朝倉未来 vs.牛久絢太郎　斉藤裕 vs. 平本蓮　勝敗予想　RIZIN LANDMARK 5

F１・格闘技

2023.04.21

いやあ、楽しみですね。RIZIN LANDMARK3。

メイン以外にも楽しみな試合が多いですが、やはりこの両メインイベントは外せないですね。

あまりに楽しみなので自分なりの事前予想を書いてみたいと思います。

朝倉未来 vs. 牛久絢太郎戦予想
斎藤裕 vs. 平本蓮戦予想
試合が楽しみ！

朝倉未来 vs. 牛久絢太郎戦予想

これはいいカードですね。フェザー級のタイトルマッチ挑戦権、ということを考えると外せないカードです。

このタイミングでは、両者ともこれ以外の選手とやるのは蛇足感があると個人的には思います。

さて、展開予想ですが、肝は１Rな気がしています。

牛久選手の試合を見てると、わりとスロースターターな気がしてしまうんですよね。朝倉選手としては、1Rに強い攻撃を当てるチャンスが大きいと見ています。

さて、牛久選手は基本サウスポーですが、オーソも使いますね。朝倉戦ではどちらをメインにするか。。。試合の流れの中でスイッチするんだと思いますが、基本はサウスポーで来るでしょう。

朝倉選手は、外側、内側両方から攻撃がありますし、長い距離は強烈なキックが、近い距離でも相手にカウンターを当てることで接近戦を制する力があります。

それらの威力もスピードも牛久選手を上回るため、打撃の攻防は朝倉選手有利とみて問題ないでしょう。

ですが、時間とともに、牛久選手も当ててきそうな気がします。スピード差はかなりあると思いますが、牛久選手が間合いでしっかり踏ん張って、あまり色のない感じのストレートなんかは結構当たりそうな気がします。また、朝倉選手の右フックのカウンターは癖みたいなものなので、あれを逆にカウンターに取るみたいなことはあるかも。

それから朝倉選手はローキックのカットをあまりしないですね。けっこうバシバシ蹴られてるので、これも有効かと思います。まあ、あんまりそれで足にダメージ負ってる感じも見せないのですが。

またテイクダウンは簡単ではないとはいえ、チャンスは十分あるとおもいます。何度かテイクダウンとってもおかしくないと思います。ただ、そこからの流れで一本取れるとは考えにくいし、朝倉選手が牛久選手に抑え込まれたままコントロールされ続ける、ということも想像しにくいです。ある程度肘なんかを当てて削れるかもしれませんが、寝かしたままにはできないでしょう。

こうやって場面場面を想像（妄想w）すると、打撃、組み、寝技などの全局面で、少しずつ朝倉選手が上回るような気がしています。

ということで自分の予想としては、１Rに朝倉選手が強めの攻撃を当てられれば本人宣言通り、２RでKO。あまり効果的な攻撃を当てられなかった場合は、牛久選手はダメージを負った後でも、淡々と同じペースで攻撃し続けることができるので、消耗戦でしんどい試合になるものの、なんだかんだで朝倉選手の３−０判定勝利とみます。

しんどい系の展開になった場合は、DEEPの弥益ドミネーターvs.牛久戦のようになるイメージですね。ただし、弥益戦ではしつこく攻撃を重ねて、削り合いで牛久選手が僅差で上回り、最終的にはグラウンドでコントロール優位にできましたが、朝倉選手をあのようにコントロールし続けることは難しいと思います。相当体力を削らない限り立たれてしまうと思いますので、やはり打撃の劣勢を最終的に覆せない、という予想です。

朝倉選手はかなり慎重なファイトスタイルなので、このしんどい系の展開になる可能性が高そう、、、なのですが、斉藤戦1で敗北して以来、カウンタースタイルではあるものの、待ちの要素は減って、技前の強さが高まったようにみえるのでKO勝ちも十分ありますね。個人的にはやはり自分から仕掛ける攻撃を出す朝倉選手がみたいです。

いずれにせよ７：３で朝倉選手勝利と予想します。

牛久選手が勝つとしたら、フィジカルで完全に上をとって朝倉選手を消耗させきる、、、か、あるいは斎藤戦１のようにカット、くらいしか思いつかないです。朝倉選手が牛久選手にパウンドアウトされることはないと思いますし、一本はもっとない。一発で意識を刈り取るほどの打撃を当てるというのも考えにくいです。もちろん一撃KOはどんな選手にもチャンスがあり、そういうことが起きる可能性は常にあります。ということを加味しても、７：３かな。８：２でもいい気もしますが、若い牛久選手は成長スピードが速いとも思いますので。

斎藤裕 vs. 平本蓮戦予想

平本選手は、前戦の弥益ドミネーター聡志戦で素晴らしい勝ち方をしたため、一気にトップ戦線に入ってきましたね！

ドミネーター戦の平本選手はKOでこそないものの、完璧な勝ち方だったと言えます。さて、それが斉藤選手に通用するのか、、、見どころ満載でとても楽しみな試合です。

平本選手は、毎試合、確実に成長してる印象で、この成長速度が平本選手の魅力です。前戦から半年、平本選手の年齢などを考えても、確実に前戦よりも強くなっていると予想できます。

