気になってたセリアトーンのケンタウロスを借りました
昨日借りたもの第二弾。
左のペダルですね。セリアトーンのケントゥーラ(って読むのかなあ??)です。
見た目からしてそう、ケンタウロスのコピーペダルですが、筐体までコピーしてます!
裏のシールの感じまで。。。素晴らしい。
なんと電源まであの不便な感じを再現。正しくクローンです^^
アンプも借りた
借りたもの第三弾。アンプです。
フリードマンのBUXOM BETTY!
改造マーシャル系ハイゲインアンプで名を馳せたフリードマンのクリーンアンプですw
これ、何度か弾かせてもらっていますがいいんですよね。今回お借りすることができたのでじっくり試してみたいと思いますが、爆音なんですよね。。。でも今回はOXがあるから大丈夫!
とおもったら、アンプのスピーカーケーブルが1本足りなかった。。。というわけで、今日のところはOXなしで、自宅音量で試せるところまで試そうと思います。
バイパス時やクリーンブーストの比較をする
せっかくなのでKTRも一緒にやってみます。
バイパス時の音(バッファ)は結構違う印象
まずオリジナルのロングテールでしばらく弾いた後に、セリアトーン CENTURAにチェンジ。
おお?!
音がでかい・・・
まず気づいたのは、音がデカくなった。取っ替え引っ替えして確認したところ、多分、ハイが強いです。
オリジナルの方がハイがなまるという言い方の方がいいかもしれませんが、セリアトーンのほうが張りがあって、バイパス状態でも音がデカく感じます。
KTRにしてみると、その中間、、、くらい。
CERIATONEほどハイ上がりには感じませんが、オリジナルよりは張ってきますね。
クリーンブーストではどうか
写真のこのセッティングから段階的に、OUTPUTを3時くらいまで上げてみます。
KTRもふくめて、ちょっと弾いてはチェンジして、、、を繰り返しました。
大体バイパスと同じ印象ですね。CENTURAは結構パリッと音が張ってきてハイが目立つ。3台の中では一番硬質と感じました。
ここからオリジナルに戻すと、ハイの鋭さが弱まり、もっとローエンドの厚みが増します。アンプのベティは基本爆音なんですが、CERIATONEからのチェンジだと、このハイを負けてくれる分、弾きやすさが増す印象はあります。ギターもジャズマスだったので余計その点が目だったかも。
で、KTRなんですが、またもや両者の中間ですねえ。。。ただ、ONにした瞬間の印象としては厚みの増し方なんかはよりオリジナルに似ている印象。
OUTPUTを上げて行くにつれ、3台の差異は減ってく感じがしました。出力そのものは、KTRとCERATONEがオリジナルより高いようです。これは単にオリジナルがへたってきてるんでしょうかね。
クリーンアンプにクリーンブーストした場合の3台の感想
クリーントーンに対してケンタを使うと何がいいのか、と言うのは個人的には以下のように考えています。
これでいうと3台ともこうなりますね^^ただこれまで書いてきたように多少の個性の差は感じます。
セリアトーンのCENTURAは張り感は強く出るのですが、ローの厚みに関しては、他の2台よりわずかに物足りなく感じました。
ONにしたときに、オリジナルとKTRはどこかスモーキーな質感が似てます。・・・スモーキーってなんだ?w
言葉で音を説明するの難しいですが、まあやっぱり低域や中域の下の方がグッと持ち上がって厚みが増すとともに、高域のきらびやかさも増して張ってくるんですが、でも超高域が多分ちょっと丸くなる気がするんですよね。
中・低域の厚くなる様子は、オリジナルとKTRはかなり似ている。つなぎ変えても全然違和感がないです。
一方で、高域の感じはCERIATONEとKTRがよく似てる。若干KTRのほうが丸くなる、、、かも。そのせいかセリアトーンの方がモダンな感じに聴こえます。
アンプのEQでいうと、トレブルあげるのとプレゼンスあげるのの違い、みたいな感じですかねえ。もちろんそんなに極端ではないですが、強く作用する部分の高低差みたいなのが微妙にあるかなあ、と。
クランチアンプをプッシュした比較
次は、ケンタの使い方の大本命と言うべき、クランチにしたアンプをプッシュするやつ。
アンプをダーティーシャーリーに変えました。
ギターは同じくお借りしているPRSのSilverskyにチェンジ。
さてさて、やってみると、、、
セリアトーンは非常にすっきりといい感じにプッシュしてくれますね!歪みが強くなっても音が篭ることなく、綺麗にプッシュしていく感じです。良い!
