愛機オルトレXR3のアップデートとしてカーボンホイール導入は真っ先にやろうと思っていたことであり、ずっと検討を続けていました。
ネットで情報収集の日々。そしてライドに出かければ、他の方が使ってるホイールにも自然と目が向きますね。
検討初期の結論としてはやっぱ定評があり、かつ実際に外で見かけてもルックスがかっこいいBORA ONEに惹かれました^^しかしどうやら、BORA WTOというエアロに優れた上位モデルがあり、CULT搭載のULTRAというのもあるらしい。
いや、エアロに優れたZIPPというものや、エンヴィ。lightweightなんてのもあるらしい。他にも無数のホイールメーカーがあることをしりました。
やばい、面白い。なにこの面白さ。色々乗り比べてみたい。
ディープリム系か軽量ホイールか
自分の中でかなり迷ったのは、見た目もかっこいいディープリム系でいくか、苦手だけど避けて通れないヒルクライムをすこしでも速くするために超軽量ホイール路線で行くか、です。
ディープリムはこのように分厚いホイールで、見た目はいかつくかっこいいです。ただ、体積大きい分だけ比較的重めであり、空力が計算されていて平地巡行が速い特徴を一般的に持っています。
一方のロープロファイルというのかな。リムが狭いタイプは、軽量に作りやすい。
これはこれで細いタイヤを履いている「ロードバイク」のイメージで良いですね^^
見た目+平地も速いけどやや重いのでヒルクライムは得意とは言えない、という方向か、軽いのでヒルクライムは楽だけど平地巡行はそこまで得意ではない、と言う方向でいくか。
どっちの方向性でいくか悩むーーー!
ZIPP 353 NSW最強説
ディープリムのかっこよさは捨てがたい。しかし軽さも欲しい。。。
そこで発見したのがこれ!
なんていかついんだ。。。これはド派手です。
まずリムが波打ってます。このノコギリ形状の「Sawtooth」は、回転することで乱流を発生させ、空力効率と横風に対する安定性を生み出すらしいです。なにそれ、カッコいい。
リム表面には六角形のディンプル加工という、ゴルフボール表面にある凹凸のような加工が施されています。この加工によってリム表面に乱流が発生し、気流の剥離=ドラッグの増大を抑制する効果があるそうです。なにそれ、カッコいい。
しかもZIPPってF1のウィリアムズチームのメカニックが立ち上げたブランドですと・・・?なにそれ、カッコいい!
そしてリムハイトは45mmとディープリムとギリギリ言えるくらいのリムハイトでありながら、なんと前後の重量が1255g!!!!
驚きの軽さです。
その上、ワイドリムにフックレス、チューブレス専用設計とトレンド最先端です。
ハブもやばい。
ネオジウム磁石で噛み合い、空転時には機械的に分離して抵抗を減らすと言うクラッチシステムのようです。よくわからんけど、かっこいい。。。マグネットで、機械的に分離・・・?なにそれ、カッコいい!!!!!
なによりディープリムで1255グラムです。これ、最強なんじゃね?と思ったのです。ちなみに価格も最強クラスですw
チューブレス移行もほぼ決心した、、、だがしかし、、、
ZIPP353NSWを導入したら、チューブレス運用になります。果たして自分でも運用できるか?
がーーーーーーっと情報を集めていました。
結論からして、いける、と思いました。よし、もうチューブレス運用いくわ、と。
先日の入山峠のような大きなサイドカットだとどちらにしてもアウトだし。
ただ、こういう場合でもチューブを入れて超低圧でいけば、ギリギリ乗れる程度にはなったことを考えると、いざというときのチューブ運用は必須といえます。チューブ運用はZIPPでは推奨していないという言い方ですが、応急措置的には多分大丈夫なんじゃないか、、、とおもいました。
・・・これは全く根拠レスな希望的観測なのでなんともいえないですがw
さて、353NSWは国内のレビュー記事は現時点で無し。海外もまだ少ないですが、拾い集めてみますと、やはり、超軽量のため巡航速度維持という点では454のほうが全然いいよね、的な意見が大半です。
これがちょっと悩ましい。軽いホイールの場合、回し続けないと失速感があるらしいんですね。完成車についていたFullcrum 818DBは少なくとも失速感はありません。
ただ巡行といっても、街中ではしょっちゅう信号に止められ、サイクリングロードですら歩行者や他の自転車の関係で、そんなに長く巡航し続けられるわけでもないので関係ないかな、、、いやでもそういう特性だとロングライド疲れるかな、、、とかもやもやしてました。
ショップにも相談する
RX BIKEさんにも相談したところ、「ブランドのマッチングとかそういうのを無視して、とにかく速いということであればこれ」とお薦めされたのが、RovalのRapide CLXでした。
Rovalといえば、Specializedのホイールですね。もともと別のメーカーだったようですが、まあとはいえ、Roval=Specializedのイメージです。
ビアンキに他ブランド純正のホイールをつけるというのは、ちょっと抵抗があるなあ。。。
同じ理由で、ボントレガーとかも評判良いけどスルーしていたのです。
ただ、ガチ勢による「めちゃくちゃ速い」は気になる。
家に帰ってこのRoval Rapide CLXを調べ始めると、これは、、、これはなかなかすごいかも?!
