よっしーさんの記事がすでにアップされていますが、先日の金曜日、ATALSペダルの試奏をさせてもらいました。
実は、数ヶ月前にも同様の機会がありました。今回は店頭発売直前ということで、もう製品版ですね^^
それぞれのモデルの色にあったLEDが光っています^^
こういう細かい工夫いいですよね。
日常使いする道具なので、見た目やほんのちょっとした「お!」という感覚があるものは愛着わきます。
比較対象がないのであれですが、すこし大きめの筐体。
厚みがあります。
私はこのサイズ感は好感でした^^ぼってりと厚みがあるのがいいというか。
よっしーさんの記事にレビューは詳しいですが、あまりよっしさーんとカブらない部分での感想を書いてみるべく頑張ってみます^^
一番右の「アメジスト」はクリーンブースターです。
ビルダーの石橋さんもおっしゃってたのですが、音がぱりっとタイトな感じになります。
Sex Driveの雰囲気がありますが、キラキラ感の追加というよりは、音が太くなる方向の印象を強く感じました。
音をタイトにしたい用途に良さそう。
後述する2つのペダルのプッシュにも当然良い効果を出していました。
TONEつまみがプリゲイン的な効果も併せ持っているようです。可変幅は控えめですが、確実に効いてくるので、思い切って極端な方向でセッティングしてみるなど、いろいろ実験しがいがある印象です。
うーん、これ自分のアンプで試したかったな。。。
はい。全部同じ写真という。。。すいません。アップを撮り忘れた^^;
真ん中の「Cream Soda」はローゲインオーバードライブです。
トーン2時以上に上げていくと、TSライクな「ひぃっ」というヒステリックな感じが出てきます。ケンタ+TSの感じにちょっと似ています。
これも音が太く、ローのごりっと骨太なサウンドです。
ゲイン自体は高くないので、とはいってもスイートハニーよりは歪むかなあ、、同じくらいかなあ?ちょっとなんとも言えないですが、ゲインのカバー範囲としてはあんな感じです。
アンプセッティングにもよりますが、完全クリーンから音を作っていくのであれば、前述のアメジストやお気に入りのブースター、歪みペダルと組み合わせると良いと思います。
私がダーティーシャーリーで使うなら、単体で充分かなという印象です^^
当然また同じ写真w
左のDISTORVANAというペダルです。
前回試奏時にも、よっしーさんと二人で石橋さんに「これはディストーションというよりオーバードライブって言った方が良くない?」としつこく言っていました。
しかしマーシャルにつなぐと、なるほどディストーションと言えるような肌合いになります。いい感じです!
フェンダーだと、やっぱりディストーションというよりはオーバードライブ的に感じます。この辺は試奏するアンプによって印象が変わるかもしれません。
ゲインを12時以降にあげていくと、ファズ風味が混ざってきます。面白いです。
アンプのボリュームに依存しますが、トーンを積極的に上げていった方が良い結果が出るように思えました。
2つのつまみが相互連動するようなところがあるのか、あるポイントから膜が一枚とれてすっきりと生々しい音色に突然なったりします。
そういう意味では、やや操作感は難しい印象を受けましたが、スイートスポットが何箇所かあって、そこにハマるとすっごいかっこいい音がします。
スイートスポットの一つを言うと、「ディストーション」でありながら、ゲイン0がかなりいい音でした^^
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3つともつなぐと、ぐおんと音が太くなり、非常に気持ちの良いペダルです^^
さて、ビルダーの方の話を直接聞けるというのは光栄なことです。
石橋さんのお話を伺っていて印象的なのは、すごくペダル作りについて四六時中考え続けてるんだな、ということです。
だんだん大人になるにつれ、仕事だけでなく家族やらなにやら、細かく時間が分散されてくると思うのですが、石橋さんの場合、1日のうちにペダルについて考えている時間が長い、という印象を受けます。
どんな仕事もそうですが、やっぱり考えてる時間が長い人にはかないません。大きくなると(笑)、経験でその辺をカバーするわけですが、本質的にサービスや物作りは、それについて考えている時間が長ければ長い方が強いと個人的には思っています。
何かについて毎日1時間しかかんがえられてない私と、それについて毎日8時間考えてる人。1年、2年もたったら別の世界にいってしまいますよねw
やっぱり良いモノをつくるにはこうじゃないとな、、、と羨ましく思ったり反省したりw
ともあれ、ATLASペダル。個性的で高品質で良いペダルだと思いました。
ただ、試奏する際には、つまみを12時に固定しないことを強くお勧めしたいです。
特にトーンは、全開もふくめて積極的に動かしていって試してみるのがコツかと思いました^^
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