ガーミン・ラリーRS200を購入してから、パワーフェーズについて気にするようになったわけです。
ペダリングの効率というのはいろんな考え方があると思いますが、パワーフェーズについていうと、ペダルを一周回す中で、どれだけ前向きの推進力をかけられているか、という話ですね(多分)。
で、最初の頃は前向きの推進力がかかり始める位置(パワーフェーズスタート)が15〜18度。で、上の記事で改善を試みて、なんとか8〜10度という感じでした。
推移を見る
これが何も考えない時代。パワーフェーズスタートが左18度の右15度。
だいぶ工夫して改善してきた値がこれ↓ 左10度、右8度。
そして、ここ2週間で気づいた「背中回し」で出した最新の値がこちら!↓
左右ともにパワーフェーズスタートにおいて0度を達成。
ペダルの頂点から前向きの推進力を出せているよ、ということです(多分)。
パワーフェーズエンドも、最初の何も考えてない時代からは大幅に改善しています。
自転車を漕いでいるにあたって、前向きの推進力を生み出す時間が長くなっているというわけです。これは嬉しい!
ペダリング改善の個人的な推移
まずはこの記事のおさらいですが、とにかく普通に自転車を漕いでいたのではパワーフェーズスタート値は絶対15度とか18度とかにしかなりません。
どうやっても350度とかになりようがない。
そこで、まずとにかくパワーフェーズスタート値を下げることだけに特化してみて、どうやったら低い値が出るのか研究したところ、「スキー板で前後スライドするかのような感じ」で無理やり上死点あたりで前後スライドすれば、0度〜8度くらいの値が出ることに気づきました。
しかしめちゃくちゃ無理な力の入れ方なので長続きしないし、そもそも疲れる。
で、これを足先だけでやるのではなく、股関節を使ってみるとかいろいろ工夫してました。
すごい腰が前後するような感じにもなりました。しかしどうにも体重がペダルに乗ってる感じが希薄で、パワーフェーズスタート値だけよくても全体的には意味がない、、、というような疑惑がつきまとっていました。
で、ある時、こういう言葉を思い出しました。
「自分なんかだともう背中で回してる感じなんですよね」
誰が言ったか忘れましたが、フィッティングしてくれた人だと思うのですが。。。どっちのショップだっけな。。。(失礼)
背中ねえ、こんな感じかなあ・・・?
背中で回すということは、股関節でやってるこの感じをもっと背中の上の方に持ってくる感じかな・・・?とやってみると、、、
おお?!
めちゃくちゃパワーフェーズスタート値が良い!
340度台という見たことない値が出ています。しかも左右ともに。
しかもそんなに変な脚の使い方ではない気がする。
イメージは上の図のように、背中の肩甲骨当たりにピストンがあって、その上下運動に脚はただついていくだけ、、、というような身体操作のイメージでした。
この意識を持つだけで、パワーフェーズスタート値が劇的に改善してびっくりしました。しかも割と安定します。
おお、これは。。。
その後色々やったのですが、背中のピストンは単純に上下というよりは、少し斜め、前後に角度がついたイメージのほうが、より体重がペダルに乗る感じがしました。
背中のピストンに脚がついてくるイメージなので、背中のピストンのほうが動きが先行して、脚のほうがやや遅れて回る感じになります。
そして脚に意識的な力は入れず、ペダルを踏む硬さを足首も含めて維持することに注意しています。
いやあ、驚いた。
ほぼ350度台でずーっと走ってられます。これは驚き。たまに340度台も出ます。
しかしこのペダリングは今までと違う筋力をより使用します。具体的には背筋と腹筋。これが疲れてくると、このリズムを維持できなくなって、段々パワーフェーズ値が悪化してきました。
多摩川サイクリングロードではノンストップで走り続けられるわけですが、ここで疲れてきてかなり悪化してきました。といっても、パワーフェーズスタートで8度くらいなので、以前に比べれば全然悪くないのですが。
サイクリングロードを降りて一般道で信号などでちょいちょい休憩が挟めるようになると、再び背中ピストンが機能しはじめて一気にパワーフェーズ値改善。
で、結局30kmトータルで上述のパワーフェーズスタート0度に平均してなったということですね。
多摩川サイクリングロードでバテなければ、おそらく350度前半くらいの値になった感じです。
このペダリングの良いところは、ちゃんと体重がペダルに乗ってる感じがするのと、全体的な力の入れ方にあまり無理がない気がするところ。
以前のスライドさせるような回し方に比べて、絶対こっちのほうが自然だと自信を持って言えます。なぜなら以前が不自然すぎたからw
それに背中からパワーが出てる気がしていて、このほうがよりパワーを強くかけ続けられるような気すらします。もっとも最近乗らなすぎて、全体的にロードバイク戦闘力が落ちてるので以前より値は悪いですけれども。
また次回乗るのが楽しみです。
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