Roval Rapide CLX スペックシート的にもかなりすごい
お店で実際にホイールも見たのですが、地味。。。
まあ、ブランドアンマッチである時点で真剣には眺めてなかったのですが、パッと見た感じ、地味です。
しかし調べていくと、これ、すごいかも。。。
前後で異なるリムハイト、リム幅
Rapide CLXは前輪が51mm、後輪が60mmというまごうことなきディープリムです。
またリム幅自体も前後で異なっています。
フロントのほうが太いリムプロファイルとなっています。これにより横風に対する安定性と空気抵抗の削減を両立してる、とのことです。
なんというか、単純に前後でリムの高さが違うって、凝ってる感じがしてかっこいいですよね。
ディープリムでありながら驚くべき軽量さ
さて、51mmと60mmというディープリムでありながら、前後合わせて重量が1400gしかありません!
これは驚くべき軽量さ。
ZIPP353NSWで少し懸念していた、軽すぎるため漕ぎ続けないと失速するんじゃないか、、、という心配しなくてよさそうです。
それでいながら、軽量なので登りもいける!
実際、いろんなレビューを見ると巡行が速いのはもちろん、登れる!という評価が多いようです。
見た目地味だがハブもいい
非常に地味に見えますが、シュッとしててエアロ的に良さそうな雰囲気のする形です。
DT Swissの新型ラチェットEXPハブを使用したAero Flangeハブ。ZIPPやGOKISOのようなファンシーな魅力はないですが、質実剛健。間違いないでしょう。でもまあCULTとかのほうがそそられるのは否めないw
こだわりの設計思想。トレンドに逆行
昨年発表されたばかりの最新ホイールなのに、昨今のトレンドに反してチューブド専用です。チューブレスレディもチューブレスも非対応です。
チューブレスに対応するために補強剤を入れたりする等の重量増とチューブレスのメリットが釣り合ってない、というのがスペシャライズドの見解のようです。
フラッグシップであるターマックSL7のホイールですから、これが現状の最速、最適解としてるのだと思います。
チューブレス自体はまだまだ発展途上。これからどんどん良くなっていくでしょうけれども、現時点では、チューブドが最速、とスペシャライズドが考えたのは興味深いです。
結論
Rapide CLXの凄さはわかった。これはスペックシート上は理想的なホイールの一つと言えます。
これまで同様、チューブドでいけるので運用にも心配ありません。タイヤもGP5000買ったばかりだし。
でもスペシャライズド純正ホイールをビアンキにつけるというのもどうもなあ。。。また見た目も地味に感じる。しかし実は上で書いたようにいろいろ興味深い設計であり、まず間違いなく速くて最高のホイールであろう。
・・・
でもZIPP 353NSWが興味深い・・・!
いろいろ興味深い。どんな感じなのか試してみたい好奇心をビンビン刺激してきます。
一方でここまで詳しく書いてなかったですが、BORA ONEや、もうちょい奮発してBORA WTO ULTRAなんかもいい。あのカーボンの光沢はめっちゃかっこいいし、間違いなく良いホイール感は強い。
・・・どうする・・・?
コメント
ホイールは深い、深すぎますよ、、、、、
業が、、、ww
確かにアラフィリップもチューブドですよね、
とりあえず、交換もできるので、落ち着いたころ試乗し合いたいすね!!
ホイール交換会って、なんかその昔のギター会を思い出しますねww
いやー、いろんなホイール乗ってみたい^^ぜひやりましょう!