48億kmを超えて

少し前のニュースですが、NASAの惑星探査船ニューホライズンが、冥王星に最接近しました。

冥王星までの距離、約48億km!!

とてつもなく遠い。

天文単位だと、何光年とか言いますが、何光年といわれても、肌感覚としてどれくらいかよくわからない。

自分で認知できる単位でいうと、やっぱkmとかになる。それにしても48億kmって、、、

48億kmを、なんと9年半もの年月を経て到着したということなので、ざっくり言うと平均時速約5万km/h。

調べたら音速が時速1225km/h

ということは、ニューホライゾンは音速の40倍くらいのスピードで宇宙空間を猛進して、9年半ってことですね。

その48億km彼方の写真がこれ!

冥王星って氷の星というイメージですが、大気があるじゃないですか。。。

地球では海が蒸発して雪になり氷河から海に戻るという水の循環があるそうですが、冥王星では、窒素が循環しているようです。

こういった地球との類似が見つかったのは驚くべきことのようです。

冥王星ってもっとつまらない感じかと思ってたら、ニューホライゾンが送ってくる画像はどれも想像を超えて美しい。

もともとは、遠すぎるのでこれくらいの写真しか撮れなかったそうです。

こんなレベルだった冥王星写真。
謎に包まれすぎ。

それがニューホライズン計画の成功を受けてここまで鮮明に。

富士山級の山があることが確認できたそうです。

それに、冥王星、思ったより大きかったそうですww
真に具体的なレベルでは、やはり48億kmは遠すぎてわからないことだらけですね。

こんな感じの大きさ比較。

下の方にあるのは、冥王星最大のの衛星カロン。

今回、小さすぎて今まで見つけられなかった冥王星の衛星がいくつか見つかってるようです。

その衛星カロンの詳細画像。

めちゃくちゃいびつな形をしています。

このことから、お前さー、昔さー、冥王星とガツンとぶつかったべ、みたいな予測が立てられてるそうです。

近年、惑星発見手法が洗練されたことで、続々と地球型惑星が見つかっていますね。
いくつかはハビタブルゾーンにあり、生物がいてもおかしくないのでは?!といった惑星もあるそうです。

火星にも液体の水が発見され、また、土星の衛星エンケラドスも表面の氷の下は一面、液体の水による海だということがわかったようです。

さらにワクワクすることに、エンケラドスが宇宙空間に放出している間欠泉の分析から有機物を含んでいることがわかり、地球外生命を発見できるかもね、微生物だろうけどさ、という期待感も高まります。

基本的には宇宙の話の中でも、巨視的で理論的な分野が好きです。
この本に書いてあるようなやつ。

エレガントな宇宙
(アマゾンリンク。アフィリエイトじゃないのでご安心を)

しかし今回のニューホライズンって、

「見て見てー。実際に冥王星まで行ってきて写真撮ってきたよw」

じゃないですか。

やはり実観測のインパクトはものすごいものがあります。

いつの日か太陽系外の惑星のこういう写真がみてみたい。
それまで生きていたいが。。。

なんとかして科学の進歩するスピード、今の100倍くらいにならないかなw

—–

コメント