので、やはりYES/CANCELアサインは必須ですね。(あるいはその確認をスキップできるようにLogicで調整できる?)
やはりジョグダイアルは便利です。キーボードコマンドの「<」「>」でソングポジションを移動するのに比べて圧倒的に速い。
ポジションは工夫中ですが、今のところ左手側に置いておいた方が良さそうです。マウスと併用するという技すら可能になるので。
コンパクトなので、必要な時に必要な角度にさっと持ってこれるのみい。これが8フェーダーのX Touchとかになるとなかなか難しいかもしれません。
しかし一方で、ミックス段階となると、基準となるベース(今回はベース基準にした)とギターの調整。ベースとピアノ。ベースとなんとか、、、と複数トラックを行ったり来たりが必要です。こうなるともうマウス&キーボードになっちゃいますね。
まあ、それはそれで問題はないんですけどね。制作の時は主にX Touch Oneでミックス段階ではプラグインもたくさん使うので、キーボード&マウスに作業も移行する、と言う感じでした。
というわけで、非常によいです。これ。2万円くらいなので導入のハードルも高くありません。
とはいえ、まあ、こうなるとミックスでもいける8フェーダーにも食指が動いちゃいますねえ。。。
は!
これとSSL UF-8を組み合わればいいのか?!
素直にX Touch買うほうが無難ですが、UF-8のかっこよさは捨てがたい^^;
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