平本選手の勝機は、まさにドミネーター戦の再現で、テイクダウンは絶対ディフェンス。スタンドで勝負し続ける。マクレガーやアデサニヤ的スタイルですね。

斉藤選手は、これにまともに付き合ってはスピード、精度で劣勢なのでやはり組みたい。打撃で対抗しつつタックルで削る、というところが勝機になるでしょう。

さて、平本選手ですが、前戦、ドミネーター戦では、足幅を広めにとって、マクレガーのような感じの構えを取りました。足はベタ足に近く、じわじわと距離を詰めていく中で、相手が出てくるところ、技の起こりを鋭く撃ち抜くカウンタースタイルを取りました。

これが実に精度が高く、ドミネーター選手が中に入ろうとする都度、コンパクトな打撃を当ててダウンを取りました。

タックルに対しても良いテイクダウンディフェンスを見せました。寝かされて足関節を取られるような場面でも、一つ一つ解消してしっかり対処しているところなど、テイクダウンディフェンスやグラウンドなどは、直近の試合でもわりと簡単に後ろを向いてしまう萩原京平選手を現時点で上回ったような印象があります。当時、萩原選手にグラウンドに漬けられてしまった平本選手ですが、今試合したらあんな風にコントロールされることは絶対にないだろうな、という感じです。

一方で、３R、ドミネーター選手がなんとか逆転を狙って強引に入っていく場面では平本選手の被弾が増えました。もともと平本選手は被弾も多いし、あのベタ足スタイルなので前足も蹴られるし、触られるでしょう。この辺が突破口になりそうな感じです。

しかし、斉藤選手は攻撃の際、遠間からパッと飛び込むので、朝倉未来２では、ここに膝を合わせられてますし、ワンツーもカウンターを取られています。

平本選手はこれをもっとうまくやる可能性がありますし、当然狙ってると思います。

ですからこのパッと踏み込んで打撃、、、という攻撃パターンだけだとドミネーター選手の二の舞になりかねませんので、斉藤選手側の作戦のポイントは、スタンドの状態でいかに平本選手の構えを崩すか、にかかってくるのではないでしょうか。

斉藤選手のレスリング力、タックル力があれば平本選手を漬けきることも可能とおもわれますし、漬けられなくても少なくとも優位は揺るがないと思うので、しっかりタックルに入りたい。そのためにはまず打撃でしっかり対抗する必要があります。打撃が嫌でとにかくタックル、、、みたいな感じだと遠い間合いから強引に飛び込むことになるので切るのも簡単だし、なんなら膝やアッパーを合わされて危険です。

斉藤選手としては、フィジカルで壁のように押して距離を詰められると良さそうにおもうので、ある程度の被弾覚悟で入っていっても良いのかなあ、、、とも思います。斉藤選手としては、やはり組んで寝かせてしまって削るというところに勝機があると思いますので。

また、前足をまずしっかり蹴ってダメージを与えたいところです。その際のカウンターは要注意ですが。またドミネーター選手も前足には触れているので、ニータップで押し込むようなのも有効、、、なんでしょうかね。どうでしょうか。このへんは自分でMMAやったことないので全然わかりません。

さて、勝敗予想ですが、うーん、意外に悩む。。。

カード発表時は当然、斉藤選手優位、、、と思っていたのですが、平本選手の前戦がインパクトありすぎなんですよね。。。

まあ、ただ、前戦はかなり「待ち」のスタイルになっていて、ドミネーター選手が結構律儀にそれに付き合った感はあります。おそらく序盤のダウンを取り返そうとムキになって自分から中に入ってくるので、平本選手からすると圧かけて動かして入ってきたら迎撃、ということでとてもやりやすかったと言えるとも思います。

逆に、焦って中に入ろうとせず遠い距離から前足蹴って、速いジャブでしっかりとポイントをとっていくという作戦も考えられます。中盤以降、ポイントを取り返すために平本選手から仕掛けざるを得ないようにしたところでタックルで倒していく、あるいは打撃を当てる、、、というのは全然ある展開な気がします。朝倉未来戦が実現したら、朝倉選手はその戦法でわりと楽に戦えそうな気もする。もし平本選手があの待ちのスタイルのままであれば、ということですが。

剣道もそうですが、最終的には「待ち」の選手って怖さがないんですよね。

今回どうなるかわかりませんが、鈴木千裕戦のように積極的に前に出ていくリスクを取らないと思うし、もし出てくるなら斉藤選手からすればタックルのチャンスが増えるので逆にやりやすいでしょう。

なので、平本選手は前戦と同じスタイル踏襲を予想。

斉藤選手はどうするかなあ。。。

ドミネーター戦があったので、十分な警戒はするものの、やはり待ってるだけなら十分崩せる、と判断して自分のスタイルは変えないんじゃないかなあ。

ということで、踏み込んだところめっちゃ鋭いカウンターを強烈に被弾するものの持ち前のタフネスで強引に組付き倒した上で削る。

そして２R、３Rと徐々に消耗させられた平本選手が打撃の優位をじわじわと失い、最終的には斉藤選手が押し切って勝つ、、、かな。

７：３、いや、６：４で斉藤選手勝利というのを自分の予想としておきます。

これも1Rが肝でしょうか。斉藤選手が1Rポイント優勢に進められれば勝機はより大きくなると見ます。