この594はデジマで見つけた個体で、ド派手な杢と色味に一目惚れしました。その時書いた記事があったな、、、と思って探したら2018年ですね。思ったより最近だった。
写真に撮ると、目で見てる印象よりもオレンジが強くなりますね。スタジオ持っていってもオレンジ強く感じる。
家の中でみると、そんなにオレンジ強く見えないんですが。
594のトレモロ仕様はまだあんまり見かけないですね。594としては邪道ではあります。ただ友人の594を弾かせてもらって比べた感じで言うと、もちろん個体の違いはあるんですが、太く甘いサウンドの感じは594だなって思った。
トレモロユニットの影響がないわけはない、、、と思うのですが、トレモロユニット付きだからどうだ、というほどのことはなかったと思います。
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もっとも、その時そう思ったのは単に違いを感じとる能力が低かっただけかもしれませんw 現に、すこーしずつギターも上達していく中で、わかるようになったことは実に多い。
594はなんというかネックが太いんですよね。
だからダメとか嫌い、とかではなくて、いつも弾くたびに太いなあと思う、ということです。
自分としてはネック形状は慣れているからということもあるのか、Joe Perry レスポールのネックが一番握りやすく弾きやすい。また、Custom24のPattern Regularというネックプロファイルが、レスポールより気持ち薄めのネックでこれもまた実に弾きやすい。
そこからすると、この594のPattern Vintageや、シロスケ(ストラトボディ・テレネック)はぶっとく感じる。
アーチが美しい。。。レスポールもそうですが、アーチドトップのギターがやっぱり好きだなあ。見た目が変化に富んで美しいから。
PRSの「バインディングに見せかけて実は塗装してないだけ」処理もみるたびに感心します。PRSの塗装や加工精度、設計とでも言うのでしょうかね。隙がないし、あってもどんどん改良されていきますね。
設計というのは、たとえばピックアップとエスカッションの間の隙間とか傾斜とかネジの頭がでっぱらずにツライチになるとか、そういうやつです。そういう細かいところの工夫が洗練されたルックスにつながっているんだとおもいます。
もっともそういうのを気にしてないがゆえのワイルドさとか無骨なカッコよさってのもありますからね。PRSの処理には感心するし好きだけど、全てのギターがそうである必要はないですね。
クッと折れ曲がる稜線が美しい。PRSでは「レトロカーブ」という仕様のトップがあって、それはアーチがもっと急なカーブを描いています。
このMcCarty594はノーマルのはずなんですが、この写真みると結構クッと折れてるなあ。レトロカーブ、ダイナミックでかっこいいので個人的には好きです。
そうそう、全部のギターが同じである必要がないという話にも繋がるのですが、自分自身は、自分のギターが一本一本違うほうが望ましいと思っています。
だからPRSだったらネックはPattern Regularが好きなんですが、購入を検討する際は、ネック形状が重複してない方がありがたく思うところがあります。同じだとほっとするし、実際使いやすいんですけど、違うとどこかワクワクするという感じ。
この辺は人によりますよね。音色もそうだし、ネック形状や弦高等、なるべく手に取った時に違和感を感じないようにセッティングを揃えちゃうのが好みな方もいますし、私みたいに、1本1本違いがはっきりしてる方が好ましいと感じる人もいると思います^^
そういう意味で手持ちのギターでは、この594とジャズマスターは特に異質です。この2本は「ああ違うなあ!!」と感嘆符が2つは付くくらい他と違うので良いです^^
594についての他の記事はこちら。
コメント
レトロカーブはカッコ良いようですね。
実物を見た事が有りませんが、トップ自体の厚みも違うんですか?
PS594を二本持っていますが、エボニーのバインディング仕様の方はエッジの部分が明らかに違います。
彫りが深く、縁の所が鋭い稜線になっています。
何でこうしたかは不明です。
エボニー以外でも木製にバインディングの例が有りますが、ナチュラルバインディングじゃないとこう仕上げるのでしょうか?
ご存じですか?
杢に惹かれてつい買ってしまうのは理解出来ます。
つい先日、杢に惹かれてついついPSマッカーティーを買いました。
厚みも違うような気がしますし、その他ディテールが結構違うんですよね。
せっかくなので記事のネタにさせていただきますね!^^
おお、、、じつはナチュラルバインディングのPRSしか知らないのです。それは興味深いですね。
そしてニューマッカティー気になりますねえ。。。PRSは色違い、スペック違い、杢違いで何本でもいけますねw