
ローマの後継機として「アマルフィ」が登場しました!車名は「ローマM」となるのではないかという見方もありましたが、大方の想定通りアマルフィで発表されました。内容としてはローマのフェイスリフト版ということになると思うのですが、ドーディチ・チリンドリ、F80の流れを汲んだ新しいデザインテイストで出てきましたね。
実車と写真の印象はだいぶ違うはず
第一印象は、思った以上にローマと近いなと思い、ポルトフィーノとポルトフィーノMくらいの感じかなと思ったのですが、見ていくうちにだんだん印象変わってきました。
最初は電気自動車っぽい感じのフェイスで、優雅ではあるけどローマの方が好きかもなあ、、、と思ったのですが、これ、実車を目の前にするとだいぶ印象が違うんじゃないかな、という気になってきました。
ローマも写真だと割とずんぐりと見えるところもあるのですが、実車は非常に伸びやかで美しいと感じるのですが、このアマルフィも実車はワイド&ローでこの横一直線の黒いベルト部分がすごい迫力&とてもモダンに感じるんじゃないかと思いました。

ローマもこの角度の写真はこんな感じですが、実車はもっと低く迫力ありますよね。その脳内変換をすると、このアマルフィは実写がかなりインパクトありそうな気がする。
そしてサイドからリアにかけてのドアパネル部分のラインもローマとはちょっと違う印象を受けるようになってきました。より伸びやかに見えるような雰囲気のローマに対してアマルフィはもうちょっとマッシブな感じがしなくも、、、ない。
これは写真に撮り方による光の入り方とかなのかもしれませんが。全体のプロポーションはローマと同じなのですが、よりクラシカルな意匠のローマに対して未来的なアマルフィという感じではないかと思います。


このローンチカラー最高

このローンチカラーは「Verde Costiera」というカラーなのですが、めっちゃくちゃ素敵ですね。超好みです。
最近、薄いブルー系のカラー好きなんですよね。
ただ、これ、Verdeとあるので緑という扱いなんですね。まあ緑なのか。アマルフィ海岸の浅瀬の緑とかのイメージなんでしょうかね。いやあ、ものすごい綺麗です、この色。
これで内装は明るめの色がいいな、と思ったらTortoraですね。これも良い。。。Cremaも良いでしょうね。
オーダーするならこの色で決まりだな、と思うくらい気に入りました。
インテリアもシンプル路線に

プロサングエ以来のデュアルコクピットレイアウト踏襲ですが、今回ちょっと変わってきたのがセンターコンソールですね。
素っ気ないまでにシンプルになりましたね。
包み込むようなローマのインテリアとガラッと変えてきました。

アマルフィのインテリアの第一印象は地味でつまらん、、、と思ったのですが、エクステリアも含めて一時期のいかつく、力が入ってる系からシンプルエレガントな方向性に転換した気がして、だんだんよく見えてきた。
ローマの乗員を包み込むようなレイアウトはすごくかっこいいのですが、センターのタブレットみたいなのはあまり好きじゃなかったのですが、そういうディスプレイ周りもアマルフィは非常にスマートな感じになりましたね。
この路線が受け入れられるのか、方向転換するのか
ドーディチ・チリンドリからガラッとデザイン言語を変えてきたフェラーリ。この方向性が広く受け入れられ人気になるかどうかはもうしばらく時が立たないとわからないですね。
それにフェラーリは写真・動画と実車の印象が全然違います。まあフェラーリに限ったことではないですが、時計なども含めて現代の工芸品は非常に立体的な造形なので写真だと存在感や微妙なラインの美しさが把握しにくいですね。
812なんかはマッシブな造形で誰が見ても迫力があると感じると思うのですが、ドーディチ・チリンドリは造形そのもので言うとよりシンプル路線であるため、おとなしく見えると部分はあると感じています。おそらくアマルフィも美しいけれどもおとなしくてつまらないかなあ、と感じる部分もあると思うのです。

一方で、しばらく続いてきたマッシブ、ド派手なかっこよさもやり切った感もあるので、シンプル路線に今後は行くのが自然な気もしています。別記事に書きますが、ランボルギーニのテメラリオも従来のランボルギーニの感じがするとフロントはだいぶシンプルでシュッとしています。
フロントライトを縦に配置する、横に細く配置するなど、その辺りもだいぶ開発され尽くした気もする中で、フェラーリはフロントライトで表情を作るのをやめる、というコンセプトを出しています。これ自体はとても野心的で、新たなトレンドを生み出す気概に満ちていますよね。
その路線を突き詰めたときにどんな素晴らしいデザインの車が登場するのか、すごく楽しみですね。
このアマルフィも実車見るのが本当に楽しみです!
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