
つい先日発表されたA.ランゲ&ゾーネの新作は「ツァイトベルク・デイト」のピングゴールドバージョンでした。
これ、、、
めちゃくちゃ好みどストライクです!!!!!
ツァイトベルク・ストライキングタイムが憧れですが2つの弱点がある
もともと、ツァイトベルクの大ファンで、ダトグラフと並んでいつかは欲しい時計のトップ2なんですが、中でも特に、ストライキング・タイムという15分にチャイムが鳴るモデルがすごい憧れなんですよね。
しかし、このストライキングタイムには2つの弱点があります。
- 時刻の瞬転表示だが、数秒前に予備動作でやや数字が動く
- 時刻合わせが分単位でしか行えず、延々と回し続けないといけない
ストライキングタイムが、、というよりツァイトベルク全体の弱点なわけですが、これは時とともに克服されていきます。
まずよりクリティカルな1はムーブメントのアップデートで解消されます。正確には時計メディアとかで調べてほしいですが、どっかでこれ、修正されています。
2についても同じく専門メディアで調べてください。。。ツァイトベルク・デイトだかミニッツリピーターだったか、どっかで時間合わせボタンがつきました。ハニーゴールド・ルーメンだったかなあ。
ともかく、この2つの弱点が克服されたツァイトベルクはもはや敵なし。個人的には、この2つを克服したストライキングタイムこそがラストボスと言ってもいいほど待ち望んでいるモデルなわけです。
最初のツァイトベルクデイトはあまりピンとこなかった

さて、数年前にツァイトベルクの新モデルがでました。外周に日付リングがついた「ツァイトベルク・デイト」です。
ランゲらしくツァイトベルクのままデイト機能をスマートに入れてきてとても良いのですが、デザイン的にはそこまでピンとこず、素のモデルのプラチナモデルか、ピングゴールドに黒文字盤のほうがいいなあ、と思ってたのです。
デイトのPGバージョンはめっちゃいい!

さて、そこに出てきたのがこのPGバージョン。
ピングゴールドに黒文字盤の素のモデルよりも、文字盤がグレーな分だけより上品にまとまっているように感じました。
そしてデイト表示の部分の色は微妙にホワイトゴールドモデルと変えてきてるんですよね。このあたりのモデルごとの丁寧な作りがランゲの魅力の一つです。

うーん、この写真だと差異がわかりにくいですが、外周の日付のところの色が、右のオリジナルモデルはグレー。左のPGバージョンはオリーブ色ぽい色に変更されています。

自分のオデュッセウスも一緒に。光が反射してしまって文字盤の印象がちょっと違いますねw

手首にあてさせていただいたところを写真撮ってもらいました。
ツァイトベルクは大きさも厚みもある時計なのですが、それだけに存在感があってかっこいいです。
ツァイトベルクはつくづく贅沢な時計
このツァイトベルク。クラシックな機械式時計のデザインから相当逸脱しています。
だって、デジタル表示ですからね。
ただ、ランゲのブランドヒストリーからすると、もともとの5分時計からの流れもあるのでとてもトラディショナルであるとも言えます。
0秒同時に瞬転する時刻表示のためだけに作られたとんでもなく精工で複雑なメカニズムにものすごい惹かれます。
惹かれますが、時計としては時間と日付が表示されてるだけですし、この超絶複雑機構が背後に隠されている雰囲気とかもまったくない。
要はそれほどすごい時計に見えない
というあたりが贅沢だよなあ、とおもったりしますw
でもこう、すごさが誰にでも分かる形では示されてないけど、モノとしての上質さや存在感はたしかに普通ではない、というあたりもめっちゃ好みなんですよね。
そしてそういうわかりにくさがあるから、ランゲ好きでも皆がオーダーするような時計でもなく、複雑機構なのでそもそも価格も高いし、オーバーホールも本国行きだし、とかとかあって生産本数も少なめ。したがって中古もあまりでないですね。
・・・というあたりも、ものすごい好みなんですよねー。いいなー。
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