都民の森2回目、そしてそこからのお代わり時坂峠などをクリアして、少しずつヒルクライムに自信がつき始めていました。
そこでついに、かの有名なヤビツ峠にチャレンジしようと思いました。
ルートを引くと、自走で秦野までいき、ヤビツ峠を超えて宮ヶ瀬湖をぬけ、そこから尾根幹を通って帰宅で、約160kmで1800アップ。多少とはいえ、過去最長・最大獲得ルートとなります。これまでは140kmの1760mアップが最長でした。
秦野まで75km・・・だと・・・?
最初にルートを引いたら246を通れというものだったのですが、246はかなり走りにくくて嫌いなんですよね。。。
そこで尾根幹経由することにしました。すると、ヤビツ峠の入り口、名古木交差点のセブンイレブンまで75km弱あります。
うーむ。思ったより遠いな。大丈夫かな、、、とは思いましたが、一方で、車でいくにはいきにくいんですよね。ルート設定が難しくなる印象です。
というのも、ヤビツ峠を超えて宮ヶ瀬方面にいってから、また秦野のほうまで戻ってくるのもなんかなー、という感じです。また、秦野から都心に帰ってくる際、特に午後から夕方以降はものすごい渋滞するので気が進まないというのがあります。
というわけで自走でGO。往復で150km越えるので記録更新にもちょうど良い。尾根幹でウォーミングアップできるし。
・・・という傲慢な考えがよくなかったのであった。。。
尾根幹で早くも異変を感じる
さて、尾根幹に入りバーミヤン坂こと若葉台の坂を登る。あまり脚を使ってはいけないので、まあゆっくり登ろうと思ってました。
ただ、なんか後ろから抜かれたくない、、みたいな気持ちがあって、ついペースを上げ気味にしてしまうのが尾根幹でもありますw
キコキコと登っていきます。
・・・む?
あれ、なんか・・・
なんか・・・きつい・・・?
なんか、ここのところちょいちょい尾根幹往復練習してるのでだいぶ走り慣れてきてるんですが、なんかいつもよりきついです。
一方でサイコンみてると、パワーはいつもより出てる。あきらからにパワーが大きいので、内心「よしよし、だいぶ脚力ついてきたんだな、ぐふふふ」くらいに思ってました。
今振り返ると、結局、尾根幹で脚使いすぎた、ということなのかもしれません。。。心肺がいつもよりきつかったのもパワーあげすぎただけなのかもしれませんが、その時はよくわかっておらず、
「なんかいつもよりきついし回復遅い気がする。なんか調子悪い気がする」
と思ってて、尾根幹の途中で、今日は引き返そうかなあと結構真剣に考えるくらい、尾根幹で消耗してました。
この時点で太もも上の膝裏あたりが「ぴくっ」として攣りそうな雰囲気でもあり、なんかおかしいなあ、という感じです。
秦野前に善波峠とかいう子ボス出現
さて246にのり、いよいよ秦野が近づいてきたのですが、そこに突然現れたどどーーーんという坂。斜度は6度前後くらいの感じですが、結構長い。坂というか普通に山を越えていく感じが峠っぽいです。
家に帰って調べると善波峠というところらしく、「坂」ではなく「峠」の称号をもつ子ボスでした。
この坂を登りながらも思いましたが、やはりなんか調子悪い。パワーが出ない。心肺も弱い。
なんかへーこらしながらトンネルを超えて、いよいよ名古木交差点のセブンイレブンに到着しました。
ヤビツ峠スタート
どうも身体が疲れてるので十分に休息とってからスタート!
