本日は鬼強先生がいらっしゃってました。どんな相手にでも真正面から豪快な面を叩き込むめちゃくちゃ強い先生です。
自分の前の方が稽古しているのをじっくり見ると、、、
相変わらず面をばっこんばっこん打ってるのですが、そのタイミング自体はかなり後から振っていることがあることに気づく。
もちろんいろんなパターンがあります。ただ、かなり差し込まれていても先生が真っ直ぐパンとふって相手がドカンとやられていることも多々あります。
なんというか、もう打つ前から相手の上に乗っているように見える。
これまでのいろんな教えがふとつながって、はっとした。
自分は攻め合いの中で、相手の中心を押して圧をかけることや、間合い(距離)は気をつけるようになっていたが、相手との相対的な位置というのは、基本、正対しかしてなかったな、と。
先生が打つ前から相手に乗ってるように見えるのは、単に竹刀が中心をとっているという以上の意味があると思い、観察していると相手の左側から乗ってくる感じがあるのに気づきました。
八段先生に、中心とられた時に、竹刀で力を使って押し返すと簡単に裏を取られてしまう。こう言う時に右に足をスッと捌くことで中心を取り返すことができるじゃないか、というようなことを教えていただいたことがあります。
う。。。これは・・・!
と思い、早速自分の番で試してみる。
いつもは攻めの状態から簡単に中心を割られ、ぼっこぼこに打たれるのですが、そこに速さやタイミングで勝負するのではなく、身体の位置取りで対抗してみようとしてみました。
間合いが詰まって、先生の攻めが始まりかけたところで自分は右斜め前に少し移動することで攻め返す。先生がそのまま打ってきそうだったので自分も打つと、自分の面がガッツリ当たりました。
次も同じような感じで合い面を2本連続で取りました!
先生がお!やられたー!みたいな感じになり、そこからはモードが変わり、以後は全く通用しませんでしたが、真正面で圧を掛け合うだけでなく、左右から中心を取りに行くと、相手が届かないのに自分が打てるという位置を取ることができる感じです。
・・・これはいい。
自由稽古の時に、稽古しましょうと声をかけていただいた方がいたので試してみたのですが、これが面白いように決まりました。
自分から崩す場合もそうだし、相手が詰めてきた時にごく僅かに相手と対する位置を変えるだけで、圧倒的に有利になる・・・!
そう思ってみてみると、年配の先生はこれよく使ってますね。自分からみて左の方から斜めに打ってくるような先生が結構いますが、以前は単にお年を重ねた身体的な制約かと思ってましたが、そうじゃないなあ。。。
あと、単に左右に動いてしまうと、おそらく全体的な圧が弱まるので、基本は真っ直ぐ割りに行くのですが、その中でもどうポジションとして相手の上に乗った状態で打てるか、という観点があるような気がするので、次回以降の稽古で試してみたいと思ってます。
コメント
いつも ありがとうございます
nicoさんのブログを読んでいますと
いつも私と課題や取り組みが同じか似ていて驚かされます
こーもリンクするのかと
真正面ではなく右にですね
試してみたいと思います
ちなみに…
同じような上からドーンと面を打ってこられて対象出来ない先生相手に
nicoさんと同じ結論に達して
(正体ではなく軸をずらし身体で中心をとる)
足をスーっと出して攻め入るときに
nicoさんとは逆自分からみて左に
足を出す(相手の股に向かって、竹刀は表交差のまま)
手で中心を割るのではなく身体の移動で中心を割って入っていく感じ
反応するお相手が多く
出端面、出端小手を楽に打ち込むことができました
こんどブログに書こうかなぁ
なんて考えています
おおー!またおやまあさんもですか!本当にリンクしてて驚きですねw
私も自分から見て左に入るのもやります。この時、私の場合はコテよりも胴を返すことが多いかもしれないです。あと反応がないのでそのまま飛び込み面、、、のほうが多いかな?
で、前回から右をやり始めた感じです^^
ただ右の場合は、左に入るよりももっと小さい動きをイメージしていて、角度をつけるというよりは相手に乗って優位なポジションにいるため、と言う意識でやってます(できてるかどうかはわからないw)。
左に入る場合は、それなりに角度をつけるようなイメージでやっていて、裏から相手の左目に剣尖つけていくようなイメージかもしれないです。
またおやまあさんがどんな感じでやられてるのか是非記事書いてください!^^