さて、語りたいことが満載なRIZIN28。
朝倉未来 vs. クレベル・コイケ、トフィック・ムサエフ vs. ホベルト・サトシ・ソウザの2大メイン試合の感想は別に書きました。
ここではその他の試合、、、とまとめてしまうにはもったいないほどいい試合が続きましたが、ざっと感想を書いていきたいと思います。
ドミネーター聡志 vs. ”ブラックパンサー”ベイノア 戦
ベイノア選手の力がとにかく強い印象。
やはり2階級差というのは差が大きいかなあ、と思いました。
ドミネーター選手はかなり不利な状況になりましたが、粘りに粘っていろんな展開で攻めました。この辺は技術力、精神力を感じましたね。
また、ベイノア選手のテイクダウンディフェンスの反応の良さが光りました。
判定はドミネーター選手の勝利についたけど、本人もいや、それはないって感じの反応だし、個人的にもベイノア選手の勝利かなと思います。もちろんイエローカードはイエローカードなのでそれも含めて判定ですが、個人的には試合はドミネーター選手が勝ったとしても、勝負はベイノア選手でしたね。
まあ、、、総括すると、階級差はキツいということかな。
スダリオ剛 vs. シビサイ頌真 戦
立ち上がり、スダリオ選手の打撃の攻防がかなり様になってると思いました。
これまでに比べてパンチのフォームも良くなっています。他競技から来た中ではダントツいい感じに適応できてるように見えました。
とはいえ。
とはいえ、両者スタミナなさすぎ。。。
スダリオ選手はもうちょい自分から攻められるといいんじゃないかな、という印象。
2R、自分から攻めている時はかなり良い攻撃ができていたように見えました。一方、シビサイ選手はスタミナ切れか、2Rはほぼなにも攻撃できなくなりました。
さて、ここで動画がカクッとなって画面が止まる。と思ったらシビサイ選手がテイクダウンしてる!
チョークが決まってます!スダリオ選手もかなり粘って外そうと試みるも極められました。スダリオ選手はどんどん良くなってるように見えるので、これからもコンスタントに試合できることを期待してますが、相手いるのかな??
齊藤裕 vs. ウガール・ケラモフ 戦
フェザー級チャンピオンがノンタイトル戦で、しかも第3試合ってどういうこと??
個人的にはこれは気に入らない。
ですが、自分がRIZINの運営だったら、、、とビジネスサイドから考えていくと、なぜこうなるかなんとなくわかるっちゃわかるんですが。
さて、愚痴はここまで。
いよいよ入場ですが、齊藤選手かっこいい!オープニング入場は硬い表情に見えたのですが、入場ではすごい覇気があって、めっちゃかっこよく見えました!!
さて、試合開始です。
最初、齊藤選手のローキックをキャッチするケラモフ選手。このテイクダウンすご!
あの勢いのキックをキャッチするのか。。。と思いました。
しかし齊藤選手のグラウンドコントロールも堅実で危なげないです。再開後、齊藤選手がリング外になげられる!すごいパワーです。
ここまでケラモフ選手、かなりのパワーです。身体の強さがすごいですね。齊藤選手はどう突破口をつくるのか。。。
さて、2R。齊藤選手のレスリングをケラモフが耐える!腰強い!2Rは、じわじわと齊藤選手がもりかえしてきたように見えます。
そんな中、ケラモフが低いタックル!この低いタックルはまじですごいです。しかし斎藤選手が立つ!スタンドは斎藤選手の方が良さそうに見えますし、1発いいのがあたったように見えます。形勢逆転です。
うーむ。やはり斎藤選手強い!緊張感のあるめちゃくちゃ面白い試合です。
齊藤選手は戦い方の幅が広いと感じました。さすがです。
さて、ラストの3R。
斎藤選手が打撃でプレッシャーかけ続けるが、ケラモフがタックルうまいですねえ。倒してパウンドを徹底して狙ってきています。
ただ、ケラモフは疲れからか、力が弱くなってきました。1Rと違って、齊藤選手にあっさり立たれるようになりました。
ただ、タックルうまいので、なんども齊藤選手はテイクダウンされてしまいます。そして試合終了。
さて、1Rはケラモフ。2R齊藤。3Rは微妙。。。という印象。
ケラモフ選手は後半、テイクダウンしても何かできたわけではない、というのとイエローカード。後半のケラモフの失速感から、齊藤選手の判定勝ちと感じました。イエローがなければケラモフ。
実際その読みは当たりましたが、まあ紙一重。齊藤選手は、朝倉未来選手にも僅差の判定勝利。今回もそう。ギリギリの勝負を制してきています。
なんというか、技術も高いし、マインドも強いですね。この試合で、齊藤選手をすごく見直しました。次はクレベル。またギリギリの戦いが始まりますね・・・!