事前の調査によると前半がきついとのこと。コンビニを超えて早速10%くらいの坂もありますが、セグメントの開始は最後の信号あたり、東京カントリークラブの看板が左に見えたあたりのようです。
さて、そこまではゆっくりのペースで登ってるのですが、もうこの辺で脚がやばい感じになっています。
おかしい、やっぱり今日は調子悪い、、、とあらためて感じてしまいました。
そこから徐々に斜度があがってきます。
ぐう、、きつい。斜度は10%くらいあるのできついのは当然ですが、全然踏ん張れない。とにかくがんばれない。頑張ろうとすると、ものすごい消耗がすすんで、どうにも耐えられない。
そして蓑毛バス停あたりで1回目の足つき。
・・・なんなんだ??全然粘りが効かない。こんなに登れないのは初めてです。
山間部に入って足が攣りまくり
さて、信じられないことに開始早々の足つき。
こうなったらしっかり休んで残りはしっかり登り切ろうと思って再スタート。山間部に入れば斜度が緩むのがわかってるので、ここから先はなんとかなるはず。
ところがそうはいきませんでした。
斜度は4〜6%くらいのところが多くなり、本来ならばペース配分していけば問題ないはず。しかし右足のハムストリングが攣り始めました。その後、左足のふくらはぎも。
そもそも尾根幹の時点ですら、なんか足がぴくっと攣りそうな感じがありましたが、ここにきて本格的に攣り始めました。
塩分不足にならないように、塩分補給タブレットや水分もきちんととっていたのに。
山間部で斜度が緩んだので心肺は落ち着いていましたが、足が攣りまくりすぎて、山間部に入って1〜2kmで足つき2回目。
本気で引き返そうかと思った
もうとにかく脚力が今日はない。
ここまで自走で75kmで尾根幹と善波峠の登りがあるとはいえ、いつもの感じからはそこまで疲弊はしない、、、はずと思ってたのです。
しかし調子が悪いのか、実力なのか、ともかく完全に脚力的に終わってるのを感じました。全く踏ん張れない。
本気で引き返そうと思いました。
でも、秦野に戻ってまた善波峠越えて、延々と同じ道戻ることを考えると気分が萎えます。それよりはあと5〜6km登ればあとは裏ヤビツ通って宮ヶ瀬湖にぬけ、多少のアップはありますが、基本、下り基調で帰っていけるはずです。
もう、2回も足ついた以上、もはや頑張らずに休憩いっぱいしながら登ろう。。。そのように方針転換しました。とにかくヤビツ峠こせば下り基調(のはず)だし。。。
そしてやはり今朝方変更したサドルの高さが合わねえとおもって足つき休憩がてら変更。
そして、再スタートするも、200〜300mで再び足つき。
全く頑張れません。。。ショックでした。それから2〜3回足つきしながら菜の花台へ。。。なんてこった。ヤビツ峠に挑戦しているすべてのローディーの中で最低レベルなんじゃないかと思いました。。。
本当に途中でなんどもUターンしようと思いました。それくらい脚のコンディションが悪かった。
菜の花台は綺麗だった
そんなこんなでなんとか菜の花台まで到達。
景色は晴れやかですが、自分の心はどんより曇り空です。
とにかくここで半端に再出発してもすぐに萎えると思うので、しっかり脚を回復させるように努めます。
しかし、ちょっとでも負荷が上がるとすぐに限界になってしまう感じです。それにこれまでのヒルクライムは、どちらかというと心肺がキツいことが多くて、脚力は残ってることが多かったのですが、今日は真逆。
とにかく脚がダメ。
そしてヤビツ峠に到達するもカレーは売り切れ
その後も足つきしまくり。菜の花台から、1kmごとに足つきしてましたorz
ですので写真はいっぱい撮れた。本当は登ってから菜の花台まで戻りすがら撮影し、また登り直すくらいにすら思ってたのに、それどころじゃありません。
数えられなくなったのでわからないのですが、8〜10回くらい足つきです。やばいです。信じられないくらいの惨敗。
でも恐るべきヤビツ峠、、、とはあまり思わなくて、とにかく自分の調子が悪い。10回近く足ついといて何言ってんの?wって感じですが、普段なら多分瀕死とはいえ登り切れたとやはり思います。
しかしこの日はダメでした。話にならないレベルでダメ。
ですので、さすがに登り切った記念の「ヤビツ峠」の看板とマイバイクの定番の写真は撮りませんでした。さすがにこの内容では記念写真は撮れん。クリアしたとはいえないですね。
さて、この時点で予定時間を大幅に超過してしまったので、新しくなったというレストハウスでカレーでも食べて帰ろう、、、と思いました。
外の席や中でカレー食べてる人を見ながら注文すると、
「すいません!ご飯終わっちゃった!」
あまりの私のヒルクライムの情けなさにカレーの神様からも見放されたorz 多分こんなに山ほど休憩してなかったら食べれてましたw
裏ヤビツをダウンヒル。寒すぎる
仕方ないので一刻も早く宮ヶ瀬方面へ抜けて、なんか食べなくては。
裏ヤビツを降っていきます。
・・・
寒ぃぃぃぃぃぃぃぃ・・・・・・
この日はロングスリーブのジャージにウインドジャケット、足はレッグウォーマーをつけてましたが、そういう装備を全て通り抜けてくる冷気。
正確には分かりませんが、5〜6度?そんな低くないですかね。
めっちゃ寒さに震えながらだいぶ降りてくるとこんな看板が。
ここ、だいぶ降りてきてるはずです。だいぶ降りてきて9度なので、上の方は5〜6度だったんじゃないか、、、と。
まだかなり寒い。今日の装備ではきつい。多分、インナーにあったかいのを着るのと、グローブも冬用にしないと厳しい感じです。
さて、この看板後、しばらくいくと少しずつあったかくなっていくのを感じます。下るにつれじわじわと暖かくなっていきます。
めちゃめちゃ苔むしてジブリってるので撮影。
さて裏ヤビツですが、距離ありますね。思ってるよりもずっと長い距離ダウンヒルでした。狭い道でたまに車がくるのでちょっと危険なところもありましたが、景色も抜けるというのではなくても山の中、川の横を通りながら走り抜けられるのでよかった。
でもとにかく寒くて、楽しむというよりは一刻も早く通り抜けるという感じになってしまいましたが。。。
もはや帰るしかないが、子ボスが襲ってくる
宮ヶ瀬について右に。最初は左に回ってから津久井湖の方まで行こうとしてたのですが、ここまでの惨敗を喫した今、休憩しまくりで大幅に遅くなってしまった今、もはや半泣きで帰るしかない。
寒いし、あったかいラーメン食いたい。
ラーメン、ラーメン、、、を求めるもなかなか出会わず、気づいたらSTUMPの前に。まあでも混んでたのでスルー。
あれでも待てよ・・・?
