ギブソン問題だったり、ギターセンターが破綻しそうだったりと、ギター業界全体が衰退みたいな雰囲気の今日この頃ですが、実はこの10年くらいでいうと、ギター業界的には2017年はセールス的に最も良かった年のようです。意外。
いくつかさっと斜め読みしたのですが、データはどのサイトも数字一緒なので、Music Tradesというところのデータを信用して書いてるっぽいです。
「guitar market statistic 」等のワードで検索するといろいろ出てくるので、もしご覧になってなにか間違ってたら教えてくださいw
まとまってるのはこれ。
で、内訳ですが、エレキは減少、アコギが増大。
エレキは販売本数では2008年に比較すると23%も落ちてますが、売り上げは30%弱くらい上がってますね。
2009年からがくんと落ちるのは、リーマンショック的な不景気とかかなあ?その後の推移もエレキはなんか危うい感じ。
一方で、アコギに関しては、販売本数も単価も両方、2009年から安定的に回復・成長してる感がある。
で、トータルで2017年は13億2900万ドルの売り上げで、この10年でベスト、と。たしか北米だけの統計だった気がします。
新しくアコギ始める人の半分が女性という話もあるそうで、「ギターの将来は女性にあり」みたいなのもどっかにありました。
もっとも、人口の半分女性なんだから、新規ギタープレーヤーの半分が女性でも別に不思議はないと思いますが、一般的に男性の方がギタープレーヤー多いってことなんでしょうね。そうしたらピアノは女性の方が多いのかな。
あと、家で弾く楽器なんですか?みたいなアンケートでは、相変わらずピアノが圧倒的なんですが、90年代に比べて2010年代はギターが大躍進してるっぽい。
ま、、、でもこの10年の話ですからね。この10年で言えば、2009年からの超低空飛行をようやく脱しそう、、、くらいの話かもしれません。
2000年代、90年代、80年代、70年代のこういうサマリーも見てみたいです。
おそらく、売り上げはともかく、本数ベースではだいぶ落ちてるんだろうなあ、とは思うのですが、どの程度落ち込んでるのかちょっと知りたい。知っても何にもならないですがw 半分とかになってるんですかね?
ともかく2017はセールス的には良かったということなので、ギブソンとギターセンターが危ないってのは、業界全体のどうこうというより、やっぱりそれぞれの経営の問題なんでしょうね。
ギターセンターのことは全然しりませんが(行ったこともない)、ギブソンなんか本業のギター作りが問題なのではなく、主にM&A投資の失敗による破綻だし。。。
さて、
エレキが減ってアコギが増加というのが意外だったので書いてみた記事なのですが、まあ、なんだろう。。。
ギターをこの先も楽しめるように、各メーカーやお店がちゃんと存続・発展できますように!という祈りを捧げたいと思います。
祈りだけじゃないですよ。
今年はギター神に対する浄財も結構なボリュームでしましたからね!w
ギタ友でもどうもアンプとかギターとかにそわそわしている人がいるので、そういう方にはまよわず、浄財を勧めたいと思います。
—–
コメント