元谷 友貴 vs.岡田 遼 戦
開始早々、元谷選手の打撃の迫力がすごいですね。
ロングフックがかなり走ってます。岡田選手もここはしっかり防御してますが、なんか当たりそうな雰囲気があります。
元谷選手は、意外なことに打撃中心に組み立てていきます。そしてスピードに勝り、岡田選手に対してはっきりとペースをとりつつあります。
岡田選手もいろいろやって展開を変えようとするも、元谷選手が徹底したスタンドの勝負で制しました。戦前は岡田選手有利では?と思い、判定の岡田選手勝利を予想していたのですが外れました^^;
とにかく元谷選手の絶対勝つ!!!!!という気迫を感じましたし、技術的にもこの日の岡田選手に対して上回ってみせた感じです。
扇久保 博正 vs. 春日井 ”寒天” たけし 戦
いやー、渋い技術勝負でした。
扇久保選手が終始、少しずつ優位を取ってる印象。決定的なシーンはなかったけど、しっかり扇久保選手がコントロールし切って完勝、という印象。
試合としては、渋いとしか言いようがなく、盛り上がりにはかけましたが、見ごたえはあるという。。。まあ、渋いと言う感じですね。
石渡 伸太郎 vs. 井上 直樹 戦
ほんと楽しみなカードでした。
序盤から石渡選手の攻撃がヒットしてます。井上選手の打撃のうまさは印象的でしたが、さすがに石渡選手は攻撃力高いですね。
ただ、石渡選手の大ぶりが、どっかでとんでもないカウンターもらいそうで怖い。。。と思いました。
もう少し時間経ったら、石渡選手の攻撃は当たらなくなる、、、と思ったところで石渡選手のパンチがヒット!井上選手がよろける!効いたか?!
すかさず追撃する石渡選手。さらに1発当てる!これは井上選手負けるか?!
しかしそこから、石渡選手の攻撃をスウェーでかわし、コンパクトなカウンターをヒット!棒立ちになる石渡選手。そこからサッカーボールキックも含めた怒涛の反撃!見事KO勝利を収めました。
井上選手は打たれ強さも、冷静さも、非常に高い打撃技術も見せました。いやー、強い。
朝倉 海 vs. 渡部 修斗
渡部選手が、序盤から徹底したテイクダウンをしかけます。いきなりすぎて見てる方もびっくり。しかし朝倉海はこれを冷静にコントロールしています。
組まれるも取り立てて危ない感じはしませんでした。一回バックに回られかけますが、うまく前を向きました。
一回ギロチンチョークが入りそうか?とおもいましたが、動きからして入ってなさそうな感じはありました。すぐに頭を抜きます。
そして驚いたのはここから。
ガードポジションから上体を持ち上げてえげつないパウンド連打!
ガードポジションのまましっかり身体の上にあげる体幹の強さと、パウンドの強烈さはやばかった。
渡部選手も負けたけど、こうやって勝つ!という狙いはよく分かりましたし、強さも見せたと思います。
まとめ
那須川天心 vs. 3人は・・・?w
いや、一人目の選手と所選手は良かった。楽しめた。けど、HIROYA選手はちと。。。
那須川天心は悪くないと言うか、対戦相手がいないのので仕方ないですよね。。。ただ、いろいろ理解はできるけど、地上波はムサエフ vs. サトシを流して欲しかったな。
とにかくRIZIN28は、大会前から膨大な話題を提供してくれました。大会としても素晴らしい大会だったと思います。
バンダム級GPだけでもすごかったのに、ムサエフvs.サトシ、未来vs.クレベルというメガマッチもあり、最高の大会だったな、、、と。
自分としては朝倉未来選手が負けてしまって残念、、、だけど最高の大会でした。大阪大会も楽しみ!
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