これまっすぐ行くとオギノパン。前回オギノパンからSTUMP方面に行く時、すごい長いダウンヒルがあったような。。。
・・・
出た。小ボス。小ボス出現。
記事書いてる時に調べたらこれですね。1.5kmで5~6%と思ったら、距離は短く斜度はもっとありましたね。
長いダウンヒルである程度回復していたので、まあ登れたとはいえ、もうこれくらいでかなりきつい。ほんとに脚力が終わってる。
そして昼飯にはありつけず、仕方ないのでオギノパンGET。やはり揚げパンはうまい。
そしてナビに設定したルートを通って帰って行くと、おお!今更だけど発見!
ここにあったのかあ。
この道は以前通ったことあります。この先に、キャンプ場を見下ろす古めかしい小さな橋があって、その後に子ボスがもう一回襲ってくるはずの場所です。
たしか小倉橋と言ったかな。津久井方面から町田方面に行く際には、多分1km弱の坂です。斜度は多分そこまでないはず。
とはいえ、終了している脚には楽ではないです。そして多少道を間違えながら、尾根幹に再び戻りました。
尾根幹も上りありますが、往路(稲城→町田)と比較して復路は楽なんですよね。これ不思議です。反対車線なだけですが、だいぶ違います。
そして多摩川サイクリングロードに入った時は17時くらいだったかな。すっかり暗くなっていました。。。
初・ヤビツチャレンジまとめ
いやー、もう。。。
惨敗。
やばいレベルの惨敗。
ちょっと走れるようになってきたかな、ちょっと登れるようになったかな、という慢心が一撃で粉砕されました。
ぐぬぬぬぬ。
なんでここまでダメだったのでしょうか。
とにかく尾根幹に入ってウェルカム4連坂で若干異変を感じ、バーミヤン坂で今日はやばいかもと思い始め、尾根幹途中あたりで引き返そうかと思ったくらい最初からなんか脚のコンディション良くなかったです。
決して具合が悪いとかそういうのはなく、ただなんとなく全てが弱まってた感じです。
その理由は、、、わからないです。
最近土日、剣道+ロードバイクで疲労が溜まってるのかなあ、、、という気がしなくもないのですが、この走りに行った日に関しては休憩十分だったはず。
あるいは最近、長距離・高強度で走れてなかったので単純に退化した?
まあこれはありうる。最後に高強度で走ったのは尾根幹往復練習をした10月9日。そこから2週間くらいはちょっとしか走ってないです。
でも2週間走らなかったとはいえ、剣道もしてたし筋トレもしてたし、それなりに運動はしてたわけで、2週間で落ちるレベルの落ち方ではないとも思うわけです。
あと単純に、75km自走した後に峠登れるほどの力はない、ということかもしれません。
。。。
ライド不足による弱体化+そもそも実力不足+なんか調子悪いが重なってひどいことになったのかも。
いやー、、、悔しい。
ヤビツ峠は要リベンジですが、今回自走して思ったのは、やはりちと遠い。
もうちょっと自分的にアクセスのいいところでヒルクライム経験を積んで、一回り強くなったなとおもったらリベンジしたいと思います。
やはりもうちょっとコンパクトな3~4km級の峠にしたほうが良さそうです。寒くなってきましたが雪が降る前にもうちょっと登り練習したいです。
あと、あえて収穫といえば、距離163kmは最長なんですが、特に問題なかったこと。
夏の暑い時期は長距離は帰りがだるくてきつかったのですが、そういうキツさはなかったです。脚はおわってましたが、平地なら距離がもっと伸びてもそんなに問題ないかな、という疲れ感。
そう、正直、疲れはあまりなく、次の日も早朝起きて剣道行ける程度でした。
前回、140kmの1760アップした時は身体の疲れがやばくて家帰ったらほんとだるかったのですが、今回はもちろん疲れはしたけど、そこまでボロボロな感じはしません。
そこも不思議なんですよね。。。にもかかわらずあんなに上りが頑張れなかったってなんなんだろうって。
悔しさと不思議さと、次回どうなんだろう、という不安もちょっと感じたロングライドでした。
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