KTRもいい感じですが、やはりクリーン同様、多少ローが強いので音の低域がやや濁る感じもある。
さて、オリジナルのロングテールですが、これは質感がまた違う。。。
ミドルのざらつく感じが、他二台と違う。
ロングテールと比べると、セリアトーン とKTRは音の厚みが薄く聴こえる感じすらあります。と書くと悪いようですが、よく言うとすっきりとまとまっている。悪く言うと薄い。
ロングテールはよく言うと、音にリッチ感がある。悪く言うと、潰れて聴こえる。
以前、TS808のビンテージをお借りした時も思ったのですが、古いエフェクターって多分いろんな部品がへたってるせいなのか、音にノイズ成分とか、かすれるような質感があると感じます。
で、これが味になってる。
歪みの周りに、浮遊するチリのようなノイズ成分、歪み成分が、なんとなくざらついた質感をもたらしてるような、、、気が、、、する。
その余計な雑味による揺れみたいなのが、新しいエフェクターにはないので、どこかすっきりと平坦に聴こえるんじゃないかと。
ニュアンスっぽい音色やフレーズだと、そういう雑味による揺れみたいなのがあった方が、味わい深く感じてしまいます。
コードをガシャガシャ系でもクランチくらいまでだとそういう雑味があると良く聴こえます。
一方でゲインが上がれば上がるほど、セリアトーンやKTRのほうがすっきり綺麗に歪み切る感じが良く感じます。
似ている度について
オリジナルにどれくらい似ているか、と言う観点で言うとどうでしょうか。
ただ、ケンタの記事を書いてるときはいつも書いてるのですが、ケンタって個体差なのか年代差なのか、とにかく結構違うからなー。。。そう言う意味ではある個体にどれだけ似てるかなんてさほどの意味はない、、、気もする。
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なんですが、その前提はありつつ、そういう玉虫色のこと言っててもあまり参考にならないと思うので、ここはスタンスとって「こっちの方が似てる」と言いたいですね。
というわけで、KTRとCERIATONEのCENTURA。どちらがオリジナルのロングテールに似ていると思ったか?
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私の意見としては、
個人的な意見としては、
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僅差でKTRのほうが似てると思いました!
理由はここまで書いてきたことを繰り返すだけなんですが、厚みのまし方とハイのまるまり方ですね。
セリアトーン はハイ上がりに聴こえます。これまで弾いてきたオリジナルケンタの記憶からもここがやや違和感がある。
しかし、こういうケンタウロスもあったんですよね、シルバーでしたが、比較的ハイが強くてローが薄いタイプが。もはや数年前の記憶ですが、あの個体にはかなり似てるかも・・・と思いました。
こうかくとセリアトーン の方はローが出てないような思うかもしれませんが、そんなことはないです。
音の厚みや張りがぐっと増す感じはケンタそのもの。
上で書いたのはあくまで個体の比較の問題です。
セリアトーンは見た目も同じだし、つまみ位置もほぼ同じで同じような音が出るし、完成度高いですね。これ表面の絵を削り取っちゃえば、本物ケンタだと言っても気づかないんじゃないでしょうか。
さて、一方で上で書いたオリジナルのロングテールが持っている、ノイズ成分なのかなんのかわかりませんが、微妙ではあるものの比べると感じるたしかな存在感みたいなのはさすがです。
ケンタ系ペダルって一回ONにすると、はずすと寂しくなるんですよね。
最初からなければ別にいいんです。
ただ、一回入れておいて外すとすごい音が貧弱になったような気がする。喪失感があるんですよね。
多分ケンタの最大の価値はそこ、、、となるとやはりオリジナルのケンタウロスはそういう意味ではコピーペダルより大きな存在感を感じますから、まあ、偉い、ということにしておきましょう^^
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