高校の時に200点満点の数学のテストでたしか15点程度をとった私ですが、理系的な分野が大好きです。
15点は、たしか30点満点の計算問題の途中点だった気がする。
それはともかく、子供の頃からこのNewtonが愛読誌です。途中空白もありますが、また定期購読しています。
なかでも、天体物理学には滅法ロマンを感じるわけです。
当然SFも好き。
しかし、SF映画の場合は、舞台が宇宙だってだけであまりこう、SFに私が求める要素が薄いとおもっておりました。いわゆるSF小説的なSF映画ってあまりない気がする。
そんな中、自分的には過去最高にSF小説的なSF映画で、大傑作といってもいいのではないかと思うのが、この「インターステラー」です。
だいぶ本格的な科学的考証がされているということで話題でした。
しかし、この映画。
相対性理論だとか、ブラックホールだとか、超ひも理論等が示唆するこの世界は3次元+時間の4次元じゃなくて、もっと多次元じゃないと計算が合わない、とかその辺の前提知識があるかないかで、
だいぶ感想が変わる気がする。
知らなくても普通に楽しめます。
時空を超えた父と娘のヒューマンストーリー的な文脈で、それはそれで良い。
マーフ役の女優さんは子役も大人も両方とも可愛い&綺麗ですね。
しかし、ここはやはり雑誌Newtonによく書いてあるようなことに興味や知識があったほうが、はるかにスリリングになるのではないかとおもいます。
あらゆる映画がそうだと思うんですけどね^^
オタクなほうがいろいろ気づいたりワクワクできるってやつです。
冒頭の写真は、ブラックホール。
なんでも、ブラックホールの重力によってどれくらい空間が歪められ、どのように見えるかというのを真面目に計算したらしく、その映像化に関する論文まで提出しているそうです。
科学的考査を担当したのは、キップ・ソーン博士。
wikiによると、こんな記述がありますね。
スティーヴン・ホーキングらとの学問上の賭けのエピソードが知られ「裸の特異点は存在するか」という賭けでホーキングに勝ち、ペントハウス1年分を受け取ったことをナショナルジオグラフィックチャンネルで語っている。「ブラックホールに落ちた物質が保持していた情報は永久に失われるか」という賭けでは失われるほうに賭けたソーンとホーキングはジョン・プレスキルに敗れて百科事典を送った。
賭けの対象となってる問題そのものが意味不明ですが。。。
↓の写真はワームホール。
ワームホール自体は見つかってませんが、もしあるとしたらこう見えるのでは?というような感じで作ってるんでしょうね。
このワームホールを抜けて、他の星系へ。
宇宙好きとしてはたまらん展開なわけです。
現在、5000弱近くの地球型惑星が見つかっていますが、外からの分析では限界がある。行ってみないと居住可能かどうかは本当にはわからない。
例えば昨年7月に見つかったケプラー452b。
地球は365日で1周ですが、ケプラー452bは、385日。
またwikiを引用しましょう。
ケプラー宇宙望遠鏡によって観測されたデータから、2015年7月23日にNASAがその存在を発表した[2]。
半径は地球の1.6倍程度と推測される[2]。質量や組成などは発表時点で未確定であるが、サイズから岩石惑星である可能性が高いとされている[2]。また、太陽に似た主系列星のハビタブルゾーンを地球に近い公転周期(385日前後)で周回している惑星であることから、発表においても “Earth 2.0” や “地球のいとこ (an older, bigger cousin to Earth)” という表現が用いられる[2]など、地球に似た惑星であることが期待されている。
母星のケプラー452は誕生してから約60億年を経ていると考えられている。これは太陽よりも約15億年古く、ケプラー452bが受けるエネルギーは現在の地球より10%高くなる。そのため、もしケプラー452bが地球型惑星で、地球と同じ質量であれば、暴走温室効果の影響で表面の水は失われてしまっていると考えられる[4]。しかし、ケプラー452bは地球の約1.6倍の半径があるため、もし密度が同じ程度であればその質量は約5倍となり、水が失われるまで5億年ほどの余裕があると考えられる[4]。
距離にして1400光年。
行けないですね。。。
そんな中、住めそうな惑星に実際に行ってみた!というのがこの映画です。
行ってみた惑星の強烈な環境もまた見所です^^
内容的には、本格SF小説的なハードな内容です。
重力と時間の関係が、こうしてストーリーに乗ってくると、その意味がリアルに感じられてぞっとします。
約3時間くらいある長い映画ですが、引き込まれて一気見。
私はかなり好き!なのですが、題材的に万人におすすめってわけにはいかないですね、きっと。
最近だと、「オデッセイ」というのがあって、これは大連行きの飛行機の中で見たのですが、これも面白かった。これもSF小説的な創意工夫がいっぱいあって面白い。
火星に置き去りとかいうから、もっと暗い映画かと思ったらそこはカラッと明るく仕上げてあって、こちらのほうがはるかにわかりやすい。誰かと映画みよう!といったときに、「オデッセイ」のほうが勧めやすいのはまちがいない。
が、しかし私は「インターステラー」好き。
ちょっと前の映画なのに今更こんなことを書くのは、、、
本日3周目を見たからw
最後に「インターステラー」の科学的考証についてのメイキング動画があるので貼っておきます。
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