お借りしていたエレハモのケンタクローン、Soul Foodをようやく試せました。
サウンドハウスで7980円と廉価なペダルながら、評判の良いこのペダル
。試してみたいと思っていたのです。
手持ちのKTRと比較してみたいと思います!
アンプは、フリードマン・ダーティーシャーリー。
ペダル比較の便宜上、ゲインを低めに設定しました。
キャビはボグナー212CB。Vintage30が2発です。
マイクはSM57。
ギターはレスポールです。
設定1:私がよく使うブースターセッティング
ゲインがこれくらいでも太さと粘りがまし、弾きやすくなるので一番良く使う状態です。
さて、Soul Food。
似てますね!
ハイはKTRのほうが綺麗に出ているように聞こえます。
つたない演奏の試奏フレーズは、リアPUで2つ、フロントで2つとなっています。
設定2:全部12時
ペダル自体の歪みもかなり加わるセッティング。
これもよく使うセッティング。
ゲイン上げてもSoul Food、、、似てますねー。
KTRのほうが、華やかな印象はありますね。ハーモニクスがリッチな感じはあります。
ただ、録音して聴き直すと、大して変わらん、、、て感じでもあります。
設定3:ゲイン3時
あんま使わないセッティングですが、一応。
このためにアンプのゲインを下げておきました^^
さて、ここでも感じは良く似ています。
ただ、KTRのほうが歪みの粒が細かく、柔らかい印象。
また、フロントでガンズのフレーズを弾いてるところなど顕著ですが、KTRのほうが輪郭がはっきりとしていて、音にツヤ感が強いですね。
設定4:ゲイン、トーン12時で、ボリューム全開
まあ、これもあんまりやらないセッティングですが、一応。。。
ゲイン3時よりこっちのほうがいいですね^^
さて、感想はいかがでしょうか?^^
実は、アンプ前で弾いてる時は、もうちょっと差を感じていました。
そのとき感じていたのは、
・Soul Foodのほうが音が暗い
・Soul Foodは少し平坦に感じる
・ギターのVolの追従性はKTR勝利。
ということでした。音色で選ぶとKTRのほうが断然良いと思いました。
ただ、録音してみるとさほどの差でもない、、、
差がない、とみるか、いやこの差は大きい!とするかは個人の主観ですね^^
他のケンタクローンを弾いた事がないので何とも言えませんが、7980円でこれは、そもそもすっごい良いペダルだと言えると思います。
お聴きの通り、ケンタクローンとして優秀です。
コストパフォーマンス、超高いです^^
ケンタウロスの音色の感じ、、、を体験するのにはこんなに素晴らしいペダルはないと思わされます。
とはいえ、やはり決定的に足りない感じもあります。
私がケンタで感動して、KTRでも再現できていると感じているポイント、、、そこが足りない。
ケンタの音は、、、
うーん、、、絵に描いてみよう。
私の主観によるケンタウロスの音www
ゲイン9時くらいの状態。
ケンタは音の芯が太くて、その周りにギザギザ歪みがコーティングされる。
歪みのギザギザは鋭いが細い。
その上に、粒で表現してるのですが、キラキラ成分が浮遊している感じ。
先日のギター会で、ケンタを3台引き比べる機会がありました。
この中に、いわゆる「FAXオンリー」があったのですが、これがすごかった。
FAXオンリーで感じたのは、上の図ののギザギザの「歪み」部分と、つぶつぶのキラキラ成分が交わるところが、なんか浮遊感があり、かつ境界線が溶けてジュワ~みたいな感じがありました。
それは他のケンタの個体にはなかった。絶妙な歪み感。
そこに、マジックを感じました。独特な質感です。
KTRとかだと、上の図のような感じで、つぶつぶのキラキラ成分は、もうちょっと表面に付着している感じ。こんなに浮遊してない。
Soul Foodは、これがもっと全体的に圧着されているというか、これを上下から潰したような手触りという感じがします。
要素はそろってるんだけど、ちょっと広がりが足りない、そんな印象をSoul Foodに感じました。
しかし値段安いですからね!!
1万円以下というのは大きいです。学生さんでも買いやすい価格で、ここまで似てるというのは素晴らしい。
Soul Foodは大傑作と言って良いんじゃないかと思います^^
【次回予告】 ヴィンテージTS-808と35周年記念モデル
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